JF道女性連、道漁連ら漁協系統各連が主催する「お魚殖やす植樹運動」の植樹行事が、5月28日午前10時30分から当別町道民の森・神居尻地区内の「水源の森」で開催された。道女性連をはじめ、地区組合長会、専務参事会、系統・水産団体のほか、コープさっぽろ、ホクレン、JA北海道中央会、道森連、農林中金、開発局、林野庁、水産庁、道、振興局の関係者ら70人が参集し植樹に汗を流した。
開会に当たり、岩田廣美道漁連副会長(胆振地区漁協組合長会会長)が「この植樹運動は昭和63年から始まり、36周年を迎えた。これまで植えた苗木は累計123万本を超え、まさに継続は力なりで、これからも皆さんとともに続けていきたい。お魚殖やす植樹が皆さんの協力で継続でき、深く感謝する」と挨拶した。
次いで高松美津江道女性連会長が「私たち漁業者は先人が守り育てた豊かな海を孫子の代まで引き継いでいかなければならない。女性部は豊かな森が豊かな海を育むことを合い言葉に、百年かけて百年前の豊かな浜をめざし、地道に植樹活動を続けることが大切。全道の女性部員、多くの関係者の賛同、連携のもと、たゆまぬ努力を続けていく」と述べ支援、協力を呼びかけた。
続いて道水産林務部の生田泰森と海の未来づくり推進監が「北海道は全国にさきがけ植樹・育樹の日条例を制定し、道民と協働しながら植樹を進めてきた。条例から5年を迎えた昨年の10月から道民ひとり一本植樹・育樹運動を展開している。さあ、北海道の未来を植えようをキャッチフレーズに全道で500万本の植樹・育樹をめざす。植樹によって海がより豊かになるようお魚殖やす植樹運動に期待する」と挨拶した。当日配付した手袋は道民ひとり植樹・育樹運動の標語がプリントされ、普及の一環として道庁が提供した。
当別町森林組合の尾形俊和業務係長から広葉樹の優れた効用に関する説明を聞き、植樹指導を受けた参加者はさっそく手袋、長靴姿で、スコップを使い、苗木500本(ミズナラ300本、ハルニレ200本)の植樹に汗を流し、記念撮影を行って植樹を終えた。