パイプ造りの小さな改札口。
こうした物を見ると、来た甲斐はあったなぁと思う。
比奈駅は製紙工場に隣接している。
ここから貨物列車が吉原へ向かう。
構内を見回すと、見事なまでにワム80000が列をなしていた。
こうやって構内を眺めていると、貨物駅に旅客駅が間借りしている印象を受ける。
そして、その印象は間違いなく事実だろう。
小さな改札口を通って外へ出る。
外へ出て駅舎を撮る。
岳南鉄道で感 . . . 本文を読む
初めて降り立つ終着駅。
話には聞いていたが、ここまで鄙びているとは思わなかった。
一面二線のホーム。
その片面には運用がない8000形が留置されている。
従って、7000形との並びが見られることになる。
車庫のある岳南富士岡駅の構内が手狭なことから、こうした措置が取られているのだろう。
線路の終端部を撮る。
住宅地に阻まれる形で線路は途切れていた。
10年前の書籍を紐解くと、この辺りは水田 . . . 本文を読む
鳥取を朝出発し、夜も明けぬ内に浜坂に到着。
浜坂から15分ほどで、目的地に着いた。
時計を見ると、7時20分。
一応夜は明けたものの、どんよりと曇った空は1月12日と変わらない。
いや、霙混じりの雨が降り続けるだけに、13日は前日より寒い。
それにしても、7時過ぎというのに暗い。
明るめのレンズを一本用意してきて良かったと思う。
「余部橋梁」の最寄り駅で有名な駅だけに、朝も早くからカメラマン . . . 本文を読む
若桜駅に着いた列車からホームに降り立つ。
すると目に入ってきたのは「歓迎ようこそ若桜へ」の文字。
こうしたメッセージを見ると何だかホッとする。
改札を出て駅前に出る。
若桜駅に対して抱いていたイメージは「山間の静かな駅」というものだったが、駅前に結構な大きさのスーパーがあったのには驚かされた。
事前に抱いていたイメージがガラリと変わってしまった。
道には雪が積もっていた。
それを横目に一枚シ . . . 本文を読む
智頭駅から普通列車に揺られること30分。
若桜鉄道の分岐駅でもある郡家駅に着いた。
改札口を出て驚く。
出改札口にカーテンが下ろされている。
「無人駅に特急が止まるのか」と思ったが、それはこちらの早とちり。
お昼時だけ窓口を閉めていた。
さて、本来ならさっさと若桜鉄道の列車に乗り換えて一路若桜へ・・・となる所だが、次の若桜行きは14時6分発。
時計を見ると12時半だから約一時間半、この駅に止ま . . . 本文を読む
智頭駅は智頭急行の終着駅でもある。
しかし、特急「スーパーはくと」を筆頭に、普通列車も鳥取へ直通する列車が多い。
従って「終着駅」と言われても、それは名目上の話に過ぎないのではないかと思ってみたりする。
その智頭急行智頭駅はJR智頭駅の隣にある。
両社が駅舎を共有してもいいのに、と素人目に思う。
が、やはり第三セクターとJR。
お互いに棲み分けが必要なものらしい。
両方の駅舎を比べると、建設 . . . 本文を読む
「スーパーはくと」を降り、雨降る中跨線橋を渡る。
降りたのは自分の他、数人。
改札口を出て駅の外へ一度出る。
山間の駅に相応しい、こぢんまりとした駅舎。
このような駅舎を見るとホッとする。
見た目はローカル線の駅そのものだが、特急停車駅というのがちょっと信じられない。
駅舎を外から見た後、入り口付近を撮る。
赤いポストと電話ボックスが印象に残った。
これがないとローカル線の駅、という感じが . . . 本文を読む
和歌山電鐵の終着駅・貴志駅。
そこに一匹の猫が住みかにして久しい。
「おもちゃ電車」を待つ間、その猫-今では「ねこ駅長」という官職まで持っている-「たま」の様子を眺めてみようと思う。
駅に戻ってきた時の「たま」の様子。
与えられたゲージの中で惰眠を貪っている。
このまま眠ったままなのかな・・・と思って見ているとノソリと起きてきた。
そしてちょこんと座ってすまし顔。
一度起きてきた猫が大人し . . . 本文を読む
伊太祈曽から電車に揺られて10分ちょっと。
二両編成の電車は終点・貴志駅に到着する。
線路はホームから少し先に延びているが、専ら保線車両の留置スペースになっている。
保線用のモーターカーを一枚撮る。
キャブの所をよく見ると、「NANKAI」の文字とマーク。
目に付かない所の変更はなかなか進んでいないようだ。
和歌山行きとして折り返していく2270系を撮ってから駅舎正面へ歩いて一枚撮る。
平 . . . 本文を読む
茶畑の中にある古びた駅。
というのが、この駅に抱いた第一印象だった。
この角度から撮ると、民家とあまり変わる所はない。
入り口が小さいから余計にそう思える。
その入り口を横目に撮影に出かけることにした。
茶畑の中を行く、C11 312の牽く長編成のSL急行を撮った後、抜里駅に戻ってきた。
次の千頭行きまで時間があったので、駅の細やかな造作を見て楽しむ。
それにしても、映画のロケに出てきそう . . . 本文を読む
揖斐駅から少し離れて町並みを散策してみる。
しかし、目だった店はなく道行く人も少ない、よく言えば「落ち着いた」、逆に言えば「活気がない」駅前通りのように自分には思えた。
駅に戻り、駅舎を一枚撮る。
典型的な木造の駅舎。
ローカル線の終着駅に相応しい雰囲気を持っている。
駅前の広場もバスが発着する関係上、広く面積が確保されているので、写真撮影もしやすかった。
時計を見ると、大垣行きの入線時間が . . . 本文を読む
電車は終着駅に着いた。
一緒に乗り合わせていたクラブ帰りの学生たちは出迎えの車やバスに吸い込まれ、あっという間に姿を消した。
物静かな空間が戻ってきた。
乗ってきた電車は3分間で大垣行きとして折り返す。
そんな僅かな時間では駅の「雰囲気」を味わうこともできやしない。
という訳で一本見送ることにした。
これで約50分弱の時間ができる。
出札口付近に鉢植えの花が飾られていた。
「祝 養老鉄道開業 . . . 本文を読む
西大垣から来た道を戻ることにした。
西大垣で頑張っても良かったが、お目当てのヘッドマークトレインまでの待ち時間が如何せん長い。
そこで桑名行きの電車に乗った。
車内は大垣からの通学生で立ち客が出る盛況ぶりだった。結局、数分乗って友江駅で下車。
対向式ホームを備えた交換可能駅というのが一番大きな理由だった。
電車を降りて構内を見回す。
単純な対向式ホーム二面の駅でないことはすぐに気づいた。
大 . . . 本文を読む
多度から電車に揺られて約50分。
西大垣駅に着いた。
この駅には養老鉄道の車庫が併設され、運転上の一大拠点となっている。
実際、定期列車の合間を縫って出入庫する電車が停車していたりして見ている方も退屈しない。
改札口を出て、今回も窓口で硬券入場券を買う。
8月に「近鉄」時代の西大垣駅を訪れて今回同様、硬券入場券を買っている。
両者の比較ができるという意味からも興味深い買い物だ。
さて、西大 . . . 本文を読む
電車は桑名を出た。
市街地を縫うようにのんびりと走る。
下深谷で、開業記念ヘッドマークを掲げた桑名行きと交換する。
折り返してくることは確実なので、時刻表と睨めっこ。
結局、多度駅で途中下車することにした。
養老線には何回か乗っているが、途中下車するのは今回が初めてだ。
早速駅舎を撮る。
同じような形が二つ連なった屋根の造作が印象的な、社殿風の駅舎だ。
多度大社への最寄り駅だが、時間が午前10 . . . 本文を読む