降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●白川道か?高村薫か?村上春樹か?

2010年04月22日 | 新聞
う~ん、今月は、骨太&濃厚&大長編小説が多い! 困ってしまう!

▽白川道「最も遠い銀河/1~4」幻冬舎文庫=単行本は小さな字だったから途中までしか読んでいなかった……

▽高村薫「レディ・ジョーカー/上中下」新潮文庫=単行本は読んだけど、大幅加筆なので再読しないと

▽村上春樹「1Q84 BOOK3」新潮社=新潮社特漉き用紙でページ数の割に軽いけど、重い

▽ダン・ブラウン「ロスト・シンボル/上下」角川書店=結局、この本が後回し決定(笑)


よりによって幻冬舎文庫が「幻冬舎文庫の春まつり」キャンペーンを展開、僕の好きな作家ばかりの作品をラインアップしたから、これまた渋滞。

▽山田宗樹「ジバク」=男性版「嫌われ松子の一生」。エリートが転落→再生を描いた似たテーマでは樹林伸「ビット・トレーダー」も

▽梁石日「ニューヨーク地下共和国/上下」=読み落としていた……

▽沢木耕太郎「『愛』という言葉を口にできなかった二人のために」=映画コラムをまとめたもので、小説とは違う沢木ワールドだし


ほかに、
辰野和男・朝日新聞元編集委員「ぼんやりの時間」岩波新書
今井彰・NHK元プロデューサー「ガラスの巨塔」幻冬舎
も途中まで読んだまま。
――ん? 幻冬舎の本がやたら多いな。