ギリシャ美術を勉強する場合、私が生徒たちに必ずお話しすることの一つは、
建築の柱の形です。
ギリシャの初めをアルカイックからお話ししましたが、その前に都市国家が成立する前に、
北からドーリア人、イオニア人、コリント人という人たちがギリシャのバルカン半島に押し寄せて来ます。
その人たちの名前を取って、柱の形もドーリア式(ドリス式)、イオニア式、コリント式というものがあります。
ドーリア式(ドリス式)は、アテネのパルテノン神殿で使われています。極めてシンプルな形です。
イオニア式は、髪の毛をクルッと巻いたかのような形です。私の旅行先で言えば、ロンドンの大英博物館の入り口で使われていました。
コリント式は、植物の草のような上に開いた形です。ローマのパンテオンがこれです。
もっと面白いのは、ローマのコロッセオです。
一階は、ドーリア式、二階は、イオニア式、三階は、コリント式です。
この三つがそっくり使われているので、面白いです。
今度ローマに行かれたら、それを確認してみてください。
因みに、4階は、イオニアとコリントを混ぜたようなコンポジットと言われる形になっています。
ここまで知っていると、ツーですよ。
これらの柱頭は、いろいろな建築で使われていますから、ヨーロッパを旅する時には、柱頭に注目してみるのも面白いと思います。
建築の柱の形です。
ギリシャの初めをアルカイックからお話ししましたが、その前に都市国家が成立する前に、
北からドーリア人、イオニア人、コリント人という人たちがギリシャのバルカン半島に押し寄せて来ます。
その人たちの名前を取って、柱の形もドーリア式(ドリス式)、イオニア式、コリント式というものがあります。
ドーリア式(ドリス式)は、アテネのパルテノン神殿で使われています。極めてシンプルな形です。
イオニア式は、髪の毛をクルッと巻いたかのような形です。私の旅行先で言えば、ロンドンの大英博物館の入り口で使われていました。
コリント式は、植物の草のような上に開いた形です。ローマのパンテオンがこれです。
もっと面白いのは、ローマのコロッセオです。
一階は、ドーリア式、二階は、イオニア式、三階は、コリント式です。
この三つがそっくり使われているので、面白いです。
今度ローマに行かれたら、それを確認してみてください。
因みに、4階は、イオニアとコリントを混ぜたようなコンポジットと言われる形になっています。
ここまで知っていると、ツーですよ。
これらの柱頭は、いろいろな建築で使われていますから、ヨーロッパを旅する時には、柱頭に注目してみるのも面白いと思います。