名鉄揖斐線をはじめとする岐阜の路面電車が姿を消して半年。
代替バスも来月から増発され、表面上はかなり落ち着いてきた印象も受ける。
そんな矢先、名鉄が揖斐線の廃線跡の売買協議を沿線自治体に申し入れた旨が昨日の岐阜新聞に掲載されていた。
記事の要旨は次のとおり。
・名鉄取締役不動産事業本部副本部長兼土地事業部長(・・・長い)が28日、沿線自治体だった本巣市と揖斐郡大野町に対して跡地の一括購入を基本 . . . 本文を読む
昨日は北陸の鉄道に関する話題が多い日だった。
そのいくつかを紹介してみる。
1 福井鉄道への元名鉄車入線
昨日、元名鉄車が福井鉄道西武生工場へ搬入される旨をお伝えしたが、昨日の朝搬入された。。
今回は800形1両(802)と770形2両(770-771)の3両が搬入されているが、福井新聞の記事では「車両整備や試験走行などを経て、早ければ来年3月にも運行が始まる予定」となっているが、10月22日 . . . 本文を読む
昨日から福井鉄道の話を書き始めた矢先にこんなニュースが飛び込んできた。
何とタイミングの良いことか。
「明日、9月28日(水)午前5時~6時頃の予定で、西武生駅横の電車車両工場に来年4月から運行予定の低床式の電車車両が陸送にて搬入されます。見学希望の方は福井鉄道本社前駐車場をご利用下さい。【午前8寺頃まで可】(2005.9)」とのお知らせが福井鉄道HPに出た。
とうとう、と言うべきか、やっと、 . . . 本文を読む
9月3日、東京から帰るついでに(というには長すぎる感はある)、福井鉄道の電車に乗ってきた。
3日にどういった行程を取っていたかについては、別記事を見て頂くとして、今回から数回に亘って写真中心にお送りできれば、などと思う。
JR武生駅で電車を降り、少し歩くと福井鉄道の起点である武生新駅に着く。
どうせ、改札口が開いて改札が始まるのは発車数分前なので、構内を見て回る。
すると、いつもの定位置にクハ1 . . . 本文を読む
全7回でお送りしてきた豊橋鉄道3100形の「いま」。
しかし、7回の記事を書いている間に、3101、3106、3107の3両が過去帳入りした。
見慣れた電車が消えていくのは寂しい。
しかし、「最後の姿」を見ることはできた。その意味では「ギリギリ間にあった」と思う。
今回は番外編として、豊橋鉄道3100形の前身となった名古屋市電1400型の保存車を紹介したい。
現存する1400型の保存車は赤池の「 . . . 本文を読む
3月25日に「愛・地球博」が開幕してから6ヶ月。
今日で閉幕を迎える事がちょっと信じられない。
そう思うくらい、あっと言う間に開催期間は過ぎようとしている。
最初は伸び悩んだ入場者も段々増え続け、閉幕前日に至っては21万人を超えた。
総入場者数も2180万人を超え、博覧会協会が想定していた1500万人を軽く超えてしまった。
そういえば、小ネタで恐縮だが昨日の中日新聞で「グローバル・トラム」の行き . . . 本文を読む
9月1日、「つくばエクスプレス」に乗るため上京した。
その時撮った写真の現像がようやく仕上がってきた。
「つくばエクスプレス」でつくばまで往復した夕方、上野駅で二本のホームライナーを撮る。
上野発のホームライナーは平日にしか設定されていない。
平日に上京する機会はなかなかないので、この貴重な機会をムダにする手はない。
最初に撮ったのは上野18:00発の「ホームライナー鴻巣1号」。
185系7 . . . 本文を読む
近いうちに阪急嵐山線に乗りに行こうと思っている。
お目当ては2300系だが、もう一つ楽しみが増えた。
「鉄道の日記念『復刻版車両パンフレット』を発売します」(レールファン阪急、9/22)
個人的に車両パンフレットを集め始めてかなり経つ。
大体古書即売会や古書店店頭で入手している事が多いが、これが結構高い。モノによっては4桁というのもざらにある。貴重な「パンフレット」だから仕方がない所もあるけれど . . . 本文を読む
「ふるほん文庫やさん」。
5年前、長崎の路面電車に乗りに行った帰り、長崎駅のキオスクで古本が売られているのを見つけた。
これ幸いと数冊買い込んだのを覚えているが、これが「ふるほん文庫やさん」の書架だった。
その時は「ブックオフの亜流」と思っていたが、それが間違いだった事を本書で改めて知った。
しかも、この「ふるほん文庫やさん」は九州にずっとあるものだと思っていたが、実はその発祥が愛知県豊田市だっ . . . 本文を読む
来月6日に開業一周年を迎える「あおなみ線」こと名古屋臨海高速鉄道。
開業からもう一年が経とうとしている訳で、時の流れが段々早くなっている事を実感する。
しかし、名古屋駅の片隅からひっそりと発車していく電車の様子を見ていると、殆ど乗客がいない、特に昼間などは空気輸送に近い状態で発車していくことが多かった気がする。
そんな乗車状況を反映した記事が昨日の中日新聞に掲載されていた。
web未掲載の記事 . . . 本文を読む
豊橋鉄道3100形7両の「いま」をお伝えしてきたシリーズも今回が最終回。
現役ラストナンバーの3107を紹介したい。
3107は名古屋市電1471として1942年に誕生した。
幸い戦災に遭うことなく1971年の3月まで名古屋で走った後、豊橋にやってきた。
既に名古屋時代にワンマン化されていたのは3106の時にお話ししたとおりだが、豊橋にやってきた1971年6月の時点では東田本線のワンマン化が開始 . . . 本文を読む
一部区間が不通になっているJR越美北線。
現在不通区間の復旧に向けた工事等が進んでいると思っていたが、共同通信のこんな記事を見かけた。
要旨を整理すると・・・。
・全線復旧後も越美北線の乗客数が減少し続けた場合、JR西日本と福井県は同線の第三セクター方式への移行を協議し、最悪の場合は廃線も検討する方向で合意した。
・JR西日本としては赤字が続けば越美北線を支えきれないと判断しており、これには巨額 . . . 本文を読む
去りゆく豊橋鉄道3100形を一両ずつ紹介する、このシリーズ。
第6回目となる今回は3106を紹介する。
名古屋市電1470として1942年に誕生し、1971年まで名古屋市内を走った後、他の8両と共に豊橋にやってきた。
既に名古屋市時代にワンマン化されていたため、豊橋市内での使用に際しては排障器、続行灯、ブレーキ灯の位置変更等といった若干の仕様変更を行った上で運行を開始した。
それ以降は正面中 . . . 本文を読む
先週、予定していた数の本棚を設置できた。
これで単なる「物置」から、ようやく「書庫」と呼んでも良いのではと思える段階になってきた。
と言うことで土曜日からの三連休を利用して、一階に仮置きしてある本を書庫へ搬入することにする。
現在、一階に置かれている本は引っ越し用段ボール箱11個、大きい衣装ケース3個に収められている。
書庫は隣地にあるから、距離だけなら荷物を持ってホンの僅かな距離、十メートル前 . . . 本文を読む
鮎川・城北太田間を結んでいた日立電鉄が廃止されてもう半年が過ぎようとしている。
この日立電鉄の施設を活用して鉄道の復活を求める運動を地元の高校生が始めた事を以前紹介したが、その現状が地元紙に紹介されていた。
復活運動の内容は次の二点。
・岡山電気軌道(わかやま電鐵)への経営継承が決まった南海貴志川線の事例をモデルケースとした鉄道事業者の募集。
・公共交通のあり方や通学の足の確保を行政などに働き掛 . . . 本文を読む