推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

アゲアゲで

2016-11-07 19:29:36 | 日記
自動車レースのF1では、前の年に圧倒的な強さを誇ったチャンピオンカーを次の年に使っても勝てません。
なぜなら、他のチームもチャンピオンカー以上の車を用意してくるからです。
これはサッカーなどのスポーツでも同じで、新シーズンには前年のトップを踏み台にしてレベルアップを図るため、補強していないチームは目に見えて順位を落としていきます。
先へ先へと進みたがるのは人間の性なのでしょう。
我々は常にアゲアゲで行くしかないのです。


さて、先週日曜と金曜に練習会しましたので、今更ブログに上げときます。
まずは日曜日。
5人でやりました。
いつもご参加ありがとうございます。

金曜日はひたすら推手する感じですが、日曜日はひたすら脱線しまくる感じです。
練習後懇談会をしないのも、さんざん時間中に会談しているからです。
しかし、それも重要です。
こういう話って普段する相手いませんしね(笑。
それに、誰かの一言がすごいヒントになる事もあります。


NNさんと管理人は日本ではマイナーな太極拳をしていて、その推手も独特なので、この場でしか練習できません。
なんでこんな特殊なんだ?という疑問をNNさんに投げかけたら「多分、一般的でない系統の太極拳が混じっているからでしょう」というお話をしてくれました。

現在広く伝えられている太極拳には陳家溝で興った陳式と、それを学んだ楊露禅が広めた楊式の系統があります。
ところが、これらとは全く関係なく伝えられている流派も存在するらしいです。
(それを「太極拳」と呼ぶかどうかは別として)
NNさんと管理人がやっている太極拳は楊式の系統ですが、創始した人が途中からその別系統の武術を学んだので、推手はそちらのを採用したのだろう、というのがNNさんの推察でした。
そうすると、基本的な考え方が楊式と違ってくる可能性もあります。

清水豊氏の著書によると、そもそも陳家溝に太極拳(的な武術)を伝えたのは蔣発という人だそうで、蔣発の系統が独自に続いていたとしても不思議ではありません。
昔ながらのルールを守って、決して表に出てこない武術家もいますしね。

こういう情報や、一人一人の研究成果を知る機会というのはなかなか無いので、推手だけじゃなくて雑談も貴重なのです。

日曜日は推手半分、話半分、みたいな感じでゆったりと練習致しました。
ご参加の皆様、どうもありがとうございました。


次いで金曜FNP。
今回も4人で練習です。
ご参加ありがとうございます。

金曜日はとにかく練習、という感じです。
最近はメンバーが少ないこともあって同じ人と何回かやるんですが、一回仕掛けた方法は二回目にはほとんど通用しません。
この対応力はさすがで、時々刻々とアップデートしている事を示しています。

対応力の高さというのは2つの柱から成り立っていると思われます。
1つは正しい理屈に裏打ちされた訓練。
もう1つは「経験」です。
「正しい理屈」の方は個々人の努力で高める事が出来ますが、「経験」の方は一人でどんなに頑張っても積めないので、仲間が必要になります。
現在練習会に参加している人達は「経験」を求めて来ているのだと思います。


という事で、秋も深まり涼しいというより寒くなってきたのに、みんな半袖シャツでパンツまでびっしょりになって推手しまくりました(笑。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


練習後懇談会で出た話題の一つに「飛ばされる推手」というのがありました。
相手からの飛ばす気配(?)を感じたら、素直に「わー」っと飛ばされる推手の練習法があるそうです。
ちょっと管理人には理解出来ないやり方なんですが、聴勁的なモノを磨く意味があるのでしょうか。


11月の予定

2016-11-04 23:55:59 | 日記
17世紀の英国で発祥した「コーヒーハウス」は要するに喫茶店なんですが、誰でも気軽に入れてくつろげる雰囲気が受けて爆発的に流行しました。
そこには様々な身分・階層の人々が出入りして、政治、商業、テクノロジーなど広くて濃い議論が交わされる社交の場としても活況を呈したそうです。
そして、やり取りされた議論や情報が小さな島国である英国を7つの海を支配する大英帝国へと押し上げる原動力になったのです。
コーヒーハウス、すげーです(笑。

推手サークルが主催する年2回のイベントも「武術界のコーヒーハウス」を目指して開いておりますので(笑)、どなたでもお気軽にご参加ください。

●推手サークル・年末ハートフルプッシング2016
日時:12月25日(日)13時から16時30分まで
場所:湖西市新居地域センター 2階・大会議室


入場無料、出入り自由で、どなたでもご参加頂けます。
推手を中心に、武術談義、レクチャー、交流をお楽しみ頂くイベントです。
別に推手しなくてもお話しだけしたい、というのでもOKです。

皆様のご参加をお待ちしております。


それから今月の予定です。

●推手サークル日曜練習会in愛知
日時:11月6日(日)13時から15時まで
場所:愛知県豊川市いつもの所



●推手サークル金曜夜練習会
日時:11月11日(金)19時から21時まで
場所:湖西市新居体育館 スタジオ

※体育館シューズをご用意ください。



●推手サークル金曜夜練習会
日時:11月25日(金)19時から21時まで
場所:湖西市新居体育館 スタジオ

※体育館シューズをご用意ください。



皆様のご参加をお待ちしております。



ワンハンド・チェイス

2016-11-01 20:18:03 | 日記
我々の祖先とされるクロマニヨン人は、発見された化石を調べると、ほとんどが行動中に負ったケガで命を落としているそうです。
逆にケガをしなかった人は病気をすることもなく、比較的長生きしたらしい。
狩猟で生計を立て、衛生的に現在と比べ物にならない時代の方が健康的だったのが意外です。
さらに、農耕が発達するに従って病気が蔓延していった事を考えると「体に良い何かを食べる」という健康法が怪しくなってきます。

とりあえず頑強なご先祖を見習って、体をしっかり動かすのが一番確実な健康法ではないかと思います。


さて、10月最後のFNPは久々に4人でやりました。
ご参加ありがとうございます!
4人いるとローテーションもバリエーションも多彩になっていい練習が出来ます。

管理人はKKさんにいつも通り稽古をつけて頂きました。
大体いつも一方的にやられっぱなしですが、時々一矢報いる何かをお返し出来れば幸いです(笑。

Aさん、HDさんとは単推手を主にお相手して頂きました。
単推手は最初に習うので初心者向きだと思われがちですが、腕一本で相手を崩すのはかなり難しいです。
ということは単推手で崩せるようになれば双推手や四正推手でも優位に展開出来るようになるだろう、と考えて「崩す単推手」を研究してみました。

どなたに教わったか失念しましたが、「攻撃を受ける時に腕を切り落とされた感じでやると相手を引き込める」というようなアドバイスを頂いた事があるので、それを織り込んでみます。
HDさんによると、居合も刀を抜く時に腕を落とされたつもりでやるコツがある、との事で、共通する何かがあるようです。


その他、それぞれ自分の技のバリエーションを増やしたり、棒を振り回したりして相変わらず何でもアリの練習風景となりました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


練習後懇談会も久々に4人です。
体のメンテナンスについての話題で盛り上がりました。
2980円マッサージはイマイチだそうです(笑。

あと、管理人が楊式の槍を習いたい、という話をしたら、
「楊式の槍なんて聞いたことがない」
「楊式に槍術なんてあるのか?」
という反応でした。
どこかに楊家纏槍を教えて頂ける所ってありませんかね?