はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「祝祭と予感」

2020-04-11 16:44:28 | 本・映画・ドラマ
恩田陸さんの『祝祭と予感』を読みました。


また彼らに、
会える。
大ベストセラー『蜜蜂と遠雷』、待望のスピンオフ短編小説集!大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。
入賞者ツアーのはざま亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノの恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。
芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。
作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけになった忘れ得ぬ教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。
ジュリアード音楽院プレ・カレッジ時代のマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。
楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏へ天啓を伝える「鈴蘭と階段」。
巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。
全6編。


『蜜蜂と遠雷』を読んでいないと、きっとこの本は、心に響かないのかもしれない。
な~んて思いながら、一気読み。
活字に、若干飢えてたのかも、、私。と感じてしまったほどに。
そういえば、小説読んだの、久しぶりな気がします。

1篇めの「祝祭と掃苔」は、コンクールが終わった後のお話。
最後の、「伝説と予感」は、風間塵が、子供の頃、初めてホフマンと出会った時のお話。
心が、ふるふるふるっと、感動しました。
6篇の中で一番好きだったのは「袈裟と鞦韆」。感動して、涙しました。

短編って苦手意識があって、あまり読まない私だけれど、スピンオフなら、
ありかもと思った。・・全てが、「蜜蜂と遠雷」に繋がっているから、長編のような感覚で
読めるし。

小説はいいですね。
家に居ながらにして、心は遠くまで行けてしまうところが(^^ゞ
コメント (2)
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