この駅が終着駅に変わるまで、あと一日。
駅名標右側の駅が過去の物になろうとしている。
電車を乗り継いでやってきた、西鉄新宮駅は一面二線のホームを備えた交換可能駅。
自分が訪れた3月3日の時点の構内には廃止後の改修に備えてのものだろうか、工事用車両が無造作に置かれている。
廃止後の姿はこちらを見ていただくとして、駅とバス待合所を結ぶ歩行者用通路が設けられる等、駅の姿も「終着駅」としての体裁を整える . . . 本文を読む
経営再建途上にある茨城交通。
その再建計画の中で不採算部門である鉄道部門からの撤退を金融機関から求められ、その時期は2008年3月であるとの報道がなされていた。
このスケジュールから逆算すると今年度末には廃止届を国に出す必要があったが、その届出を見送ることを3月30日の茨城新聞の記事で知る。
要旨を整理してみる。
○茨城交通は29日、国に対する湊線廃止届の提出を当面見送る方向で関係機関との最終調 . . . 本文を読む
次に降りた駅は住宅地の中にあった。
有人駅であるため、改札にいる女性係員に途中下車する旨を告げると切符に下車印を押してくれた。
JRでも見かけることが少なくなった下車印。
私鉄、それも大手私鉄に残っていること自体が驚きだった。
駅舎を一枚撮って周りを歩いてみる。
駅近くの住宅地図を見ると、JR鹿児島本線の古賀駅との距離がさほど離れていないことに気づく。
一枚の地図に収まるぐらいの距離感だから . . . 本文を読む
「宮地岳線」の路線名を冠した駅。
どんな駅だろうか・・・と途中下車してみると、無人駅だった。
運転士に切符を見せ途中下車する旨を告げて電車から離れる。
吊り掛けモーターを高く唸らせて貝塚行が走り去るのを見送ってから駅を出る。
駅舎を一枚撮る。
何の変哲もない駅舎だが、駅右手に臨時改札口と切符売り場が設置されているのが目につく。
この臨時改札口が開くのは宮地嶽神社への参拝客で賑わう正月ぐらいな . . . 本文を読む
近鉄伊賀線。
先に分社化が決まった近鉄養老線と同じく、こちらも分社化する方向が打ち出されていたが、このほど近畿日本鉄道が廃線届を国へ提出した上で、新会社「伊賀鉄道」の元で同線を運行していくことになった。
「伊賀線の事業形態の変更について」(近畿日本鉄道ニュースリリース、pdf、3/26)
「近鉄伊賀線:近鉄が廃止届 伊賀市、三セクで運行継続へ」(毎日新聞、3/27)
要点を整理してみる。
○近 . . . 本文を読む
今年はJR20周年。
そして、四日市と津を結ぶ伊勢鉄道も同じく20年という節目の年を迎えた。
それを記念してヘッドマークが各車両に掲出されている。
開業当時の車両は既に無く、世代交代も完了している。
今走っている車両は開業時の様子も、10年前の様子も知らない。
それにしても第三セクター鉄道の多くが青息吐息の中で過ごしている中、記念ヘッドマークを掲出できるというのも、「南紀」や「みえ」の通過収 . . . 本文を読む
わたらせ渓谷鉄道。
「わたらせ夢切符」廃止等、経営再建を目指すのか、それとも別方向を目指すのか気になっていた。
「わたらせ夢切符」の廃止は決まったものの、同鉄道が提出していた赤字前提の経営再建計画を沿線自治体と群馬県が認めるかという点が次の障害として立ちはだかっていた。
その経営再建計画が承認されたことが3月24日の毎日新聞に掲載されていた。
いつものように要点を整理する。
○群馬・栃木両県と . . . 本文を読む
今日は、豊橋の「レトロ電車」として長年親しまれてきたモ3702号車の運行最終日。
きっと大勢のファンが現地を訪れているだろう、と思いながら先週日曜日の出来事を綴っている。
豊橋での元名古屋市電同士の離合劇を目撃した後、駅前大通まで歩く。
そしてやってきた運動公園前行きに乗る。
奇しくも元名古屋市電1400形の3102が使用されていた。
車内は鉄道ファンと高校生で満員。
結局、終点運動公園前まで . . . 本文を読む
昨日から名古屋古書会館では「第34回 名古屋鯱展」と銘打った古書即売会が三日間の日程で開催されている。
生憎の天候だったが、鶴舞の古書店もしばらくご無沙汰。
いい機会なので足を運んでみることにした。
会場に着いたのは13時半を回った頃。
入り口の均一コーナーを見ると「Rail Magazine」や「鉄道ファン」の古い号が積み上げられている。
全て揃っている後者はともかく、前者については後で山を崩 . . . 本文を読む
3月25日の「さよなら運行」に向けてカウントダウンが始まった、豊橋鉄道の「レトロ電車」こと3702号車。
その最後の姿を見に行こうと、先週の日曜日に豊橋を訪れた。
駅前にはカメラを構えた鉄道ファンが結構集まっていた。
3500形の先頭部には「モ3702 長い間お疲れ様でした」という惜別のヘッドマークが掲出されている。
この日の見ものは元名古屋市電1400形である3102号車との離合。
意図的 . . . 本文を読む
昨日に引き続いて「ポケモン」つながりで・・・。
名鉄では「ポケモン ミュースカイ号」の運転開始に先立つ形で3700系一本に日本モンキーパークの春催事「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ドキドキぼうけんランド」の宣伝を目的として「ポケットモンスター」のキャラクターを各所にあしらったラッピング電車を3月12日から走らせている。
詳細は名鉄HPのニュースリリースを参照。
最初に見かけたのは3月 . . . 本文を読む
名鉄が3月21日から運行を開始した2000系「ミュースカイ」のラッピング列車、「ポケモン ミュースカイ号」。
その詳細は名鉄HPのニュースリリースを参照していただくとして、運行初日の様子を見に行くことにした。
場所はいつもどおり神宮前。
新鵜沼10時3分発の中部国際空港行快速特急302レに充当されていた。
ちなみにこの列車の発車前に発車記念式が行われている。
今回、「ポケモン ミュースカイ号」 . . . 本文を読む
もうすぐ区間廃止になる宮地岳線の終着駅。
その駅は一面二線のホームを持った小ぢんまりとしたものだった。
駅名標を撮って線路の終端部へ向かって歩く。
道路に阻まれるような形で線路は断ち切られている。
菜の花の黄色が彩りを添える、穏やかな雰囲気だ。
廃止が公表される前に、ゆっくり来たかったと思う。
区間廃止のお知らせは二枚の小さなポスターで行われているのみ。
廃止まで一ヶ月を切ったにも関わら . . . 本文を読む
西鉄香椎11時26分発の電車で終点津屋崎を目指す。
乗車したのは600形だった。
本線系統で働き場所を失い、ここ宮地岳線では2両ないし3両編成で使用されている。
それにしても、塗装が変わり、足回りが変わるとかつての俊足ランナーも「ローカル線の電車」と化してしまうのは面白いものだと思う。
車内は用務客に、自分のようなお名残乗車の人がチラホラ。
それでも座席に余裕がある。
末端区間の廃止が嘘みたいに . . . 本文を読む
このブログを見てくださっている皆様、いつもありがとうございます。
「Simplex's Memo」の閲覧数が昨日、累計100万を越えました。
2004年の6月に開設し、数値の記録を始めたのは同年11月。
3年足らずでここまで閲覧数が伸びるとは考えもしませんでした。
今後ともマイペースで書いていきますので、よろしくお願いします。 . . . 本文を読む