降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●三十三間堂でウォーリーを探せ?=僕の百寺巡礼23寺。

2008年11月11日 | エンターテインメント
【11月05日の続きです】
修学旅行中の中学生たちはかわいいね。
「この1001体の中に一人だけウォーリーがいるんだって」
いるわけないだろ(笑)。

僕の百寺巡礼23寺は、京都・三十三間堂=写真。拝観料600円なり。
一人ひとり姿の異なる等身立像「十一面千手千眼観世音」が1001体おられ、中央の中尊をガードされているかのよう。正しくは数体が奈良や東京の博物館に「出張中」で、修理中の立像もおられるから900体ぐらいか。
毎年20体しか修復できないため、全部修理まで50年(!)かかるという大事業。

長~い御堂は総檜造りで約120メートル。正面の柱間が33あるから三十三間堂というとか。
名著『見仏記』(みうらじゅん、いとうせいこう=角川文庫)で、いとうさんは「圧倒的な多数の力」に驚愕した、と書かれている。確かに、御堂は長いし、観音さまは多いし、国宝オンパレードで、120メートル歩いて「はぁ~、国宝疲れ」だった。