Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

今度は即売会の場所が変わっていた。

2006-10-28 21:10:01 | 古書
毎年10月に「パレマルシェ神宮」(元・「名鉄パレ神宮」)で開催される古書即売会。
今年で16回目となるが、習慣的に足を運んでみることにした。

事前に目録が送られてくる古書即売会は数あれど、この即売会との相性は非常によく、7点予約葉書に書いて送ったところ、今回は6勝1敗。
予算は当選率5割で見ていたので、「出来過ぎ」な感もある。

目的地には開店直後、10時に着いた。
エスカレーターで会場となる4階催事場へ上がる。
あれ、と思う。
去年までの即売会は5階の催事場だったハズだが、今年は4階に変わっている。
変わった会場はこれまでよりコンパクトな空間になっていた。
雰囲気としては丸善の古書即売会に似てきたかなという感じも受ける。
ただし、こちらの方がこぢんまりしているが。
係員に尋ねると、やはり催事場を移したとのことだった。

結果は先日までに判明しているので、まずは場内を一周して適当に本探しに励む。
その中で学研の「JR全線・全駅舎(西日本編(JR東海・JR西日本)」を見つけたので手に取ってみる。
しかし、値段が書かれていない。
いくらなんでも古書で「時価」はないだろう、と係員に聞いてみると出店者側のミスとのこと。
こういったこともあるさと諦めて本探しを続けると出るわ出るわでちょっとした祭り状態。
買いたいと思った本が見つかるのは嬉しいものだ。
おかげで当初の予算はオーバー。
前回が今ひとつだっただけに、今回は十分以上に元がとれた。

会場を出て、JR熱田駅前の古書店に立ち寄る。
10年くらい前、名鉄のフリーきっぷで一日遊びほうけた後、ここで鉄道雑誌等を買って帰るのが定番だった時期がある。
最近では足が遠のいてしまった感は否めないものの、行くこと自体は楽しみだ。
単に自分が面倒くさがりになっただけだ・・・と思い入り口の鉄道書コーナーを軽く見ると、いきなり「日本の鉄道」と題された本が見つかった。

背がボロボロ、表紙に描かれているのが80系湘南電車ということで発行時期はいつだろうと思って見てみると、昭和27年発行。
冒頭には長崎惣之助国鉄総裁が挨拶文を寄せている。
内容的には日本の鉄道を手際よく紹介しているが、当然民鉄にもページが割かれている。
地元名鉄の代表車輌は何かな・・・と見てみると3400・3800・3850系列が取りあげられていた。まぁ発行時期を考えれば当然か。
このほかに東武鉄道だと湘南形に準じたマスクの5700形が花形車輌として紹介されていたのが印象に残る。

帰りは熱田から普通電車で名古屋まで。
そういえば10月1日のダイヤ改正以来、初めてJR東海の電車に乗る。
やってきたのは313系の2両編成。
改正前は211系5000番台が入ることが多かっただけに、少々戸惑う。
車内は結構混み合っていた。
考えてみればロングシート3両編成から転換クロスとはいえ2両編成に車両数が減らされたのだから混み合うのも無理はない。

ちょうど目の前を名鉄6000系の知多半田行普通が通過していった。
あちらも2両編成だった。
何もこういったことまで名鉄と張り合うことはないじゃないかと、とぼけた事を考えながら電車に揺られていた。

(即売会で買った本)
「航跡」青函船舶鉄道管理局
「写真集 蒸気の詩」北海道撮影社
「土佐山田駅50年の歩み」 土佐山田町商工観光課・国鉄土佐山田駅
「日本乗車記念券総合図鑑 48・49年発行分版」日本交通趣味協会
「同           50・51年発行分版」同上
「近鉄特急ビスタカー」近畿日本鉄道
「旅客機年鑑2006-2007」 イカロス出版
「鳥人間の本」東京書籍
「WRC 世界ラリー選手権のすべて」飯島俊行 グランプリ出版
「悠悠おもちゃライフ」森博嗣 小学館
「自壊する帝国」佐藤優 新潮社

(古書店で買った本)
「日本の鉄道」鉄道記念刊行会
「別冊航空情報 英国ジェット軍用機」酣燈社

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1 コメント

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Unknown (後藤定明)
2006-10-29 10:42:56
改正で、静岡方面からの接続が、不便になった様です。

211系も、あちらへ追いやられ”岐阜~豊橋”の運用が、

優遇された感ありですね。

その合間で、117系の活躍・・・。

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