準決勝は、予定通り上里でした。
これで、3度目の戦いです。私たちは東高校の大会で、上里には大差で勝ちました。そのため、もう本庄西と同じような脅威は感じなくなっていました。だから、そのつもりで戦いました。
すこし、なめていたかもしれません。しかし、上里の立場からすると、そう何度もやられているわけにはいきません。なんとかして一泡吹かせてやりたいと思うのは当然です。そのため、今度は必死の挑戦をしてきました。
それは、オールコートマンツーマンでした。
考えてみると、面白いです。本庄西がボックスワンで児玉を破ったので、上里は東高校の大会でそれを使った。東高校の大会で本庄西がオールコートマンツーマンを使ったので、今度はそれを使ってきた。よく考えると、本庄西の作戦を利用して、児玉に勝とうという作戦でした。
後で、冷静に考えるとそうだったんだなと思いました。とにかく、東高校の大会では、オールコートマンツーマンをやったら、どちらも点が取れなかったことは確かです。だとすれば、接戦に持ち込むには、その手がいいと考えたのでしょう。それは、見事に成功しました。
私たちは、慌てました。慌てている証拠に、私はいつもならしないトラベリングを何度もしてしまいました。シュートを決めたのに、入ったシュートが無効になりました。サッカーでゴールしたと思ったら、オフサイドだったというような感じです。バスケットだから状況は違いますが、まるでそんな感じで、シュートが無効になりました。
それで、終わってみたら、前半は、12-4です。こんなに点の入らない試合はないでしょう。上里は大喜びです。4点しか取らないのに、児玉を12点で抑えたことに喜んでいるのです。場合によれば、ひっくりかえせる得点だからでしょう。とにかく、まるで勝っているような喜びようでした。前回は前半で差をつけられて、勝負にならなかったのに、今回は勝負になっているということで喜んでいたのでした。
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後半になりました。先生は私たちスタートメンバーを下げました。そして控えの選手を使いました。言ってみればBチームです。私たちは3年生が10人いました。
だから、5対5が3年生だけでできました。いつでも、スタートメンバーの5人対控えの5人で、まるでAチーム、Bチームのようになって練習していました。
だから、Bチームでも試合ができるのです。しかし、これまでの公式戦ではそのような使い方はしたことがありません。この時が初めてでした。先生は私たちにお灸をすえようと思ったのかもしれません。
私は、大差をつけて、メンバー交代をしたことはありましたが、まだいい勝負をしている内にベンチに下げられたのは、初めてでした。少し頭を冷やせと言われているような感じでした。
そして、ゲームを見ていました。すると、後半はBチームがどんどん点を積み重ねて、何のことはなく、上里を引き離していきました。私は「えーー」と思いました。俺たちAチームより強いじゃないかと。そして、私は喜びました。今まで、補欠という感じでいた選手たちがこの時とばかり大活躍しているのです。終わってみれば、36-12でした。
私は、児玉はBチームの方が強かったんだぜと威張れる材料ができたと思いました。補欠が卑屈になる必要はないんです。ましてやバスケットはそういうスポーツなのです。強いチームは、どこも誰が出ても変わらないくらいの活躍ができると思っていたため、昨年の本庄西のようなチームができたと思いました。
これで、3度目の戦いです。私たちは東高校の大会で、上里には大差で勝ちました。そのため、もう本庄西と同じような脅威は感じなくなっていました。だから、そのつもりで戦いました。
すこし、なめていたかもしれません。しかし、上里の立場からすると、そう何度もやられているわけにはいきません。なんとかして一泡吹かせてやりたいと思うのは当然です。そのため、今度は必死の挑戦をしてきました。
それは、オールコートマンツーマンでした。
考えてみると、面白いです。本庄西がボックスワンで児玉を破ったので、上里は東高校の大会でそれを使った。東高校の大会で本庄西がオールコートマンツーマンを使ったので、今度はそれを使ってきた。よく考えると、本庄西の作戦を利用して、児玉に勝とうという作戦でした。
後で、冷静に考えるとそうだったんだなと思いました。とにかく、東高校の大会では、オールコートマンツーマンをやったら、どちらも点が取れなかったことは確かです。だとすれば、接戦に持ち込むには、その手がいいと考えたのでしょう。それは、見事に成功しました。
私たちは、慌てました。慌てている証拠に、私はいつもならしないトラベリングを何度もしてしまいました。シュートを決めたのに、入ったシュートが無効になりました。サッカーでゴールしたと思ったら、オフサイドだったというような感じです。バスケットだから状況は違いますが、まるでそんな感じで、シュートが無効になりました。
それで、終わってみたら、前半は、12-4です。こんなに点の入らない試合はないでしょう。上里は大喜びです。4点しか取らないのに、児玉を12点で抑えたことに喜んでいるのです。場合によれば、ひっくりかえせる得点だからでしょう。とにかく、まるで勝っているような喜びようでした。前回は前半で差をつけられて、勝負にならなかったのに、今回は勝負になっているということで喜んでいたのでした。
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後半になりました。先生は私たちスタートメンバーを下げました。そして控えの選手を使いました。言ってみればBチームです。私たちは3年生が10人いました。
だから、5対5が3年生だけでできました。いつでも、スタートメンバーの5人対控えの5人で、まるでAチーム、Bチームのようになって練習していました。
だから、Bチームでも試合ができるのです。しかし、これまでの公式戦ではそのような使い方はしたことがありません。この時が初めてでした。先生は私たちにお灸をすえようと思ったのかもしれません。
私は、大差をつけて、メンバー交代をしたことはありましたが、まだいい勝負をしている内にベンチに下げられたのは、初めてでした。少し頭を冷やせと言われているような感じでした。
そして、ゲームを見ていました。すると、後半はBチームがどんどん点を積み重ねて、何のことはなく、上里を引き離していきました。私は「えーー」と思いました。俺たちAチームより強いじゃないかと。そして、私は喜びました。今まで、補欠という感じでいた選手たちがこの時とばかり大活躍しているのです。終わってみれば、36-12でした。
私は、児玉はBチームの方が強かったんだぜと威張れる材料ができたと思いました。補欠が卑屈になる必要はないんです。ましてやバスケットはそういうスポーツなのです。強いチームは、どこも誰が出ても変わらないくらいの活躍ができると思っていたため、昨年の本庄西のようなチームができたと思いました。