村木嵐さんの「まいまいつぶろ」を読みました。
9代将軍、徳川家重の生涯を描く物語。
感動の歴史小説。。でした。
暗愚と疎まれた将軍の、比類なき深謀遠慮に迫る。
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。
歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ蔑まれた君主がいた。
常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。
だが、兵庫の口を経て伝わる声は本当に主のものなのか。
将軍の座は優秀な弟が継ぐべきではないか。
疑義を抱く老中らの企みが、二人を襲う。
麻痺を抱え廃嫡を噂されていた若君は、いかにして将軍になったのか。
第九代将軍・徳川家重を描く落涙必至の傑作歴史小説。
人生、どんな人と出会い、どんな人の近くに居るかによって、
人生の豊かさが大きく変わるんだろうな、、なんてことを、読みながら、
とても思いました。
心通じ合っていた、正室の比宮が、若くして亡くなってしまったのが、
とても心痛かった。
この時代を生きた人たちは、理不尽なことがとても多くて、
生きにくい時代だったのかもしれない。それでも、
心通う真の友と呼べる人と出会えたことは、幸せなことだったのではないか。
なんてことが、じんわり胸に沁みました。
9代将軍、徳川家重の生涯を描く物語。
感動の歴史小説。。でした。
暗愚と疎まれた将軍の、比類なき深謀遠慮に迫る。
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。
歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ蔑まれた君主がいた。
常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。
だが、兵庫の口を経て伝わる声は本当に主のものなのか。
将軍の座は優秀な弟が継ぐべきではないか。
疑義を抱く老中らの企みが、二人を襲う。
麻痺を抱え廃嫡を噂されていた若君は、いかにして将軍になったのか。
第九代将軍・徳川家重を描く落涙必至の傑作歴史小説。
人生、どんな人と出会い、どんな人の近くに居るかによって、
人生の豊かさが大きく変わるんだろうな、、なんてことを、読みながら、
とても思いました。
心通じ合っていた、正室の比宮が、若くして亡くなってしまったのが、
とても心痛かった。
この時代を生きた人たちは、理不尽なことがとても多くて、
生きにくい時代だったのかもしれない。それでも、
心通う真の友と呼べる人と出会えたことは、幸せなことだったのではないか。
なんてことが、じんわり胸に沁みました。
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