最近では外で襲われるだけでなく、家の中まで入ってきて刃物を振り回すやつがいて物騒極まりありません。
これからは最悪の事態も念頭において護身を考えなければなりませんね。
推手サークルのメンバーはその辺りぬかりはない様で、枕元にヌンチャクや棒などを装備して万全の体制を敷いております。
こういう人達の家に強盗が入ったら、強盗の生命を心配した方がいいかもです。
さて、9月最後の推手サークルはFNPを4人でやりました。
いつも遠方からお越し頂いてありがとうございます!
今回も内容盛りだくさんでした。
特に陳・楊両方の活歩推手に力を入れました。
活歩には四正の攻防だけでなく「歩法の練習」という意味もあります。
陳式太極拳の活歩はかなり攻撃的で、上体、下半身、両方を連動して技を掛けて行きます。
上の攻めに気を取られていると、すかざず足払いや足をロックさせて飛ばす技が入って来るので、そういう仕掛けを素早く避ける足裁きも必要になるのです。
また、相手にキンダを掛けて上から押さえ込んだ、と油断していると、歩法で回り込まれて逆に押さえ込まれます。
その回り込みをこちらも歩法を使って防ぐ、といった具合にドッグファイトのような攻防が展開されます。
こうした活歩を通じて相手の攻撃を移動しながら無力化する方法を学んでいく訳です。
楊式太極拳の活歩はもうちょっとおとなしいですが、やっぱり不利にならないよう相手が側面に入ってくるのを防ぐ歩法を使います。
陳式がナナメに行き来するのに対して、楊式は常に相手と正対するような感じです。
この辺りは伝承者の思想が色濃く反映されているのでしょう。
あとは先週にひきつづいてキンダと投げ技をやり、みんなで床を転がりまわっていました(笑。
ケガには十分気をつけて練習しましょう。
といった所で9月の活動も無事終了です。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
最近の練習後懇談会はKKさん、Aさん、管理人の3人というパターンが多いです。
今までが賑やかだったのでちょっと寂しいですが、会話の内容は太極拳の秘伝に迫ったりとかなりコアです。
なかなかこういう専門的な話は出来ないので、これはこれでいいのかも知れませんね(笑。