降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●講談社記念事業は静かに始まった。

2008年11月13日 | 新聞
夏から期待してたんだけど、こんなもの?
講談社創立100周年記念事業「書き下ろし100冊」シリーズ第1弾・本多孝好さんの『チェーン・ポイズン』=写真右。
アルカロイド系毒による自殺が多発。週刊誌記者が調査に乗り出すが……。
売れ行きは、東野圭吾さんのダブル「ガリレオ」に挟まれ苦戦? 

記念事業ぶちあげ新聞広告はド派手だったが、刊行は静かに始まった。
同時配本では、吉田修一さんの犯罪小説『元職員』=写真左。『さよなら渓谷』に続き藤沢さん最近、事件を題材にするのが多いね。僕の好きな作家だからいいけど。

で、この「書き下ろし100冊」シリーズ、同一体裁&パッケージと思ったら、みな違うデザインなんだね。本文に「書き下ろしです」はあるけど、100冊シリーズには触れず。
う~む、なんだろう? この記念事業って。