はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

おばあちゃんに会いに行く

2010-12-06 00:07:11 | 日々あれこれ
104歳の祖母が、数日前から、肺炎を起こし、容体が悪いと、昨日連絡があったので、
三重帰りで、ややお疲れが溜まり気味だったんだけれど、
日帰りで、兵庫県へ行ってきた。

昨日、妹が行った時には、ずっと起きなくて、話しかけても、無反応だった・・・らしい
のだけれど、今日は、比較的調子がよかったようで、
肺炎による熱はあるものの、うっすら目を開けては、耳元で話しかける声に頷いたり、
喜んだりしてくれていたようだった。
帰り際は、「また、来れたらくるからね」って言う私に、悲しそうな顔を向け、
何も言わないけれど、涙していた。

次はいつ会いに行けるのか?なんて思うと、今回、会えたのが最後かも?
なんてことが頭をよぎり、私も涙が出そうだった。

子供の頃、厳格で厳しい祖母が、苦手だった。

祖母は、40代で、夫に先立たれ、ずっと一人だった。
定年まで勤め上げ、退職後も、いつも背筋をぴんと伸ばし、孫の私たちにも、
口うるさく躾けるような人だった。

明治生まれの祖母は、どんな時代を、どんな思いで生きてきたのか?
できれば、語ってみたいと思うこともあった。
でも、、いろんな要素が重なって、その思いは叶わなかった。

祖母に会いに行き、思ったよりは、元気そうなその姿に、嬉しく感じつつも、
両親や、妹家族と会って、過ごしたひと時は、私の心の中に暗い陰を落とした。

(ちょいと、ここで吐かせてもらうことで、今夜少しはぐっすり眠れそうな
気がするから、お許しあれ)

例えば・・・
祖母の病室で、お葬式の際は・・・なんて平然と話す母。
妹が居ないところで、妹の悪口を吐く母。
両親がいないところで、両親の悪口を吐く妹。
自分のことと、世間体しか考えていない父。

表面的には、いい家族であるような、“家族ごっこ”を演じ、
実のところ、そうじゃない・・・間に挟まって、心が疲弊してしまう私。

そんな風だから、結婚後、実家から足が遠のき・・・親孝行しなくちゃね~とは
思いつつも、よほどのことがない限り、帰省する気になれなかったりする。

私が、避けているということに、気づいているのか、いないのか。
わからないけれど、戻ってきた翌日は、誰もいないところで、
半日くらいは、涙し、心の中に溜まったものを洗い流そうとしているのか?
何もする気が起きなくなって、1日、ぼぅ~っとして、過ごしてしまうことが
なんと多いことか^^;

どんなに疎ましく思ったところで、私は、あの人たちの娘なのだ。。という
事実が、心に重くのしかかってくるのだろう。

逃れたくても逃れられない関係なのだとは、認識している。
だからこそ、いつも、帰省の後は、思い切り、気分がどよ~~んとしてしまう。

明日が、何の予定もない1日で・・・・よかった^^;
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