Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

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くりはら田園鉄道の旅(行き)

2006-10-23 06:59:27 | 鉄道(地方・専用線など)
無人駅となった石越駅から旅は始まる。
今回乗ったのはKD952。
ヘッドマークが他の二両とは異なる。

側面を見るとこんなステッカーが貼られている。

「くりでんOH!バンデス号」。
今年3月から運転を始めた車で、「くりでん応援クラブ」と「ミヤギテレビOH!バンデス」のタイアップで車体側面に子供達の描いた絵が貼られている。

乗車する。
平日、しかも朝というのに乗客は僅か。
その大部分が鉄道ファンというのは廃止間際とはいえ笑えない。

空いていることを幸いと、車内を見て回る。
「くりでんOH!バンデス号」の由来が広告スペースに掲出されていた。


列車は定刻通り7時29分に発車した。
ワンマンカーのアナウンスが通常と違うことに気がついた。
石越を出たときはまばらだった車内も、学生たちで賑やかになる。
どうも起点から乗ってくる学生さんの数は少ないというのが正解のようだ。
それぞれに話している様子は都会でも地方でも変わらない。

田園風景を眺めていると雨が降りそうな雲行き。
帰りに何処かで降りてみようかと考えていたが、少々計画を見直した方が良さそうだ。
そうこうしているウチに睡魔が襲う。
賑やかさに耐えきれなくなっているのかもしれない。


結局目を覚ましたのは沢辺駅に到着する直前。
結局、タブレットの交換風景を何とか撮れただけだが。それでも良し、というのが正直な所だ。

ここか栗駒で学生の多くは降りるのかな・・・と思っていたが段々乗車する学生の数は増えてくる。
これだけ見ていると来年3月の廃止が信じられなくなってくる。
結局、車内の大部分を占めていた学生たちは鶯沢工業高校前駅で下車。
石越を出たときの静寂が戻ってきた。
しかし、列車は終点に近づき、山間に入っている。
あまり余韻が感じ取れる雰囲気ではなかった。

終点細倉マインパークには8時16分到着。
その到着直前にアナウンスの声について紹介があり、「さとう宗幸がお送りしました」との事。
普通のワンマンカーのテープ音声より声が若いなぁと思っていたらそういうことか。

木々の間を抜け、広い構内が見えてくる。
その片隅には旧細倉駅の木造駅舎もある。
最初の予定ではこの列車の折り返しになる8時25分発の列車で石越へ戻ろうと思っていたが、こんな風景を見せられると考え方も変わってくる。

ということで、短時間の折り返しは止めて一本あとの列車で戻ることにした。
なにせ、仙台には夕方6時過ぎに戻っていれば良いのだから散策する時間は沢山ある。

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2 コメント

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こちらが乗車した時も… (MAKIKYU)
2006-10-24 21:50:38
こんばんは。



こちらもこの路線には今年初めの夕方に一度だけ乗車した事がありますがガラガラで、沿線自体が過疎地帯で大部分が平地、まして人の流動と一致しないこの路線が今まで走り続けてきた事自体が奇跡的に感じます。



この一帯では一関~栗駒まで路線バスにも乗車しましたが、バスに置き換えてもなお厳しい状況が続きそうな感じがします。



あとこの鉄道で使用しているレトロ調レールバスの今後も気になります。



Re;こちらが乗車した時も… (Simplex)
2006-10-26 22:17:28
こんばんは。

MAKIKYUさんは夕方に乗られたのですか。

自分は朝からお昼まで一往復してきました。



>沿線自体が過疎地帯で大部分が平地、まして人の流動と一致しないこの路線が今まで走り続けてきた事自体が奇跡的に感じます



この点については、くりはら田園鉄道の前身となった栗原電鉄の歴史から紐解いていく必要があるかと思います。

元々終点近くに位置する細倉鉱山からの亜鉛鉱石輸送を主目的に開通した路線ですから元々人の流動はあまり考慮されていなかったのでしょう。

また、モータリーゼーションの進展と円高による鉱山閉山は鉄道のみならず地域経済に大打撃を及ぼしています。



そうした鉄道がこれまで生き残ってきた訳ですが、過疎化の進展による地域の衰退は止まる所を知らず、今回の結末を迎えることになりました。

沿線ハイキングやツアーも企画されたのですが、安定的な集客には繋がらなかったのでしょう。



このような状況ですからバス化した所で「過疎化」という前提状況が変わらないため経営の舵取りは本当に難しいなと思います。



>あとこの鉄道で使用しているレトロ調レールバスの今後も気になります。



3両のKD95形ですが、廃止後はどうなるのだろうと同じ心配をしています。

ミャンマーへ輸出されるのか、それとも国内の第三セクター鉄道に譲渡されるのか。

はたまた何処かで保存されるのか。

個人的には樽見鉄道や長良川鉄道へ譲渡されるのもいいかなと思いますが、こればかりはフタを開けてみないとわからないでしょう。

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