降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●本格的新聞社小説はコレだ?

2010年04月04日 | 新聞
以前から思っていた。
「警察小説」があるなら、
新聞社小説があってもいい、いや、あるべきだ。


堂場瞬一さんの最新刊『虚報』(写真左)が、本格的新聞社小説ではないか。
なんたって、堂場さんは読売新聞記者。
現役2足のわらじ型小説家(現場記者ではないはず。間違っていたらごめんなさい)。


で、ストーリー。
遊軍的中堅論説委員と現場若手記者の思惑と隠謀が絡み合い、週刊誌&テレビマスコミ世界の劣化を通して、新聞社のドロドロ恥部を活写している。

……ふ~ん、読売さんの出稿&集配信システムはこうなのかぁ
って分かるのも楽しい(笑)。