推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

負けて勝つ

2013-11-30 15:44:42 | 日記
気功に長けている人は陽気で体表をバリアーしているため、冬でも寒くないらしいです。
もっとすごい人は真冬に公園のベンチで寝ててもへっちゃらだとか。

我々にはそんな能力ありませんので、寒さを見越してさっさと暖房つきの部屋を借りてしまいました。
そんな訳で湖西市新居地域センターでの8回目のFNPです。


今回もHMさんと2人の練習です。
単推手から初めて、双推手へつなげます。

双推手は日本ではマイナーな流派の太極拳のをやってみます。
太極拳は力を抜くことを強調しますが、この太極拳はもっともっと力を抜くように要求されます。
今まで何気なくやってきましたけど、実はこの中にはちゃんと四正が入っている事に気づきましたので、それを意識しながら練習しました。

手の抜き方とか逆の取り方なども検討しました。
この辺りも面白いので、今後も手がけてみたいです。


最後は前回もやった散手です。
手ごわいHMさんに対抗すべく、管理人も頭を捻って技を工夫してみました。

とは言っても勝ち負けとかはどうでもいいです。
むしろ積極的に負けに行くぐらいでないといけない。
わざと負けるという意味じゃなくて、難しいテクニックに挑戦して失敗する、という事です。
そうしないと自分で出来る範囲だけでまとまってしまい、そこから先に進めなくなります。
練習なんだから負けまくっていいと思います。

「好きなだけ打つがいい。その1発1発がお前を苦しめるのだ」
みたいな感じですかね。

という事で8回目のFNPも楽しく行いました。
12月も予定しますので、ご興味おありの方がいらっしゃいましたら是非仲間に加わってください。

立て続けに

2013-11-26 22:28:40 | 日記
8!
F・N・P・8!
今週もやります!!

●推手サークル金曜練習会・FNP8
日時:11月29日(金) 19時から21時まで
場所:湖西市新居地域センター・2F 南小会議室
内容:各種推手、対練、散手など


※利用料金ワリカンですのでご了承ください。

例のごとく、飛び入りでフラリと来て頂いても結構です。
お気軽にご参加ください。

スプレッド・ハンド!

2013-11-23 08:53:09 | 日記
太極拳というと「あー、あのゆっくりやる体操ね」というのが一般的な認識でしょう。
それも一面ですが、本来は中国の長い騒乱の中で実際に使われてきた伝統武術です。
私たちのサークルでは、あくまで武術として太極拳を練習しようと思っております。
推手はそのために欠かせない重要なツールです。


7回目の金曜夜練習ですけど・・・。
いつもFNPに来てくださった一番の使い手・HKさんはお仕事の都合で県外に引っ越されてしまいました。
Kさんは今回参加できませんでした。
残念!です;;
という訳でHMさんと2人で練習したのですが、場所がホールのステージの上だったので、知らない人にはコントをやっている様に見えたかもしれません(笑。

さて、早速推手やります。
最初はこないだもやった「相手に合わせる推手」です。
されるがままにくっついていくので、管理人は「トレース推手」と呼んでおります。

掌を自分の方に向けて腕を上げると程よく力が抜けます。
この状態で手の甲どうしを軽くくっつけて、攻め手は胸を押したり腹を押したり、頭を打とうとしたりと自由自在に受け手を攻撃します。
それを受け手は力を込めて弾いたり押し返したりせず、あくまで相手の動きに沿って流します。
注意点は「常にくっつけておく事」です。
少しでも接点が離れると相手の意図が読めなくなりますし、攻め側の選択肢が無限に広がって対応出来なくなります。

次は体の本体を押し合う「体推手」
傍から見るといじめられている様なので「ソフトM推手」と呼んでおります。
押される力、スピードに合わせて、押されただけ、同じスピードで押された場所を引っ込めて行きます。
かなり苦しい姿勢になるので、バランスの訓練にもなります。

今日はせっかくなので、HMさんに少し空手の対練も教えて頂きました。
ローキック受け、ハイキックの捌きなど、軽くパーン、パーン、という感じで蹴って受け、蹴り返して弾く、というやりとりです。
タイミングとか力の乗せ方が難しい。
軽やかに動くHMさんに対して、管理人はドタバタやっていました。

最後に「散手」をやってみます。
これは推手の応用みたいなもので、手を離さない様にして自由自在に攻防する練習です。
最終的には顔や体を軽く打ったり、肘を極めて倒したり、体当たりをかましたりするのですが、今回はクルクル腕を回しながら流れの中で軽くやりとりをする程度にしておきます。

とはいえ、気を抜くと痛い目に遭います。
推手とはまた違う緊張感が要ります。

HMさんの鋭い攻撃をやり過ごすのに手一杯で、管理人からはほとんど反撃できませんでした。
太極拳的には攻撃してきたのを、まず「受け入れ」て、その上で被せる、みたいな戦法を取りますが、そういう動きが出来なかったのが残念です。

しかし緊張感を持ちながら軽く、しかも愉しく攻防を練習出来るので、散手は今後もバシバシやって行きたいです。
ハードコンタクトだと怪我したり、嫌になっちゃったりして続きませんので、あくまで「楽しく」です。
このサークルには色々な武術をやった人が関わっていますから、各自の特色を生かした散手が出来たら面白いんじゃないでしょうか。


HMさん、わざわざ湖西までお越し頂いてありがとうございました。
推手だけでなく散手も楽しみたい方、是非ご参加ください。

FNP 7

2013-11-20 19:54:40 | 日記
恒例の金曜練習会・FNPをやります。
場所も時間も恒例です。
愛し愛され7回目であります。

●推手サークル 金曜練習会・FNPⅦ
日時:11月22日(金)19時~21時まで
場所:湖西市新居地域センター3Fホールステージ


※利用料を参加者で均等割りします。ご了承ください。

今回はステージを借りましたので、参加される方は体育館シューズなど、上履きをご用意下さい。
例によって事前のご連絡は不要です。
お気軽に推手しにいらして下さい。


宜しくお願い致します。


トレーン・トレーン

2013-11-17 22:52:56 | 日記
これからの季節、寒くて公園での活動は厳しそうです。
(特に夜)
そこで、こういうやつを着て練習しようかと思います。
  ↓
こういうやつ


さて、今日の練習は愛知県某所。
誰に知られる事もなく、ひっそりとやっています。

今回はちょっと新しい要素を入れてみました。
「粘勁(ねんけい)」と「聴勁(ちょうけい)」の基礎練習です。

太極拳は相手の攻撃を最大限に利用しようとします。
巧みに受け流して自滅を誘う能力が「化(か)」。
中国語読みすると「ファー」と言うそうですけど、発音からしてちょろまかす気マンマンという感じがします。

「化」をやるには「粘勁」と「聴勁」が欠かせません。
そんな訳でこれらを手がけてみました。


まず「上体推手」。
押す役と押される役を分けて、押す方は押される方の上半身の色々な所を手で押してやります。
押される方は、押してくるのに素直に従います。
相手のスピードに合わせて押され、止まったらこちらも止まる。
押された部分は他の所を押されるまでそのままの形です。

粘土をブスブス突いているような感じ。
こうやって相手の動きを自然にトレースできる様にするのです。
敵の意図を察知する能力「聴勁」を磨きます。

そもそも推手は手先でさばくのではなく、体そのものを動かすのが本当です。
この練習には体でさばけるようにする、という意味もあります。

次はこれに手を加えます。
片手の甲どうしをくっつけ、ここに意識を集中。
攻め役と受け役に分かれて、攻め役はスピードを早くしたり遅くしたり、左にやったり右にやったりして、いやらしく攻めます。
受け役はそれにぴったりとくっついていきます。

上手くなると、くっついたまま押しても引いても振っても離れず相手を封じる事ができる様になるそうです。
この「取れん!取れん!」という状態を作るのが「粘勁」。
文字通り粘りついて動けなくする能力です。


今度は推手に「粘勁」「聴勁」を入れてみます。
単推手を甲側だけで接して、普通に平円、下に移動、もっと下に移動、戻りながら立円に変化、また平円・・・というように「粘」で手を離さないように、相手の出方を「聴」で読みながらお互いの動きを合わせます。

そして双推手。
動きが切れた所を狙って押したりします。
それをさせないように「聴」して、「化」で受け流し、「粘」で封じて・・・という果てしないやりとりをして行きます。

「粘」「聴」、それに「化」は太極拳を太極拳たらしめているような重要な技法なので、しっかり練習して身に着けたい。
こういうのは人を相手にする以外に習得の方法がないように思います。
仲間は大切です。