水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

ロシア関係ニュース

2016-04-08 12:30:34 | ニュース

ロシアのオホーツク海ニシン操業再開

  道機船連によると、ロシア漁業者によるオホーツク海の太平洋ニシン操業は、数週間、漁場を氷が覆い操業が停止されていたが、一部で再開された。4月5日までの生産量は5万9,700トンで、前年同期を1万8,700トン下回っている。

 

オホーツク海抱卵スケソウ操業が終漁
81万6千トンと前年を2万8千トン上回る

 道機船連によると、ロシア漁業庁の会議でロシア漁業者の2016年漁期開始からのオホーツク海抱卵スケソウ操業の漁獲量が81万6,400トンとなり、前年同期を2万7,800トン上回ったと報告された。会議には極東地方の漁業地域監視力、地方行政、研究機関の代表が集まり、産卵行動に入るスケソウ資源への過剰な漁獲圧力を避けるため、スケソウの専業操業は終漁となり、一部船団は北クリール海域と東サハリン海域へ向かった。


ロシアの2017年TAC設定 スケソウ200万トン勧告に対し、業界が懸念示す

2016-04-08 12:29:29 | ニュース

 道機船連によると、ロシア漁業庁はシェスタコフ長官(農業副大臣)を議長に、2017年のTAC設定について議論し、この中でスケソウTACについて科学研究機関が200万トン(前年180万トン)を勧告したが、業界は漁獲努力と経済(市場価格)の面から懸念を表明した。科学研究機関は、極東の各海域のスケソウ資源がおしなべて増加傾向にあることから、2016年より約17万1,300トン多い約200万8,400トンを勧告した。北部オホーツク西カムチャッカ、カムチャッカ・クリールの3海域のTACが11万7000トン増加されている勧告について、ロシアスケソウ漁業者協会のズベレフ会長は、これを開発(消化)するための漁獲努力と経済性(市場価格)などの面から懸念を表明し、下方修正を提案した。シェスタコフ長官は市場価格の推移をみて期中見直しを行い、極東の水産インフラ整備による国内市場への供給量を増加させる意向を示した。

 また、科学研究機関は極東海域のマダラについても1万270トン上乗せの12万1,600トンを勧告した。海域別では西ベーリング海1万2,100トン、チュコトカで2,000トンの上乗せで、ロシア延縄漁業者協会のザイツェフ会長はTACの上乗せが経済(市場価格)に与える要因はなく、歓迎すると表明した。

 そのほか、太平洋ニシン32万6,000トンで9,000トン増、コマイ5,000トン増の一方で、東カムチャッカ・クリール海域のホッケ2万トン、ソコダラ2,400トン、カレイ類700トンのそれぞれ減と勧告された。

 排他的経済水域の太平洋サケ・マス(沖獲り)は2016年と同水準の2万2,500トンが勧告された。


2016年4月5日発行/北海道漁協系統通信6154号

2016-04-05 17:19:44 | 系統通信

小野寺勝広道水産林務部長に聞く
グローバル化の進展に対応した本道漁業のあり方探る
日本海漁業対策、秋サケの資源回復などの課題に意欲

道人事異動(4月1日付)本庁課長級
水産経営課長に斉藤渡島総合振興局産業振興部長

道総研水産研究本部(4月1日付)人事異動  
函館水試場長に寺井技監、さけます・内水面水試場長に小林部長
道東内水面グループを「道東センター」に統合、体制強化

北海道魚食普及協議会が発足
従来と異なる視点から魚食拡大・復権目指し有識者集う
横山座長「成功事例として全国への発信目指す」と決意述べる


北海道漁協系統通信 平成28年4月1日発行 第6153号

2016-04-01 17:05:24 | 系統通信

北海道人事異動(水産関係)4月1日発令
新水産林務部長に小野寺勝広氏、根室振興局長に中田克哉氏

道JF共済推進本部(共水連道事務所)
チョコー純新規が年間目標の220億円を突破

日本海沿岸ニシン漁獲(3月20日現在)
2,032トンと前年の1.5倍、ほぼ終漁、残るは混獲のみ

平成27年度第3回ゼニガタアザラシ科学委員会
28年度から3年間、100頭を捕獲する実施計画案を提示
漁業被害の軽減めざし、4月20日の現地協議会で最終判断

猿払村漁協の自営ホタテ総合加工場が完成
1日60トンの原貝処理が可能 年6千トンの処理目指す
漁船上架施設と併せ竣工式を挙行 関係者100名が完成祝す

道加工連が5月5日「かずの子の日」パンフ作成
4月30日には制定を記念し三国シェフが「味覚の授業」


北海道人事異動(水産関係)4月1日発令 新水産林務部長に小野寺勝広氏、根室振興局長に中田克哉氏

2016-04-01 17:03:16 | ニュース

小野寺部長(松前町出身)

 道は、4月1日付の人事異動を発令した。水産林務部の部次長級以上では、山崎峰男部長が退職、後任に小野寺勝広農政部食の安全推進監が就任する。中田克哉水産局長が根室振興局長に転出し、後任には山口修司水産基盤整備担当局長を起用、新しい水産基盤整備担当局長には山本和人日高振興局副局長を充てる。寺井稔技監は道総研函館水試場長に就任し、後任に津坂透水産経営課長を昇格させた。

▷水産林務部長(農政部食の安全推進監)小野寺勝広、根室振興局長(水産林務部水産局長)中田克哉、オホーツク総合振興局長(水産林務部林務局長)根部谷禎一

▷水産林務部水産局長(水産林務部水産基盤整備担当局長)山口修司、同林務局長(同森林計画担当局長)佐藤卓也、同技監(同水産経営課長)津坂透、同水産基盤整備担当局長(日高振興局副局長)山本和人、同森林計画担当局長(道有林課長)本間俊明

▷農政部食の安全推進監(オホーツク総合振興局長)森田良二、道総研函館水試場長(水産林務部技監)寺井稔

▷退職(水産林務部長)山崎峰男、同(道総研函館水試場長)金森浩一、同(同中央水試副場長)斉藤幸雄