太平洋戦争時、才能を見込まれてパプアニューギニアの最前線の基地に配属された若き三式飛燕乗りM氏は、隊長からこう言われたそうです。
「お前はここで一番弱い。敵味方含めてこの辺を飛ぶどのパイロットよりも下手くそ。最弱だ。・・・と常に自分に言い聞かせていろ。そうすりゃ生き残れる」
M氏はこの言葉を忠実に守り、空中戦でも地上で戦技を学ぶ際も自分が一番弱い事を前提に行動した結果、部隊が壊滅して超エースの隊長が戦死するレイテの過酷な戦いをもくぐり抜けて最後まで生き抜いたのです。
ちょっとした油断・満心が命を脅かす戦場での話ですが、武術を学ぶ上でも通じるものがあると思います。
さて推手サークル3月最初の愛知の日曜練習会。
久々にNNさんが見えて6人での活動でした。
ありがとうございます。
寒い、ようなそうでもない、ような微妙な気温。
最初暖房を入れていましたが、だんだん部屋の中が人熱で上がり始めました。
自由推手でダダダッとやったり。
雑談で盛り上がったり。
管理人はNNさんからマイナー太極拳の双推手や、老三着という楊式の四隅推手の単式みたいなのを教わりました。
いずれも珍しい型で、おそらくあの時間にあの推手を日本で練習していたのは我々だけだったのではないかと思います。
(気楽に復習出来ないのが残念)
おかげで練習が終わる頃にはすっかり部屋が暖房なしで暖かくなっていました(笑。
ついで湖西の金曜練習会。
初め管理人一人で太極拳やったり、八卦掌やったり、蟷螂拳やったり、して「今日は誰もこねえなあ」と思っていたら、なんとフルコンタクトの猛者・TKさんが来てくださいました。
最近湖西は人が集まりませんが、最終的に誰かしら来てくださいます。
誠にありがたいです。
ということで、この回はTKさんからフルコンタクトのテクニックなどアレコレ教えて頂きました。
推手サークルは太極拳しかやらない訳ではありません。
むしろ「対練」の専門サークルで、人を相手にする武術なら何でも練習します。
どこにも誰にも属していないフリーの集まりだからこその利点です。
で、この辺りでは敵う人がいないと言われるTKさんからフルコンタクト空手の攻め方などを解説して頂き、管理人は太極拳的にはそういう場合どうするのか、を同時に検討させて頂きました。
TKさん、貴重な教えをありがとうございました。
そして3月最後の金曜練習会。
・・・も管理人の一人練習でした(笑。
今回もこれまで教わった套路を全部総ざらいし、2時間みっちり絞りました。
次の日に体重を量ったら1kg以上減っていましたので、それなりにエネルギーを使ったようです(笑。
(その代り両脚が攣って30分ぐらい悶絶する羽目になりましたが)
ちなみに体重を減らすのに最も効果があるのは蟷螂拳です。
毎日20回ぐらい套路を打つと1週間で3キロぐらいは落とせます。
(最近は心臓がバクバクするのであんまりやれませんけど)
あくまで管理人の感想ですが、太極拳の套路を毎日20回やってもなかなか痩せられないので、体を絞りたかったら蟷螂拳とか少林拳がいいんじゃないかと思います。
あ、あと今後は管理人が一人だった回はブログ書きませんので、ご了承ください。
あんまり人が来ないようなら金曜練習会は閉めようかな。
という事で3月もぼちぼちとやらせて頂きました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。