Straight Travel

日々読む本についての感想です。
特に好きな村上春樹さん、柴田元幸さんの著書についてなど。

「はじめての文学 村上春樹」村上春樹著(文藝春秋)

2007-04-09 | 村上春樹
「はじめての文学 村上春樹」村上春樹著(文藝春秋)を読みました。
村上さんの本を手にしたことがない人(主に若い人)向けの全17編を収録した村上さん自選の短編集。
今回のアンソロジーにあたって、作品の細部にはいくつか手がいれられているそう。最後に村上さん自身がひとつひとつの作品について簡単にコメントしています。
「シドニーのグリーン・ストリート」は初めて読みました。文庫には収録されていたっけな?暴れ羊博士が面白かった。
「とんがり焼きの盛衰」は村上さんデビュー当時の文壇の反応などを考えて書かれたというコメントにはびっくり。とんがり様は文芸評論家ですかね・・・。
渡辺昇二連発は楽しかった。
「沈黙」は何度読んでも深く重いものが心に残ります。

このアンソロジーで久しぶりに読み返した作品が多くて楽しかったです。

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