けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

『国宝・阿修羅展』に行く!

2009-09-19 | まち歩き

こんにちは。
世の中、何かわからないけど“シルバーウィーク”という名称の5連休に入りましたね。
どうでもいいけど、連休、多すぎじゃない?


P1000018

先日。
福岡で開催されている『国宝・阿修羅展』へ、やっと行って来ました。
早々に前売り券買って、行く気マンマンだったのに、いつものように開催終了が迫ってからじゃないと動かないのが私・・・ほんとダメですね。
それが、今回、とんでもない事態を招く事にもなったし。
思い立ったら、すぐに行動!を、つくづく思い知らされました。(汗)

7月14日に開催が始まった当時は、ラジオからの『阿修羅展』混雑状況も、『阿修羅』様が展示されている特別展室入場まで、待ち時間70分とかと言っていて、70分はそれはまあ凄いけど、東京開催ではもっと凄かったと聞いていたので、
「さすが九州。こりゃ(人手は)そーでもないな」
と思ってました。

で。
8月になると、学生が夏休みに入ったのもあり、もっと混雑するもんだろうな・・・と思っていたところ、ラジオから流れてくる混雑状況を聞くと、8月後半には午後だけど毎回のように待ち時間なし!!!と言っているじゃないですか。
「何だ、大したこと無いな。じゃあ、夏休みも終わる9月に入ってからゆっくり行くか」
と、フフンと思った私。
ここで余裕ぶっこいたのが、大失敗だったとは気づくはずもなく・・・。

大失敗とはどうして?と思われるでしょうが・・・何と9月に入ってからは、いきなり、特別展示室入場まで

180分待ち!!

そして、さらに、

240分待ち!!

という、信じられないような混雑状況が、連日ラジオから伝わって来るではないですか!!
「うそでしょ...」
もう絶句ですよ。
180分=3時間だ!240分=4時間だ!そんなに待てるか!!と叫びたくなったです、ハイ...。(涙)



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『国宝・阿修羅展』開催場である、太宰府の「九州国立博物館」(写真)までは、電車で行くのが便利だから、車は使わないので駐車場の心配はない。(こちらも、とんでもない空き待ち時間です)
会場まで行くのは、何の苦もありません。
しかし。それから先の事を考えると、気が重くなって来ました。


特別展示室までの待ち時間が180分、240分・・・凄すぎるやんか!

前売り券買っているから、行かなくては前売り券がもったいない。

でも、まだ残暑厳しい中、この分だと最大4時間も並ばなくてはいけない?!

絶対に『阿修羅』像を見たい!!

だけど、人混みの中で4時間も待ちたくない。
ただでさえ、こちらでは新型インフルエンザが猛威を振るって、只今大流行しているのに。

と、複雑な思いが絡み合い、微妙な心境になりながらも、やはり決め手は『阿修羅』様!の存在です。
やはり絶対に行かなくてはならない!!
名うての出不精?な私が、今後わざわざ奈良・興福寺まで観に行く事はないだろうから、この機会を逃したらもう観る事は無いだろう、と。
なるべく、ちょっとでも人が少なそうな平日に行きたいのもあり、、開催期間が押し迫って来たので、やっとの事で行きました。


9月某日。
ついに、念願の『阿修羅』様との対面の時がやって来ました。

『国宝・阿修羅展』
どうせ待つなら朝1番に行こう!と思い、8時過ぎに家を出ました。
待ち時間、最低180分を覚悟して...。


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午前9時少し前に着きました。
確か開場は午前9時半。当然、朝1番なんかじゃなく・・・すでにこんな具合でした。聞けば午前5~6時から並んでいる人もいるとか。
人が少なく見えるのは、写真の撮り方のせいです。
この位置、「九州国立博物館」の正面(入口がある面)ではなく、その側面・・・。
正面にある入場者先頭位置から、ずらずらとグルグルと、ひたすら長く長ーく、とんでもない数の人々が、ロープ?で仕切られた列の中にずらーと並んでました。最後尾の位置まで歩いて行くのが遠かったです。
やっと並んだものの、その後にも続々と人々がやって来ます。
仕切られた列の中を15mぐらい前進して、やっと横の列に入りまた15m進み折り返して、また横の列に入りまた15mぐらい進んで、また折り返す・・・その事を、6~7回ほどチマチマと繰り返します。
動かない時は全然動かないし・・・この写真の場所から、「九博」の正面の位置に移動するまで、結局1時間。(汗)
人の多さに、泣きそうになりました。
社会科見学なのか、えらく学生が多いし。(その内の1校が、私の母校だったのでビックリしたけど)

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並んで1時間後。
やっと「九博」の正面に達したものの、それまでと同じ様な動きが続き、陽射し除けのテントの中を入口へ向かって列に沿って行ったり来たり・・・。
これじゃ、真夏は大変だったろうなぁ~と、しみじみ思ったものです。
でも、正面に来て20分して、写真のように何とか建物への入場口までは後少しまで来ました。
この写真撮った後、それから間もなく中に入れたものの・・・建物内でも、同じように並んで、順番待ちが待っていました。(汗)


博物館内で、また同じ様に、作られた列をちびちびと行ったり来たりしながら、待つ事約30分。
やっと、3階の特別展示室へ向かうエスカレーターに乗ることが出来ました!!
すぐに時計を見ましたよ。
待ち時間、合計、約110分=1時間50分。
いやぁ、長かったぁ。
ずっと立ちっぱなしで、途中から腰が痛くなるし、ちびちび歩きだからか?股関節まで痛くなってたまらなかったです・・・。(涙)

でも、特別展示室に入ったら、その痛みは吹っ飛びました!(わずかな間ですけど)


『阿修羅』像との対面です!!
嗚呼・・・阿修羅様!


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『阿修羅』像

もちろん良かったです。
やはり、一度は見るべきものですね、これは。
興福寺まで観に行けない人間には、本当に「有り難や、有り難や・・・」その気持ちで一杯ですよ。
言い知れぬ感動が、身体全体を覆い包み、ゾクゾクしてしまいました。
約2時間待った甲斐があった、感動でした。

いやぁ、本当に良かった。
展示室に入れば、どんなに人が多くても、『阿修羅』像はこの目でしっかり間近で観れますから。
さすがに人が集中して、人の垣根越しで落ち着かないけれども、それでもグルリと回って全身観れるので大満足。(私には、人を掻き分け最前列に行く勇気が無かったです・・・)

また、一緒に展示されている、『八部衆・十大弟子像』も良かったなぁ!
こちらは人だかりもなく、ゆっくりじっくり観れたので堪能しました。
楽しすぎです。
もし腰痛がなければ、1時間でも2時間でもずっと観ていたかったぐらい。
本当に大満足でした。


記念にと、『阿修羅』様の来年度カレンダーと、厄除けと開運の携帯ストラップを購入して、会場を後にしました。(ミーハーな男)


そして、来たついでに4階?の平常展示室(文化交流展示)へと向かいました。
以前何回か来ているので、大半の展示品に目新しさは無かったのですが、ちょうど、期間限定で長崎の興福寺からの展示が行なわれていて、「おぉ!ラッキー」と思った私でした。
このコーナーは良かったです。入って正解でした。
特に『韋駄天立像』だったかな、これが良かったなぁ!人も少なく、ゆっくり見ることが出来ました。
後、詳しい内容は忘れましたが、観音様(違うかも)の掛け軸が良かったです。
我が家に欲しくなりました。(笑)
特別展示室だけじゃなく、時間が許せばこちらの平常展示室も覗かれる事をお薦めします!
楽しめます。


Dscn0302『阿修羅』様を観れて、何とも言えない喜びと、腰痛&疲労感に包まれながら、帰路につきました。
当初は立ち寄る予定にしていた、隣にある太宰府天満宮でしたが、さすがに立ち寄って帰るだけの体力が残ってなかったです。
一応、お土産に太宰府天満宮の参道名物「梅が枝餅」を買って帰りましたけど。
とにかく、もう腰の痛みが限界で、限界で・・・。これって、日頃の運動不足のせいもあり、決して歳のせいだけではないと思いますけど、やっぱり加齢には勝てないですね。
「九州国立博物館」から、私鉄の太宰府駅に辿り着いた時、座りたくて思わずベンチを探しましたから。
すでに電車が入っていたので、切符を買ってすぐに乗り込み、座席に座って「ふぅ~」とため息?です。


帰宅して、食事しながらラジオを聞いたら、混雑状況、午後2時の時点で待ち時間140分だとか言っていました。
140分=2時間20分・・・それを知って、ちょっと得をした気分になりました。(笑)


もし『阿修羅展』に関心があって、ちょっと暑い中でも&長い時間待つ事が苦にならない方は、是非とも観覧をお薦めです!!
開催は、後一週間、9月27日までですので。
せっかくの、この“シルバーウィーク”期間です。
どうぞ、足を運んでみて下さい。


いやぁ、『阿修羅』様の他、色んな像を観たので、心洗われた気持ちになりました。




ただ1つ・・・嫌な思いをしたのが、並んでいる間、先頭にバスガイドさんがいたから団体客と思われる一行が、優先的に入場していたのを見た時、
「何で優先するんだよ!こっちはずっと並んでるんだぜ!あいつらも並ばせろや!」
と、係員に散々罵声を浴びせて、文句を言っている方々がいたこと。

いいじゃん、ここまで並んだら、もう10人20人先に入場しても、大して変わらんし・・・と、思いながら、他人事ながら不愉快になりました。
ゆったりした心を持ちましょうよ。(えらそーですが)



                                 
                                                  

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