
ボッチチェリーが描いたビーナスの誕生を紹介します。
この絵は、プリマベーラ(春)と同じフィレンツェのウフィツィ美術館にあります。
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中央にいるのが、天上のビーナスです。今、誕生して風の神ゼフュロスに吹かれて、キプロス島へ流れ着いたところです。
左にいるのが、ゼフュロスと花の神フローラです。
ビーナスを運んで来ました。フローラは、誕生を祝って花をまき散らしています。

右にいるのは、時の女神ホーラです。季節の女神とも言われます。
「ほーら、裸でいると風邪を引くよ」と言いながら、布を持って来たと覚えると、ホーラの名前が覚えやすいですよ。
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ビーナスの誕生は、ギリシャ神話の創世記を読むと、はっきりと書いてあります。
しかし、いきなりお話になっていて、この根本の話が書いてない本も多いので、私は知るまで、ずいぶんと時間がかかりました。
これを知ると、全体がわかるのです。ぜひ、頭に入れてください。
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知って得する 「ギリシャ神話創世記」
初めに、混沌とした中から、大地の女神ガイアが生まれました。
そして、ガイアは自分の胸から、ウラノスという男の子を生みました。
二人は、結婚をしました。
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たくさんの子供を産みましたが、ウラノスは醜い子供が生まれると、気に入らないと言って、大地の奥深くに埋めてしまいました。
ヘカトンケイルは、50個の頭を持ち、手が100本ありました。キキュロプスは、一つ目小僧でした。このような怪物たちは、当然埋められました。
その埋められた人たちを含めて、この子供たちはタイタン族と言われます。
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母なる神のガイアは、ウラノスのその行動が面白くありません。だんだんと腹が立ってきていました。そして、とうとう堪忍袋の尾が切れます。
怒ったガイアは最後に生まれたクロノスという男の子に、父親のウラノスを殺すように指示します。
方法は、父親の睾丸を切り取ることでした。もう子供を産みつかれたので、という理由もあったようです。
クロノスは、ウラノスの睾丸を鎌で切り落としました。痛いーーー!
ーーーーーーーー
ヒューーーンとばかり、切り落とされた睾丸が天から海に落ちました。
そして、海の泡と一緒になって、そこからビーナスが誕生しました。
ーーーーーーーーー
これが、ビーナスの誕生です。 ジャン、ジャン!!!
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因みに、ビーナスは、ギリシャではアフロディーテというんだよ。
海の泡のことを、アフロスと言うんだ、そのアフロスから生まれたからアフロディーテだね。覚えてね。
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その後の話も聞きたいですか???
父親を殺したクロノスは、姉のレアと結婚しますが、子どもが生まれると、スグに飲み込んでしまいます。レアがいくら産んでもみんな飲み込むのです。不思議に思ったレアは、最後に産んだゼウスをそっと隠して、これが今度生まれたゼウスだと石を座布団に包んでクロノスに渡しました。するとクロノスは、座布団ごと飲み込みました。
なぜ、そのように飲み込むのかというと、クロノスは自分の子供が怖かったのです。実は、父親のウラノスを殺した時、クロノスは言われたのです。「お前だって自分の子に殺されるぞ」と。
それで、怖くて生まれる度に飲み込んだのでした。
ーーーーーーー
因みに、ゴヤが描いた息子を食べるサトゥールヌスという絵を御存じですか。
あれは、クロノスが子供を食べている絵です。
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しかし、とりあえずゼウスだけ助かります。
ゼウスは、クレタ島で育てられます。
ーーーーーーー
大きくなったゼウスは、自分の兄弟たちが父親のクロノスにのみ込まれているということを知ると、助け出そうとしました。
クロノスに眠り薬を飲ませて、寝ている間に、お腹を切って兄姉たちを救いだし、代わりに石を詰めてまた、お腹を縫ってしまいました。
ーーーーーーー
この話、どこかで聞いたことがありませんか。??
そうです、オオカミと七匹の子山羊の話ですよね。あの話はここから出ています。
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結局、兄姉たちを助け出した功績を買われて、ゼウスは、神々の頂点に立ちます。
一番最後に生まれたのに、一番偉い神様になったのは、そういうわけだったのです。
ギリシャ神話の最高神は、ゼウスだと覚えてくださいね。
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ただし、その前に、ゼウスが本当に最高神になるには、一つ大きな戦いがありました。それは、クロノスが目を覚まして、ゼウスたちと戦ったからです。
クロノスは、自分にも兄弟たちがいるのです。そうです、例のタイタン族です。
そこで、クロノスチーム対ゼウスチームの10年戦争があったのです。
戦いは、なかなか決着がつかずに長引きましたが、それに終止符を打ったのは、あの怪物たちでした。
実は、地下深くに押し込められていたヘカトンケイルやキキュロプスたちが、どういうわけかゼウスチームに味方したのです。それで形勢は一挙にゼウスチームが有利になり、とうとう勝ちました。
それで、その後は、ゼウスを最高神として、君臨するようになったのです。
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と、このような話をつかんでから、その後、ゼウスの兄弟たちの話や、ゼウスの浮気の話へと進んで行くのです。
どうですか、みなさん、この話はご存知でしたか。もし、ご存知でなかったら、得をしましたね。ぜひ、暗記するまで覚えて、知らない人に話してあげてください。
みんな、へえええーーーーと言いますよ。
この絵は、プリマベーラ(春)と同じフィレンツェのウフィツィ美術館にあります。
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中央にいるのが、天上のビーナスです。今、誕生して風の神ゼフュロスに吹かれて、キプロス島へ流れ着いたところです。
左にいるのが、ゼフュロスと花の神フローラです。
ビーナスを運んで来ました。フローラは、誕生を祝って花をまき散らしています。

右にいるのは、時の女神ホーラです。季節の女神とも言われます。

「ほーら、裸でいると風邪を引くよ」と言いながら、布を持って来たと覚えると、ホーラの名前が覚えやすいですよ。
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ビーナスの誕生は、ギリシャ神話の創世記を読むと、はっきりと書いてあります。
しかし、いきなりお話になっていて、この根本の話が書いてない本も多いので、私は知るまで、ずいぶんと時間がかかりました。
これを知ると、全体がわかるのです。ぜひ、頭に入れてください。
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初めに、混沌とした中から、大地の女神ガイアが生まれました。
そして、ガイアは自分の胸から、ウラノスという男の子を生みました。
二人は、結婚をしました。
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たくさんの子供を産みましたが、ウラノスは醜い子供が生まれると、気に入らないと言って、大地の奥深くに埋めてしまいました。
ヘカトンケイルは、50個の頭を持ち、手が100本ありました。キキュロプスは、一つ目小僧でした。このような怪物たちは、当然埋められました。
その埋められた人たちを含めて、この子供たちはタイタン族と言われます。
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母なる神のガイアは、ウラノスのその行動が面白くありません。だんだんと腹が立ってきていました。そして、とうとう堪忍袋の尾が切れます。
怒ったガイアは最後に生まれたクロノスという男の子に、父親のウラノスを殺すように指示します。
方法は、父親の睾丸を切り取ることでした。もう子供を産みつかれたので、という理由もあったようです。
クロノスは、ウラノスの睾丸を鎌で切り落としました。痛いーーー!
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ヒューーーンとばかり、切り落とされた睾丸が天から海に落ちました。
そして、海の泡と一緒になって、そこからビーナスが誕生しました。
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これが、ビーナスの誕生です。 ジャン、ジャン!!!

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海の泡のことを、アフロスと言うんだ、そのアフロスから生まれたからアフロディーテだね。覚えてね。
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その後の話も聞きたいですか???

父親を殺したクロノスは、姉のレアと結婚しますが、子どもが生まれると、スグに飲み込んでしまいます。レアがいくら産んでもみんな飲み込むのです。不思議に思ったレアは、最後に産んだゼウスをそっと隠して、これが今度生まれたゼウスだと石を座布団に包んでクロノスに渡しました。するとクロノスは、座布団ごと飲み込みました。
なぜ、そのように飲み込むのかというと、クロノスは自分の子供が怖かったのです。実は、父親のウラノスを殺した時、クロノスは言われたのです。「お前だって自分の子に殺されるぞ」と。
それで、怖くて生まれる度に飲み込んだのでした。
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因みに、ゴヤが描いた息子を食べるサトゥールヌスという絵を御存じですか。
あれは、クロノスが子供を食べている絵です。
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しかし、とりあえずゼウスだけ助かります。
ゼウスは、クレタ島で育てられます。
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大きくなったゼウスは、自分の兄弟たちが父親のクロノスにのみ込まれているということを知ると、助け出そうとしました。
クロノスに眠り薬を飲ませて、寝ている間に、お腹を切って兄姉たちを救いだし、代わりに石を詰めてまた、お腹を縫ってしまいました。
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この話、どこかで聞いたことがありませんか。??
そうです、オオカミと七匹の子山羊の話ですよね。あの話はここから出ています。
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結局、兄姉たちを助け出した功績を買われて、ゼウスは、神々の頂点に立ちます。
一番最後に生まれたのに、一番偉い神様になったのは、そういうわけだったのです。
ギリシャ神話の最高神は、ゼウスだと覚えてくださいね。
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ただし、その前に、ゼウスが本当に最高神になるには、一つ大きな戦いがありました。それは、クロノスが目を覚まして、ゼウスたちと戦ったからです。
クロノスは、自分にも兄弟たちがいるのです。そうです、例のタイタン族です。
そこで、クロノスチーム対ゼウスチームの10年戦争があったのです。
戦いは、なかなか決着がつかずに長引きましたが、それに終止符を打ったのは、あの怪物たちでした。
実は、地下深くに押し込められていたヘカトンケイルやキキュロプスたちが、どういうわけかゼウスチームに味方したのです。それで形勢は一挙にゼウスチームが有利になり、とうとう勝ちました。
それで、その後は、ゼウスを最高神として、君臨するようになったのです。
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と、このような話をつかんでから、その後、ゼウスの兄弟たちの話や、ゼウスの浮気の話へと進んで行くのです。
どうですか、みなさん、この話はご存知でしたか。もし、ご存知でなかったら、得をしましたね。ぜひ、暗記するまで覚えて、知らない人に話してあげてください。
みんな、へえええーーーーと言いますよ。
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