くりはら田園鉄道石越駅の向かい側。
そこに、JR東日本の同名の駅がある。
くりはら田園鉄道の石越駅が小さいながらも「起点」としての風格すら感じさせるのに対して、こちらはいかにも「中間駅」の印象しか残らない。
強いて特徴を挙げると、駅舎の隣にそびえ立つ木ぐらいか。
今回で3回目だか4回目の訪問になるけれども、こぢんまりとした駅舎は気に入っている。
改札口を出て仙台方面のホームへ出る。
ここから . . . 本文を読む
北条鉄道から紀州鉄道へ譲渡されたフラワ1985-2。
2000年の入線以来、北条鉄道時代そのままの白地にオレンジと青紫の帯を入れて御坊・西御坊の間を行ったり来たりしている。
先月、近くまで来たついでに紀州鉄道のレールバスはどうなったのかと思い見に行くと、塗装が見事に変わっていた。
印象が全く変わった。
そして、地元のパチンコ店の広告が側面と正面に大々的に入れられている。
てっきり北条鉄道時代 . . . 本文を読む
若柳駅での車輌見物の時間が終わろうとしている。
さっき回送で石越に向かったKD953が12時28分発の細倉マインパーク前行きとして戻ってきたところを見届けて駅へ戻った。
窓口で石越までの硬券乗車券と入場券、記念切符を買う。
買った切符を手にホームに出て列車を待つ。
12時50分発としてやってきたのはKD952。
「くりでんOH!バンデス号」だ。
この車には二回乗ったことになる。
もっとも、3両し . . . 本文を読む
毎年10月に「パレマルシェ神宮」(元・「名鉄パレ神宮」)で開催される古書即売会。
今年で16回目となるが、習慣的に足を運んでみることにした。
事前に目録が送られてくる古書即売会は数あれど、この即売会との相性は非常によく、7点予約葉書に書いて送ったところ、今回は6勝1敗。
予算は当選率5割で見ていたので、「出来過ぎ」な感もある。
目的地には開店直後、10時に着いた。
エスカレーターで会場となる4 . . . 本文を読む
若柳駅の構内。
そこには栗原電鉄時代の電車達が今も眠り続けている。
昨日触れたM182と連結されているのはC151。
。
番号の前の「C」は制御車を示す。なお、連結面側は三枚窓の非貫通。
こちらも現役を離れて久しいが、状態はM182と似たようなもの。
その隣に留置されているのは木造無蓋車のト102+103。
もう動くことはないのだなぁと眺めていて寂しい気分になる。
駅構内で「ヌシ」の如く鎮 . . . 本文を読む
単行のディーゼルカーは車庫のある若柳駅に着いた。
駅名標のバックにいる留置車輌については追々触れるとして、運賃箱に運賃を入れて改札口を通り抜ける。
改札口を出たのは自分が最後。
後には人気のない空間だけが残る。
静かなものだ。
次の石越行きは約2時間後。
時間は十分過ぎる程あるので、周囲を色々と見て回る。
駅の外に掲げられた、「存続」を願う看板。
くりはら田園鉄道の前身となった、栗原電鉄 . . . 本文を読む
細倉マインパーク前駅へ戻る。
既に10時6分発の石越行が待っていた。
さっき、旧細倉駅の構内で撮った車だ。
ホームに屯しているのは鉄道ファンと「お試し」で乗る中年女性のみ。
数えてみても10人いたかどうか。
鉄道ファンの方は幾つかのグループに分かれているようだが、こちらは一人旅を決め込んでいる。
その分、行動の自由度はあるので何処で降りようか、もう一度思案する。
くりはら田園鉄道最後のダイヤ改正 . . . 本文を読む
三岐鉄道・北勢線阿下喜駅のお隣で月に一度運転会を開催している「下工弁慶号」。
SLを管理している「北勢線対策推進協議会」と委託先の住民団体が保存のあり方を巡って決定的に対立したのは今年の5月。
その溝は埋まることなく、北勢線対策推進協議会が委託契約を解除し、下工弁慶号の返還を求めるに至っている。
この問題、良くも悪くも問題は早く解決するのだろう・・・と思い10月25日の朝日新聞の記事を見ると北勢 . . . 本文を読む
山間の林を抜けると、細倉マインパーク駅へ向かう線路の空間ががパッと広がる。
その片隅の古びたホームと、かつて「駅」だった建物。
それが旧細倉駅だ。
タイトルに「旧」を付けた理由は、この駅が廃駅となっているため。
事実、この駅自体1990年6月に役割を終え、細倉マインパーク駅に生まれ変わっている。
駅としての機能を終えてから20年近く。
小綺麗になった終着駅も路線もその役割を終えようとしている。
. . . 本文を読む
西鉄が来年3月での廃止を表明している宮路岳線西鉄新宮・津屋崎間。
これに対応して地元自治体が第三セクター化を模索するも、様々な問題が生じていた。
その結末は「西鉄・宮地岳線一部廃止問題:三セク存続を断念 調整協、代替バス案検討へ」(毎日新聞、10/24)
で知ることになった。
記事の要旨も何もタイトルが全て、と言ってもいい。
第三セクター方式による路線存続を断念し、西鉄バスによる代行バスが運行さ . . . 本文を読む
石越を出たときと同じく鉄道ファンだけを乗せた列車は終点に到着した。
片面一本の小さなホーム。
すぐに折り返すところだったが、気になる場所もあったので少し歩いてみることにした。
少し石越方向へ歩いた踏切から折り返し列車を撮る。
同じ列車に乗っていた人の多くは折り返し列車に乗っていったようだ。
静かになった駅に戻る。
駅舎正面を撮る。
この駅舎が役目を終えるまであと僅か。
カメラを構えてい . . . 本文を読む
無人駅となった石越駅から旅は始まる。
今回乗ったのはKD952。
ヘッドマークが他の二両とは異なる。
側面を見るとこんなステッカーが貼られている。
「くりでんOH!バンデス号」。
今年3月から運転を始めた車で、「くりでん応援クラブ」と「ミヤギテレビOH!バンデス」のタイアップで車体側面に子供達の描いた絵が貼られている。
乗車する。
平日、しかも朝というのに乗客は僅か。
その大部分が鉄道ファン . . . 本文を読む
先週の土曜日、えちぜん鉄道に乗って三国港まで往復してきた。
そのえちぜん鉄道に先月末から今月にかけて少し動きがあったことを知る。
「福井市:えちぜん鉄道と新駅を2カ所設置へ 来年度の着工・完成目指す」(MSNインタラクティブ、9/28)
「えちぜん鉄道 2新駅の場所発表」(asahi.com、10/20)
「えち鉄・上期、利用者147万人 前年同期比7・9%増」(中日新聞福井版、10/20)
. . . 本文を読む
この駅で降りるのは初めてだ。
140形のさよなら列車を撮るために下車。
川沿いの小さな駅舎・・・と思ってみたが、ホームから眺めると意外に大きい。
細長い敷地に合わせて作られた駅舎であることがよくわかる。
ホームを見る。
岐阜からの路面電車入線に合わせて全面的に切り下げが行われたため、床が目新しい。対してホームの上屋は在来車が走っていた時と変わっていない。
そして、駅名標も切り下げ前の物がその . . . 本文を読む
最初の予定ではえちぜん鉄道田原町で下車し、田原町付近を行き交う福井鉄道の電車を撮る予定だったが、一つ忘れていたことがあった。
「夕刻の田原町発着列車は一時間二本である」ということに。
仕方がないので発車直前の福井鉄道の電車に乗り換える。
今回乗ったのは803。
田原町付近は歩道橋からの俯瞰撮影をはじめ、結構色々なアングルで撮ることができる。
それを堪能できないのは仕方ない。
また次来ればいいかと気 . . . 本文を読む