絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

麓原会の今後を考える3

2018-12-09 | いろいろ
麓原会の今後を考えています。

1では、今までの麓原展が今のような立派な展覧会になったのは、
本庄第一高校美術部が大きな役割を果たしてきたと書きました。

2では、その本庄第一高校の出品が減ったので、これからは、もっと
大人の人たちの出品を増やして、会員会友を増やすことが必要だと
書きました。

ーー
3では、会の発展は、会員会友の絵のレベルをアップさせることが必要だとお話ししたいと思います。

先日ある先生とお話ししていたところ、今は、麓原会には、県展の審査員が何人いるのかなと言い、その人数も会の力を
表す目安になるよなということでした。

確かに、そのような見方もあると思います。私も絵のグループがあったら、そのメンバーはどのような人たちがいるのかと
見る場合、県展の審査員が何人いるかということも、その会がどのくらいのレベルなのかを判断するときの目安になると思うからです。

以前、いや今もそうですが、秩父には、県展の審査員がたくさんいると聞いていました。
だから、秩父は絵が盛んで、それに続けと頑張っている人たちがどんどん生まれているということでした。
それを聞くと、本庄も頑張らなければと思ったものです。

県北展は、8つの市が開催地を順番に巡るローテーションで行っていますが、
開催するにあたって、あの市には、誰がいるんだっけと話すとき、やはり県展の審査員クラスの先生は誰かと
考えてしまうのです。

麓原会には、現在県展の審査員は、3名います。県北展の審査員は、5名います。
だから、そのレベルは素人の絵の会ではないと言えると思います。

もちろん、県展には出さないけれどプロ級と言える人も何人かいますので、バロメーターは、審査員だけではないのですが、
会の力を示すとき、分かりやすいものだと思います。

ーーー
だから、麓原会のこれからの発展は、この審査員を増やすことだと言っても良いのではないかと思います。

なぜなら、審査員になるには、かなりのレベルが必要だからです。
県展で、一般で出品して特選を三回取ると、無鑑査になります。その無鑑査の中で二人だけ会員賞が与えられますが、
それを取らないと審査員にはなれません。会員賞を取っても、その後実力が認められないと審査員にはなれないのです。
例えば、日展に10回以上入選するとか、それに見合う力が認められるなどのことがないといけないわけです。

ということは、相当な力がないと審査員にはなれないわけです。

現在の麓原会には、私の知る限りでは、県展で特選を1回取った人が5人います。
県展で3回特選を取るまでに後どのくらいかかるでしょうか。そのあと、会員賞をもらうのに何年か、そしてさらに
審査員として推薦されるまでに何年かかるでしょうか。
先は長いなあと思います。

でも、それを目指してできるだけ近づけるように頑張ってほしいです。
まだ、特選を取ってない人たちもそれに続けと頑張ってむかって行ってほしいです。

ーーー

今回の県北展では、麓原会から4人の特選者がでました。
その4人は、全員2回目ですから、もう無鑑査になります。
県北展では会員賞は、1人です。それを取らないと審査員にはなれません。
だから、次は会員賞を目指してほしいです。

この会員賞をもらった人が、麓原会には3人いますので、次は県北展の審査員をめざすわけですが、
ただ、県北展の審査員になるにも、例えば県展で特選を3回取るということが求められます。

県北展で審査員をしている人が、県展で万が一にも落選してしまうなどということがあってはならないからです。
私は県展で3回目の特選を取る前に県北展で審査員になりましたが、その危険はあったわけです。
幸い、落選というご迷惑をかけないで済んだので良かったですが、上の人たちは心配ですね。

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麓原会の発展の一つは、会員会友の絵のレベルアップです。
そのレベルアップの尺度を図るには、展覧会の成績が分かりやすいものです。
だから、県展県北展で特選を取ることも、その判断材料ですし、審査員の人数が増えることも、
会の力を示すバロメーターだろうと思います。

あの会は凄いぜ、だって県展の審査員が何人もいるんだからということが言われるようになったらいいなと
思います。とりあえず、秩父を目標に追いつけ追い越せといきたいものです。




















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