推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ご案内

「推手(すいしゅ)」とは、太極拳の2人でする練習の事です。
套路(型)と推手は車の両輪で、両方やらないと上達は見込めません。

套路は1人でも練習できますが、推手は相手が必要です。
ならば、太極拳好き同士でお互い練習相手になろう、というのがこのサークルの目的です。
対練専門の謎の集いです。
太極拳やったこと無い方でも大丈夫ですので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせはこちらまで。
suishucircle@yahoo.co.jp
右の「メッセージを送る」からでもOKです。

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2022.12.31 「来年こそは」をUP

春風にのせて

2019-04-30 21:29:51 | 日記
「手を合わせてからヤバいやつだと分かっても遅いんです。やる前に相手の力量を見極めなくては」
と先生に言われた事があります。
確かにその通りです。
ケンカを買った後に相手が元ボクシングの世界チャンピオンだったとか、スペツナズの隊員だったとか分かっても後の祭りです。
パッと見て「こいつはやるな」と分かるように動物的なカンを磨いておく必要があります。

また、所作から相手を図る目安も知っておいて損はありません。
例えば階段を降りる時、普通の人はバタバタと音を立てて降りてきます。
上がりは体が締まる方なので割と誰でも足音を立てずに昇れますが、降りる方は体がゆるむ方向なのでコントロールが難しいです。
だから音も立てずに階段を降りてくる人は相当身体能力が高いと見ていいと思います。

それから目です。
マジで強い人は顔はにこやかなんですが目が笑っていません。
鳥みたいに目が据わっています。

もしこれから一戦交えようという相手がにこやかに階段をスーッと降りてきたら、ただちに走って逃げるか、「スンマセンっした!」と土下座をするかして戦いを避けるのが賢明でしょう。



さて、4月もしぶとく推手サークルは活動しておりました。
月頭の日曜日が選挙で会場を借りられなかったため、最初は湖西の金曜練習会からです。
Aさん、Nさんが来てくださって3人で練習しました。
いつもありがとうございます。

ここの所、静岡県の西部の浜名湖の更に西の愛知県との県境の辺りで推手最強を目指して色々やっております。
県唯一の水球部が「全国大会出場」を謳うようなものです。
Aさんとは上体をまっすぐに保ったまま前後に極限まで移動する推手を、Nさんとは「なじませる手・まっすぐ押す」など最近あちこちで学んできた技術を練習してみました。

また、久々に練習後懇談会をして「健康とはなにか」について語り合いました。
健康法を色々やろうとしても家族に理解してもらえなくて挫折することあるよね、という様なお話しでした。


次の週は愛知の日曜練習会。
こちらにはレギュラーが5人集まりました。
ありがとうございます。

改元の折、何やら皇室の難しい議論をされていて内容が半分も理解できませんでしたが、それはそれとして推手を練り練り致しました。
Nさんとは前の日に教わった対練型の復習、皆さんとは静かに激しく単・双推手をさせて頂きました。


4月最後は湖西の金曜練習会。
こちらはNさんとマンツーマンで練習しました。
毎度ありがとうございます。

Nさんは競技推手の講習にも参加されているので、その内容を少しレクチャーして頂いて技を掛け合ってみました。
それにいつもの対練型をしつこく練習。
さらに、昔教わった武術を掘り返して「あれは実はこういう事だよね」と確認したりしました。
以前は訳が分からなかった動作が見直してみると重要な要素を含んでいて、今更ながら練習し直しているところです。
その当時気がついていたら今頃もうちょっとマシになっていたかも知れません(笑。


そんなわけで「寒いけど春風っていつ吹くの?」という凶作が心配な4月でした。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。