STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

残務処理。

2009-03-30 20:48:55 | 映像美術のお仕事
本日は、一日自宅にて「非婚同盟」の 清算 をやっていた。

撮影中もそうであったように「悲惨」を極める結果だ。

正直言って、ビジネスになっていない。

この既成事実が次回にどお?反映されて行くのは?いまは解らないが、良くなる事を祈っている。



明日、山﨑美術に提出すべき書類がもう一枚ある。

次回作「月曜ゴールデン」の見積もり表だ。

Img_3356

終決すべき書類と始まる前の予想となる書類、それを同じ日に作成している訳だ。



無論、「非婚同盟」にも見積もりは存在していた。

しかし大抵の場合、「昼の帯ドラマ」は最初から全ての台本が上がっている訳ではない。

したがって、建たない予想を立てて「見積もり」を作成する訳だ。

そんなあやふやな状態のまま、クランクインしてしまうのだから考えてみると恐ろしい事だ。

あとから、次々と上がって来る台本を見る度に「えぇ~っ!?」となるのです。

「非婚同盟」の場合は、その「あと出しジャンケン(予想外)」が最後まで続いたために悲惨な結果となったのだ。

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その点で、2時間物や単発や映画は、最初から結末が解っている分、予想も建てやすいし終わってからの誤差もあまり生じない。

つまり、最初にしっかりしたビジョンと計画性を描いていれば、あまり悲惨な結果にはならない。
(制作会社が途中で倒産したり、Pがお金を持ち逃げしない限り。ちなみにどちらも経験あり。)


モチベーションだって違うし、出演者も違うし、ロケ地だって。

まぁ、一話と六三話じゃぁ使える金額の違いが、露骨に出てしまうのは当然です。



今回の監督は、おそらく小生より一回りは若い。

小生は、基本的に若い人達と仕事をするのが好きである。

なんだか、こちらもチカラを貰えそうで、うれしいのだ。

さぁ、ヤルべきことは、山ほどありますぞ。

本日の講釈は、ココまで。