存廃問題に揺れる茨城交通湊線。
同線への訪問記へのコメントでも触れられていたが、存続が決まった。
「市と茨交 3セク、来春設立 湊線存続で合意」(茨城新聞、9/28)
記事の要旨をまとめてみる。
○茨城交通湊線の存続に関して、茨城県、ひたちなか市及び茨城交通の三者はひたちなか市と茨城交通が出資する第三セクター方式の別会社を設立して同線を存続させることを明らかにした。これにより湊線は来春から新形 . . . 本文を読む
中根駅で列車を降りて一人周辺を散策する。
勝田側にちょっとした林が見える他は、見事な水田が広がっている。
晴れていれば絵になるところだが、訪問した7月21日はあいにくの雨。
水溜りができているあぜ道から阿字ヶ浦へ向かう列車を一枚撮った。
この日、運用に就いているのは新形式車ばかりというのは承知していたので、折り返しも同じ。
これがキハ205あたりだったらなぁ・・・と思うと少々恨めしくもなる。
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7月のダイヤ改正で登場し、好評のうちに運行本数を増やしつつあるN700系。
まだ自分は乗車したことがないが、今後の増備に関する記事を見て思う。
「もう300系の東海道新幹線からの引退時期が出てる」と。
「新幹線「のぞみ」、11年度中には全てN700系で運行」(読売新聞、9/27)
記事を眺めているとN700系の製造本数が予定より倍近くになるほか、300系を2011年度を目処に東海道新幹線から引 . . . 本文を読む
那珂湊から、一つ勝田側に戻ったところに位置する駅。
それでも乗車時間は意外に長い。
中根・那珂湊間は撮影の名所と聞いてやってきたが、小雨模様は相変わらず。
片面一線のホームに降りた人は自分だけだった。
少し回りを歩いてみるかと思い立つ。
雨の中、誰もいないホームにたたずむのも悪くはないが、それだけではやはり寂しい。
踏切から一枚駅全景を撮る。
本当にホームしかない、シンプルな駅だ。
遠く . . . 本文を読む
少し活気が戻ったような那珂湊の駅舎を出て左手へ歩く。
そこは旧型気動車好きにとってはある意味、桃源郷が広がっている。
自分にはそう思えてならない。
国鉄準急色に塗られたキハ2004の反対側にはキハ223が連結されている。
正面窓の回転窓がその出自を物語っている。
キハ2000形が留萌鉄道出身なのに対し、キハ223は羽幌炭鉱鉄道の出身。
どちらにしても「道産子」だ。
さらに勝田方へ歩く。
二両の . . . 本文を読む
名鉄と半田市が9月20日から開始した「おもてなし半田キャンペーン」。
キャンペーンは沿線価値の向上を狙う名鉄と「はんだ山車まつり」を中心とした観光振興に力を入れたい半田市が11月末まで実施するというもの。
詳細はこちらを参照していただくとして、趣味的には1000系全車特別車編成を使用したラッピング電車が運転されるのが大きい。
ただ、運用範囲が狭められた1000系全車特別車編成とはいえ、目論見とお . . . 本文を読む
那珂湊駅で降りた最大の理由。
やはり車庫所在地であることが大きい。
という訳で列車を降りるなり留置されている車両にカメラを向けてみる。
乗った車が新車だったので、大体予想はついていたが国鉄型及び道産子のディーゼルカーは軒並み検修庫や留置線で眠りについていた。
動いている所を見たことが殆どないので、次に来る時は動くところを見てみたいと思う。
駅本屋側に移動すると、一両のディーゼル機関車が目に入 . . . 本文を読む
阿字ヶ浦からディーゼルカーに揺られること15分足らず。
列車は那珂湊駅に着いた。
係員が常駐する改札口が今となっては新鮮に映る。
しかも列車別改札だから列車が来ない時はチェーンで仕切られてしまう。
かつて当たり前に見ることが出来た光景。
茨城交通湊線にはそうした光景が残っている。
この駅まで何度か来たことがある。
このブログを開設してからも一度、来た記憶がある。
外に出て駅舎を撮影する。
二 . . . 本文を読む
阿字ヶ浦駅での折り返し時間は10分ちょっとある。
そんな時は色々と構内を見て回る。
昨日も触れたように、この駅はかつて海水浴場へのアクセスで栄えた駅。
国鉄からの乗り入れ列車が入線するなど、かつての栄華の名残は広い構内に残っている。
そんな広い構内に立つ塔状の構造物がある。
勝田行きディーゼルカーの右側に立っているのがそれ。
色々と調べてみると蒸気機関車時代の給水塔とのこと。
よくもまぁ、こん . . . 本文を読む
単行のディーゼルカーは終着駅に滑り込んだ。
外は相変わらずの小雨模様。
ホームに降り立ち、まず目に入ってきたのは留置されているディーゼルカーだった。
手前が元羽幌炭坑鉄道のキハ22 1。
この車の塗装がかつて茨城交通湊線の制式色だったこともある。
暫く那珂湊で姿を見ないと思っていたら、終点で海水浴客の更衣室と化しているとは。
反対側に回ってみる。
キハ201。
国鉄→鹿島臨海鉄道を経て茨城 . . . 本文を読む
水戸から一駅乗った勝田駅。
その勝田駅の片隅から茨城交通湊線は発着する。
「片隅」とは言え、専用の窓口を持っているから大したもの。
そこで一日フリーきっぷを購入。
このフリーきっぷの存在、現地で初めて知った。
乗車するのは9時22分発の阿字ヶ浦行き。
単行のディーゼルカーが折り返しの準備中だった。
定刻通り勝田を出発した列車はのんびりと市街地を走る。
森林を抜けた中根辺りから田園風景が目立ち . . . 本文を読む
貨物列車の廃止など、経営状態が良くない樽見鉄道。
「市民鉄道」への再生を目指して沿線自治体が補助を続けても赤字体質に変わりはない。
そんな中、大垣市が条件をクリアーすれば3年間継続補助を行う方向で他市長と協議していくことを明らかにしたことを知る。
「樽見鉄道支援、条件付きで3年延長へ 大垣市」(岐阜新聞、9/14)
大垣市が樽見鉄道へ出した条件は次のとおり。
○国や県の支援制度が継続されること . . . 本文を読む
今年3月のダイヤ改正で常磐線を走る車両の顔ぶれは大きく変わった。
あの懐かしささえ覚える、鋼製の415系等が一斉に姿を消しステンレス車体にしてグリーン車を組み込んだE531系に置き換えられた。
JR以後に登場したE501系もその大変動の影響を受け、土浦以北に運用が限定されることになった。
今までなら首都圏に何とか働き場所を見つけることもできた筈だが、些か早い「都落ち」となってしまった。
それだけ車 . . . 本文を読む
長野から帰って数日後。
青春18きっぷが使えるようになった7月20日名古屋発の「ムーンライトながら」に乗る。
東上する目的は茨城交通。
刈谷辺りで意識が途切れ、次に目が覚めたのは品川付近。
よく眠れた方だと思う。
東京には定刻通り5時5分に到着。
3月改正で「ムーンライトながら」の東京着が繰り下げられたが、よく眠れただけいいのではないかと思う。
この時点では。
上手くいかないのはここから。
「 . . . 本文を読む