Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

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「イタリア鉄道縦断の旅」を読んで

2007-06-29 07:13:43 | 読書録(鉄道)
通勤電車の中で読めばいいかと手にした本。 それにしても、「鉄道の旅」というよりは食べ物に関する記述の方が印象に残って仕方なかった。 ・・・と思って著者のプロフィールを見たらイタリアの食事に関する本を結構出している人だった。 さもありなんと思う。 しかし、単なる「食道楽」の旅ではなくタイトルに「列車」を謳っている以上、列車に乗らなければならない。 その辺りの記述はどうかと思って読み進めると、食事の . . . 本文を読む
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「ダルマ駅へ行こう!」を読んで

2007-06-17 06:23:47 | 読書録(鉄道)
「ダルマ駅」。 鉄道に詳しくない方なら「?」と思われるので、説明が必要だろう。 国鉄時代末期、大量に不要となった貨車。 この貨車の処分に手を焼いた国鉄当局は、主に倉庫用として足回りを取り外した貨車の車体を売りに出した。 その中には国鉄内部で再利用された車もあり、主に車掌車がこれまた足回りを取り外して「駅舎」に転じた。 これが「ダルマ駅」である。 本書は日本全国に点在する、こうした「ダルマ駅」の訪 . . . 本文を読む
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「長野電鉄特急列車50周年記念写真集」を眺めて

2007-06-07 06:28:55 | 読書録(鉄道)
長野電鉄が5月30日から発売を始めた写真集。 購入方法や内容はこちらを参照。 それにしても長野電鉄が特急列車の運転を開始して50年になるのか、と改めて表紙を見て感慨にふける。 考えてみれば「長野電鉄の特急の歴史=2000系の歩み」と言っても過言ではないだけに、一系列で支えた特急史を持つ鉄道会社もそうないだろうと思う。 写真集の構成は特急運転開始当初の「マルーン時代」、クリームと赤色の「りんごカ . . . 本文を読む
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「蒸気機関車200年史」を読んで

2007-05-05 07:44:42 | 読書録(鉄道)
連休中、という訳でもないが、久しぶりに鉄道書籍の感想でも書いてみたい。 それにしても、400ページを超える大著なのに実に面白く、最後まで飽きることのない本だった。 結論から先に書いてしまったが、蒸気機関車の「はじまり」から「いま」に至る200年間をよくもまぁこのページ数に纏めきったものだと感心してしまう。 要所要所に入るイラストや写真も著者自ら描いたり撮ったりしたものだから、頭が下がるしかない。 . . . 本文を読む
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幻のバッテリー機関車、「EB90」について書いてみる。

2006-02-15 07:45:01 | 読書録(鉄道)
このブログをずっとご覧いただいている方ならご存じのように、古い鉄道雑誌のバックナンバーを集め続けている。 そうした記事の中で「幻の・・・」と冠されたモノがあれば必ず目を通すことにしている。 今回取り上げるのはその一つ。 先月、丸善で開催された古書即売会で買ってきた「RAILFAN'91.12臨時号」に「幻のバッテリー機関車」として国鉄時代に計画されたバッテリー機関車の概要が掲載されていた。 見開 . . . 本文を読む
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「ひょうご懐かしの鉄道 廃線ノスタルジー」を読んで

2006-01-13 06:42:18 | 読書録(鉄道)
年末年始、ここぞとばかりに買って積みっぱなしにしていた本を読んでいた。 今回紹介する本もその一冊。 本書は題名通り、兵庫県内の廃止された鉄道についてまとめた本である。 「廃線」関係の本でよくあるのが日本全国の廃線を総花的にまとめてみた、というスタイルだが、本書がそれらと一線を画しているのは丸々一冊を「兵庫県内の廃線」に割いた点にある。 その結果、神戸市電や阪神国道線、姫路モノレール、国鉄福知山 . . . 本文を読む
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「高橋 弘作品集3 路面電車 懐かしい仲間たち」を見て

2005-11-22 00:04:10 | 読書録(鉄道)
約四半世紀の時を超えて、ようやく全三冊のシリーズが完結する。 その場に立ち会えたというのが非常に嬉しい。 というのも、「高橋 弘作品集」は過去に二冊出ており、蒸気機関車を中心にまとめた一巻は1978年に、関西の私鉄電車を中心にまとめた二巻は1979年にそれぞれ出ている。 この二冊の巻末で路面電車を中心にまとめた三巻目が「近刊予定」として出ていたが、音沙汰絶えて幾星霜。 父が購入した一巻で「鉄道 . . . 本文を読む
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「走り続けた17年間・感動の記録 ありがとう SL あそBOY」を読んで

2005-10-26 22:23:28 | 読書録(鉄道)
先週、通信販売を申し込んでいた「SLあそBOY」記念誌が今日届いた。 早速ページをめくってみる。 復活から再びの引退に至る18年間がビジュアルと新聞記事、それから「SLあそBOY」に様々な立場で関わった人々の回顧から成っている。 収録された「SLあそBOY」復活当時の新聞記事を眺めているだけでも復活時の苦労が偲ばれる。 以前に「SLあそBOY」引退記事を書いた時はその理由として「台枠の傷みが激 . . . 本文を読む
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「キマロキ-冬の鉄路を守った男たちの物語ー」等を読んで

2005-10-15 22:20:18 | 読書録(鉄道)
このブログを立ち上げた時、こんな事を考えていた。 「書店で見かける鉄道本以外にも、面白い鉄道本は沢山ある。そういった本を紹介できるといいなぁ」と。 という訳で初心に立ち帰ってみたい。 今回紹介する、北海道名寄市北国博物館が出している本(というか、小冊子)は、書店では絶対に出てこない、しかし「面白い」本の典型と言える。 本書の内容について触れる前に「キマロキ」とは何を指しているのか。 そこから説明 . . . 本文を読む
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「国鉄形車両 事故の謎とゆくえ」を読んで

2005-10-12 06:49:20 | 読書録(鉄道)
ついタイトルに釣られて買ってしまった。 本書を端的に表現すると、「国鉄時代に製造された車両にまつわる事故や故障、事件にまつわるエピソード集」ということになろうか。 本書を読み進めると、なかなか興味深いエピソードも多い。 例えば、順序が前後するが、「故障」の分野からは「美人薄命」を地で行ったDD54のエピソードが筆頭になるのだろうか。 DD54の登場から終焉までが描かれているが、導入時にトラブルが . . . 本文を読む
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「日本の鉄道碑」を読んで

2005-07-21 06:48:00 | 読書録(鉄道)
暑い日が続く。 気分だけでも涼しくなろうと、一昨年12月に撮った画像を貼っておく。 今回は画像にある「鉄道碑」をまとめた一冊を取り上げてみたい。 一言で「鉄道碑」と言っても様々な理由で作られている。 路線の開通等を記念した「記念碑」だけが「鉄道碑」ではない。 中には事故や災害の記憶を忘れないために作られた「事故碑」や「災害碑」、そして事故や災害で命を落とした人々を供養する「慰霊碑」等多様である。 . . . 本文を読む
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季刊「蒸気機関車」増刊を読んで

2005-06-02 00:00:01 | 読書録(鉄道)
かつて、「SLブーム」なるものがあった。 1975年で国鉄の営業線から蒸気機関車が完全に姿を消すまで続いたように記憶している。 そんな中にあって光芒を放った雑誌があった。 「蒸気機関車」 キネマ旬報 個人的に初めて手にした鉄道雑誌がこの「蒸気機関車」だった。 父親が買ったこの雑誌をそれこそ穴が空くほど見つめ、最後にはボロボロにしてしまった。 自分が「鉄道好き」だと自覚するようになった頃にはSL . . . 本文を読む
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「日本全国路面電車の旅」を読んで

2005-05-16 06:47:15 | 読書録(鉄道)
「人に、環境に優しい路面電車」。 そう言われて久しい。 しかし、現実は厳しく、今年3月には岐阜の路面電車が姿を消している。 それでも路面電車は走り続けている。 この本は、日本の路面電車の「今」をまとめたものである。 ・・・と言いたいところだが、残念ながら(紙面の都合だろう)僅かな掲載に止まった路面電車があったのは本の構成上「残念」の一言。 例えば、東急世田谷線、富山地方鉄道富山市内線、阪堺電軌 . . . 本文を読む
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尼崎の事故に生かされなかった教訓・・・「信楽高原鐵道事故」を読んで

2005-04-30 08:30:42 | 読書録(鉄道)
尼崎の事故から今日で6日目。 犠牲者の数は3桁を超えた。 JR史上最悪の事故であることは勿論のこと、日本の鉄道事故としても最悪の部類。 原形を止めないまでに破壊された先頭車両の残骸の写真を目の前にして、もはや言葉も出ない。 原因は後日の専門家による分析を待つとしても、事故の第一報を聞いた時「JR西日本の体質なら発生し得る事故」という漠然とした印象はあった。その原因は今回取り上げる本書にあると言っ . . . 本文を読む
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「鉄道画報 No.1」を読んで

2005-04-26 06:25:19 | 読書録(鉄道)
突然、何の予告もなく現れた新雑誌。 第一印象は、「写真派向けの雑誌かなぁ」というものだった。 実際に手にしてみると「蒸気機関車」を想い出した。 巻頭特集は「小田急ロマンスカー物語」。 先月運転を開始したVSEこと50000形に至る小田急ロマンスカーの歴史をまとめている。 そのまとめ方が実に的確。そして面白い。 また、写真のレイアウトが実に上手い。 まるでカタログを見せられているような感じである . . . 本文を読む
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