春になると活動的になるのは生物の本能です。
秋の暮れまでセッセと練習に励むんですが、冬になるとガクッと活動量が減り、来年の春が来るまで冬眠してすっかり元の木阿弥、というサイクルが繰り返されるのです。
達人になるには春のテンションをいかに1年中保つか、がポイントでしょう。
3月も終盤の金曜日、FNPを開催。
推手サークル創立メンバーの一人、Kさんも久々に参加してくださいました。
ありがとうございます!
最初3人しかいなくて、一人ぶらぶらしている内にHMさんが、やがてKさんも合流して、結局5人になりました。
通常通り定歩で崩し合いをする組と、活歩で自由に足を動かしていい組とに分かれる形で進めます。
自由に歩いていいといっても、やってみると足が思い通りに動かない事が分かります。
歩法のパターンが身についていないために体の移動に足が追いつかない感じです。
普通に生活している分には横とかナナメに歩くという事はあまりやりませんしね。
また、上半身と下半身が同期していなくて蛸踊りになりがちです。
太極拳の歩法は型の中に含まれているので意識して研究する他、それを二人組みの推手で活用したりして脚の動作のオートメーション化をはかる必要があると思います。
管理人は定歩ではHDさんと、HMさん、Kさんとは軽く移動しながらの推手をしてみました。
みなさん太極拳とは別の拳法をやっているため、意外な所からパンチが飛んできたり、下からすりあげるような独特な攻めがあったりで一筋縄では行かないのが楽しいです。
この辺で推手を専門にする集まりとしては我々か、浜松のI先生が主催する交流会ぐらいかと思いますけど、それでもほとんどが定歩の練習です。
そうすると推手すらやらない教室・サークルでは動いて対処する訓練はやってない、という事になるでしょう。
これだと太極拳の持ち味を半分も活かせないのではないでしょうか。
推手サークルでも反省を込めて、今後も脚を使う練習を積極的にやっていこうと思います。
その他、いつもの様にバカスカ飛ばし合ったり、システマ研究会が出来ていたりと思い思いに練習して頂きました。
といった所で3月最後の練習も終了。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
もうすぐ4月というのに寒いです。
練習後懇談会も早々に切り上げましたけど、それでもみんな思い思いに興味の対象について熱く語り合うのでした。