今日が運行最終日となる神岡鉄道。
この記事を書いている今頃は奥飛騨温泉口発の一番列車が猪谷へ向かっている頃だろうか。
この路線には結局2002年の夏と2005年の秋、二回しか来ることができなかった。
欲を言えばあともう一回来たかった所だが、客の少ない列車に乗って夏と秋、二つの季節が織りなす車窓をほぼ独り占め出来たことが思い出として残っているし、これはこれでいいのだと思っている。
話が本題から逸れ . . . 本文を読む
岐阜市議会と岐阜市が「路面電車」について、どんな議論をしてきたかを自分なりに議事録を読んできた本シリーズも19回目。
よくもまぁ、ここまで飽きずにやってこられたものだと自分でも思う。
今回は2006年9月に開催された平成18年第4回定例会の様子を見てみたい。
この頃になると、岐阜市内でも軌道の撤去に踏み切るなど、廃線跡撤去の動きが本格化している。
そんな中で行われた議会でどのような議論があったの . . . 本文を読む
解体線と化した、旧住友大阪セメント専用線を背に大垣方へ歩き出す。
構内には今年に入って引退した車両が留置されている。
今年1月に引退したハイモ180-202。
「引退」後も予備車として残っていたが、遂に最後の時が迫ってきた。
それは側扉に「閂」のように差し込まれた木の棒が物語っているように思えてならない。
3月に引退した二両の14系客車、スハフ14 2と4を挟んで昭和シェル色のモーターカーが . . . 本文を読む
今年3月末まで樽見鉄道本巣駅から分岐していた、住友大阪セメント専用線。
セメント輸送の終焉と共に、その役割を終えている。
その専用線の廃線跡が別の目的に使われていた。
かつて駅構内外れに留置されていた部品取り用のDE10。
セメント列車を牽引していたTDE10形(DE10と同形)への部品供給を目的に二両が購入されていた。
しかし、その役割も終わり解体が始まった。
その解体に使用されているのが . . . 本文を読む
両界山横蔵寺からの帰り道。
時間があったので樽見鉄道本巣駅に寄った。
駅構内には役目を終えた車輌が留置されていた。
これらについては別の機会に譲るとして、「うすずみファンタジア号」の廃車体の前に見慣れぬ除雪車が留置されていた。
よく見ると、今月末で廃止となる神岡鉄道の塗装。
という訳だから、入線してまだ日が浅いのだろう。
これが先日紹介した樽見鉄道の再生計画で購入計画が出ていた「除雪車」だっ . . . 本文を読む
去年に引き続いて同じ場所へ紅葉を見に行った。
それだけ気に入った場所、ということになるが今年はご存じのように紅葉が遅かった。
去年の顛末はこのブログにも書いてあるので、今更読み返してみる。
日付を見ると、約一週間ほど行くのが遅くなっている。
やはり紅葉が遅れたのが大きいのだろう。
さて、去年は「横蔵山もみじまつり」のまっただ中を訪れた。
今年はそのお祭りも終わり、少しは落ち着いているだろう・・ . . . 本文を読む
先週、名鉄一宮で「セントレアクリスマス号」を待っていたときのこと。
1番線に玉ノ井の方から尾西線の電車が入線してきた。
尾西線の運用はこの名鉄一宮で分断されている。
1番ホームの岐阜方から玉ノ井行きが、名古屋方から津島行きが発着する。
同じホームに行き先の異なる列車が二本停車する訳で、誤乗防止のアナウンスが流されることもある。
ここでの見どころは玉ノ井行きの電車。
方向幕全盛の名鉄の中にあって . . . 本文を読む
この界隈、たまに立ち寄るとハッとさせられるものと出逢う。
駅前でライトアップされた雪だるまが冬本番を告げる。
透き通って見える様子が肌を刺す冷たい風とあいまって、見ている方もいい気分にしてくれた。
. . . 本文を読む
昨年度末に貨物輸送が廃止され、第三セクター転換時の目的と収入の柱を失った樽見鉄道。
その樽見鉄道の今年度上半期の状況が23日の中日新聞に掲載されていた。
状況を整理すると次のようになる。
○上半期の経常損益は0.5億円の赤字。前年度同年期は0.6億円。
○旅客輸送人員は約39.5万人。同じく前年度同期から3.3万人増えた。
今年開業した「モレラ岐阜駅」の延乗降人員は約8万人。
○モレラ岐阜駅開 . . . 本文を読む
11月21日からノリタケの森ギャラリー第二展示室で始まった「第三回 オールドブック倶楽部即売会」。
今にも雨が降りそうな午後、名古屋駅から「ノリタケの森」へ歩き出す。
最寄り駅として地下鉄東山線亀島駅が案内されている。
確かに亀島駅からは5分。
しかし、名古屋駅から歩いても15分足らず。
散歩感覚で行けば問題ない。
幸い雨に降られることもなく会場に着いた。
第二回の時は平日だったが、今回は祝日。 . . . 本文を読む
2011年春に予定されている九州新幹線鹿児島ルート全線開通。
これで鹿児島中央から東京まで新幹線が一本になる。
しかし、ここで問題になっていたのは「九州新幹線の車両はどこまで来るか?」。
博多止まりなのか、新大阪までか。
いくらなんでも東京は編成長の違いから無理だろうとは思っていたが。
この問題について東海道・山陽新幹線のダイヤに影響を及ぼしたくないJR西日本・東海、特にJR東海から前向きに取 . . . 本文を読む
有田鉄道、神岡鉄道、南海電鉄貴志川線(当時)、高千穂鉄道等々・・・。
地方ローカル私鉄の廃止が俎上に上がると、経営継承にこの会社の名前が必ずと言って良いほど出てくるのは気のせいだろうか。
「イベント列車企画会社参加 鹿島鉄道事業者公募」(読売新聞、11/22)
鹿島鉄道が撤退した後の運営主体については今月27日から二週間限定で公募が始まる。
これに東京の「イベント列車企画会社」、「トラベルプラ . . . 本文を読む
これでJR東海の機関車の命運は断たれてしまうのだろうか。
「ユーロライナー」が消え、14系客車も消え、そして「トロッコファミリー号」の運転も終了したため、すっかりレール輸送をはじめとする工事列車の牽引が主な仕事となっているJR東海の機関車群。
その置き換えと合理化を目的としてJR東海は「気動車型レール運搬車」を開発することを発表した。
「レール運搬用車両の製作について」(JR東海ニュースリリー . . . 本文を読む
南海電気鉄道貴志川線から「生まれ変わって」約半年。
そろそろ落ち着いた頃を見計らって9月初旬に和歌山を訪れた。
紀州路快速を降り地下の連絡通路を歩く。
和歌山電鐵が運営する貴志川線は南海時代と変わらずJR和歌山駅の一角、9番線から発車する。
小さく社名が書き換えられていた。
階段を上がると小さな改札口が見えてくる。
南海時代から表示類はあまり変わっていない。
一目で分かる変化と言えば「いちご . . . 本文を読む
朝の短い時間で見ることが出来た情報を元に記事を速報的にまとめてみた前回。
あれから12時間が経過し、新聞各紙による更に詳しい報道を見ることができるようになった。
「鹿島鉄道 撤退を表明」(東京新聞、11/20)
「鹿島鉄道廃線問題:27日から2週間の期間、新事業者を公募」(MSN毎日インタラクティブ、11/20)
「鹿島鉄道 運行者を公募/市民団体が名乗り」(asahi.com、11/20)
「 . . . 本文を読む