降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●無残…日経減ページ。

2010年04月26日 | 新聞
20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が
「世界経済は予想以上の回復を見せている」
といっても、新聞業界の回復は……。

日経新聞。
以前(だいたい08年秋前)建てページ数は平日でも38~42ページはあって、
「この紙の使い方は環境問題上いかがなものか。東南アジアの森林資源の無駄遣いではないか」
って思ったけど、今年に入っても平均32ページがせいぜい。
……人材募集広告、企業広告がなく、全面広告の主力は「健康」「通販」「旅行」。

新聞勝ち組(←かつて、は)と言われた朝日新聞も全面広告は同じような健康、通販ばかり。

五木寛之さん(78)が
「遠慮なく言えば、新聞ももう終わった業界である。テレビは終わりかけている。出版もすでに、その歴史的使命を終えた。」
「活字を紙に印刷して全国に配布する、というシステムはいまや20世紀の文化遺産だ。」(日刊ゲンダイ「流されゆく日々」)
――身をもって感じるなあ。
僕は文化遺産で、もう少し仕事をしようかな、と。