「おもちゃ電車」が和歌山へ去ってしまうと、後には少し寂しい空気が残される。
それを振り払うように駅へ戻る。
約一年ぶりの伊太祈曽駅は相変わらずグッズ類の販売をやっていた。
グッズの種類も少し増えているようで、何があるか見ていると開業記念乗車券が売られているのを見つけた。
購入機会を逸していたので、早速購入。
グッズ類を購入した後、構内を見回す。
「いちご電車」と2270系が二本、構内に留置され . . . 本文を読む
鳥取県の小さな第三セクター鉄道、若桜鉄道。
ここも第三セクター鉄道の多くが直面している「運営資金の枯渇」という壁が立ちはだかっている。
そして、それを引き金にした存廃議論が出ていることも記憶に新しい。
この問題、最近話題に上らないなと思っていた矢先、日経新聞の次の記事を見て動きがあったことを知る。
「若桜鉄道存続へ『上下分離』導入を検討」(NIKKEI.NET、11/28)
記事を自分なりに整 . . . 本文を読む
和歌山電鐵が7月から走らせ始めた「おもちゃ電車」。
去年登場した「いちご電車」とは対照的に赤ベースのボディーが印象的だ。
という訳で、8月の終わりに和歌山電鐵を再訪することにした。
ローカル私鉄に毎年通うのは、自分としては珍しい。
ただ、去年は走行写真に拘ったが、今年は体調が芳しくないこともあって駅撮り中心でやってみることにした。
「おもちゃ電車」の運行予定は同社のホームページで公開されているこ . . . 本文を読む
「近江鉄道ミュージアム」は元々使われなくなった車両の留置線だった場所。
という訳で、その敷地からは彦根駅構内を見ることが出来る。
構内を眺めて目に付くのは、やはり元西武401系の廃車体。
現在、近江鉄道で主力となっている800系はこの401系を改造の上、登場しているが、この編成については手がつけられた痕跡がない。
新たな800系の種車になるのか、それとも部品取りに供されるのかはわからないが、関 . . . 本文を読む
近江鉄道ミュージアムを出たのは11時過ぎ。
市内観光も考えなくもなかったが、18日は米原・木ノ本間で「SL北びわこ号」が運転されている情報を事前に仕入れていた。
天気もあまり良くなかったこともあり、終点の木ノ本で写真を撮ろうかと近江塩津行きの新快速を待つことにした。
この日の琵琶湖線上りは人身事故の影響で15分程度の遅れが出ていた。
おかげで待つことなく近江塩津行きに乗ることができた。
米原に着 . . . 本文を読む
今日で閉館となる「近江鉄道ミュージアム」。
その訪問記も今回で最終回とするのが綺麗な終わり方かなと思う。
話は18日の現地に戻る。
屋外展示車両の見学・撮影を一通り終え、足は「近江鉄道資料館」の方へ向いていた。
早速中に入る。
資料館に入ると大きなパンタグラフが出迎えてくれる。
あまり意識してパンタグラフを見たことはないが、こうして改めて近くで見てみると「大きい」という印象を受けた。
その . . . 本文を読む
見事な電気機関車三並びに暫しため息一つ漏らして、後ろを振り向く。
すると後ろにも古典電気機関車がいた。
ED4001。
元東武鉄道の機関車で近江鉄道には1973年に入線している。
「デッカー」一族に属する機関車だが、一足早く2004年に廃車されている。
この機関車の価値は先の三両と比べて決して劣るものではないが、やはり「車籍なし」というのが大きいのだろうか。少し離して展示されている。
説明板が用 . . . 本文を読む
「ひこにゃん」で一躍その名を上げた「彦根城築城400年祭」。
その一環として近江鉄道では彦根駅構内の一部を「近江鉄道ミュージアム」として一般公開している。
「彦根城築城400年祭」の終わりは11月25日。
「近江鉄道ミュージアム」の方もそれに合わせて一般公開を終了する可能性は否定できない。
という訳で終わり間近(ということにしておこう)の彦根駅に降り立ったのは11月18日の日曜日。
時折小雨が降 . . . 本文を読む
川根両国から千頭へ歩いて戻ることにした。
バック運転とはいえ、「かわかぜ」号が走る所を見てみたい。
両国橋を渡り、井川線が見下ろせる撮影ポイントを見つけた。
ちょうどDD20形の重連に後押しされる形で井川行きが走り去って行った。
最後尾についているのはDD20 4。
午後にもなって機関車が重連で牽かなければならない程の列車を仕立てなければならないとは、井川方面は相当賑わっているようだ。
DD . . . 本文を読む
川根両国駅を離れ、周囲を散策する。
といっても、両国橋へ移動しただけだが。
そこから川根両国車両区を一望することができた。
繁忙期ということもあって機関車は悉く出払い、構内には貨車が数両佇むのみ。
そんな静かな車両区の奥にいる筈、探している「物件」はないかと構内を見回す。
しばらく見回している内に、「それ」は見つかった。
DD107の廃車体。
「廃車体」というのが信じられない位に塗装され、 . . . 本文を読む
台風被害で運行を断念した高千穂鉄道の運行可能区間を継承して再起を目指す神話高千穂トロッコ鉄道。
国土交通省への申請に際してネックになったのは安全を担保するための運転資金。
その対策として2億円を目標とするオーナー制度をはじめとする募金制度を立ち上げたが、状況は芳しくない。
かような次第で、神話高千穂トロッコ鉄道を巡る情勢を見ていると、どう贔屓目に見ても八方塞がりな印象を持っている。
そんな中、状 . . . 本文を読む
毎年この時期になると話題になるのが、来年春のダイヤ改正。
特にブルートレインを筆頭とする長距離列車については周囲の関心も高いことから早くから記事が出回ることが多い。
しかし、今回の記事は予想の範疇とはいえショッキングなものだった。
「消えゆく東京駅発ブルトレ 『銀河』来春に引退」(asahi.com、11/18)
記事を読んでみると、数年間のスパンでブルートレインが姿を消していく姿が見えてくる . . . 本文を読む
千頭行き列車との行き違いを終えた「かわかぜ」号。
井川方に連結された機関車では機回しの準備が始まった。
運転士と車掌が会話しているのが見える。
客車からDB9が切り離されてゆっくりと転線する。
運転士は後ろを見ながら運転する。
この辺りは車のバック運転と感覚的に違うところはないだろうなと思う。
機関車は千頭方面へ移動する。
その途中で客車と並ぶ。
機関車と客車を比べると、機関車の方が若干高 . . . 本文を読む
富山市が中心に進める富山地方鉄道富山市内線の環状化計画。
この計画については、昨年環状化ルートが決まり、あとは計画をどう具体化させるかだけが焦点になっていた感がある。
この点について、富山市が地域公共交通活性化法に基づく「上下分離方式」で事業計画を国に申請したことを知る。
「富山市、次世代型路面電車整備計画を申請」(NIKKEI.NET、11/16)
「『上下分離方式を採用』」(asahi.co . . . 本文を読む
堂々とした旧駅舎の解体は終わった。
駅前が妙にスッキリした空間になってからかなりの時間が経っている。
今は高架下に張り付いた玄関口が駅の役割を果たしているが、何だか寂しい気もする。
仮設が前提だから、なおさらその思いは強い。
果たして、新しい駅ビルはいつ、どのような装いで姿を見せるのだろうか。
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