水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

日本海沿岸ニシン 北部海域での6千㌧超え 留萌管内は羽幌・苫前で水揚げ続く

2024-06-09 09:55:58 | ニュース

 道水産林務部成長産業課普及指導員のまとめによると、日本海沿岸のニシン刺し網漁は5月20日現在、留萌管内で操業が続いており、5月11日からの10日間で北るもい漁協羽幌本所が128㌧、苫前支所が52㌧を水揚げし、期中漁獲量は198㌧と未だ好調を維持している。また、同日までの留萌管内のニシン総漁獲量が1,715㌧となり、平成8年のニシンプロジェクト開始以降の最高記録を更新。日本海北部海域全体の漁獲量は6,053㌧で、ニシンプロジェクト開始から初めて数量が6千㌧を超えた。
 前旬(5月1〜10日)は大型連休を挟んだことなどから、管内の期中水揚げ数量は144㌧に留まったが、漁期終盤にさしかかった11日以降も漁獲のペースが落ちていない。特に羽幌本所は前旬を除き。4月上旬から各旬100㌧を超える水揚が続いており、5月20日までの累計漁獲量は642㌧。既に前年実績を102㌧上回っている。

令和6年度「お魚殖やす植樹運動」植樹行事 ミズナラ300本、ニレ200本を「水源の森」に植樹 百年かけ百年前の豊かな浜を 36年間で123万本超

2024-05-30 22:28:57 | ニュース
 

 

 JF道女性連、道漁連ら漁協系統各連が主催する「お魚殖やす植樹運動」の植樹行事が、5月28日午前10時30分から当別町道民の森・神居尻地区内の「水源の森」で開催された。道女性連をはじめ、地区組合長会、専務参事会、系統・水産団体のほか、コープさっぽろ、ホクレン、JA北海道中央会、道森連、農林中金、開発局、林野庁、水産庁、道、振興局の関係者ら70人が参集し植樹に汗を流した。
 開会に当たり、岩田廣美道漁連副会長(胆振地区漁協組合長会会長)が「この植樹運動は昭和63年から始まり、36周年を迎えた。これまで植えた苗木は累計123万本を超え、まさに継続は力なりで、これからも皆さんとともに続けていきたい。お魚殖やす植樹が皆さんの協力で継続でき、深く感謝する」と挨拶した。
 次いで高松美津江道女性連会長が「私たち漁業者は先人が守り育てた豊かな海を孫子の代まで引き継いでいかなければならない。女性部は豊かな森が豊かな海を育むことを合い言葉に、百年かけて百年前の豊かな浜をめざし、地道に植樹活動を続けることが大切。全道の女性部員、多くの関係者の賛同、連携のもと、たゆまぬ努力を続けていく」と述べ支援、協力を呼びかけた。
 続いて道水産林務部の生田泰森と海の未来づくり推進監が「北海道は全国にさきがけ植樹・育樹の日条例を制定し、道民と協働しながら植樹を進めてきた。条例から5年を迎えた昨年の10月から道民ひとり一本植樹・育樹運動を展開している。さあ、北海道の未来を植えようをキャッチフレーズに全道で500万本の植樹・育樹をめざす。植樹によって海がより豊かになるようお魚殖やす植樹運動に期待する」と挨拶した。当日配付した手袋は道民ひとり植樹・育樹運動の標語がプリントされ、普及の一環として道庁が提供した。
 当別町森林組合の尾形俊和業務係長から広葉樹の優れた効用に関する説明を聞き、植樹指導を受けた参加者はさっそく手袋、長靴姿で、スコップを使い、苗木500本(ミズナラ300本、ハルニレ200本)の植樹に汗を流し、記念撮影を行って植樹を終えた。

日本海ニシン(4月末速報)5,706㌧+815㌧+19㌧=6,540㌧近年最高更新

2024-05-11 23:40:58 | ニュース

 刺し網や定置網で獲る日本海の沿岸ニシン漁業は、4月末の速報で、宗谷から桧山までの管内合計6,540㌧と近年最高を更新した。
 道水産林務部成長産業課普及指導員のまとめによると、後志北部1,316㌧、石狩3,012㌧、留萌1,373㌧、宗谷5㌧の小計5,707㌧と前年を1,000㌧上回った。また、後志南部は寿都町の349㌧をはじめ815㌧を漁獲し、前年の4倍以上に達した。桧山は前年並みの19㌧だった。全体に漁期が延びており、魚体の大きい高齢魚のニシンが後半になっても切れなかった。

第10 回日本海沿岸ニシン漁獲速報(4 月20 日)5千㌧突破、過去最高の勢い

2024-05-01 15:09:32 | ニュース


 道水産林務部成長産業課普及指導員のまとめによると、4月20日現在の日本海沿岸ニシン累計漁獲量は5,319㌧で、平成8年のニシンプロジェクト開始以降の最高漁獲量(5,326㌧=令和4年)更新がほぼ確実となった。石狩本所は前年比2.3倍の1,255㌧、厚田は令和4年を33㌧上回る1,269㌧で共に平成8年以降の最高実績を更新。操業の中心は同日時点で留萌管内に移っており、4月以降、羽幌で各旬100㌧を超える水揚が続いているほか、苫前でも同11日〜20日の10日間で144㌧が水揚げされている。

日本海ニシンが3月末で4千㌧突破!石狩湾漁協が約2,900㌧に

2024-04-08 22:25:54 | ニュース
 日本海沿岸で漁獲されるニシンが3月末で累計4千㌧を突破した。漁獲量が4千㌧を超えるのは2022年から3年連続。
 石狩湾漁協が1999年以降最高の2,891㌧と前年同期の4割増。刺し網は終漁したが、終盤まで漁獲が続いた。後志北部も999㌧と6%増。2022年から1千㌧の水準が続く。留萌は242㌧で前年より下回ったいるが、これからの漁が期待される。後志南部は390㌧とこれまで最高の漁獲に達し、特に寿都が278㌧と突出している。桧山は17㌧だが、江差に15㌧と集中している。