昨日の記事で「6月13日の運転再開に向けて復旧工事に着手」と書いた。
その中で復旧工事着手に際して被害者の同意が得られるか懸念している旨を書いたが、この懸念は的中し、地元住民の抗議を受けて30日の復旧工事着手は見送られた。
現時点で復旧工事再開のメドは立っていない。
復旧工事が暗礁に乗り上げる中、国土交通省は昨日の定例記者会見の中でこんな事を言っている。
「宝塚線運転再開先送りの可能性も 国交事 . . . 本文を読む
北海道ちほく高原鉄道が廃止を決議し、国土交通省へ廃止届を提出することになった旨を先月お伝えしたところだが、この会社側の動きに反対しようと、存続派グループがついに裁判に訴えることになった。
「銀河線廃線決議の無効を求め提訴へ」
北海道ちほく高原鉄道の存続を求めてきた住民団体「(仮称)ふるさと銀河線存続会議」が北海道ちほく高原鉄道の取締役会や臨時株主総会で決定された廃線決議の無効を求めて裁判を起こ . . . 本文を読む
尼崎での電車脱線事故から約一ヶ月が経過した。
色々思う所はあるが、それらは後で書くとして、JR福知山線の復旧が6月13日に決まった模様。
「尼崎脱線事故:国交相がJR西を査察 6月中旬再開を了承」
JR西日本が国土交通省へ提出した「安全性向上計画」の検討状況やATS-P(新型自動列車停止装置)整備の進捗状況について、国土交通省が6月中旬の再開を目指す同社の方針を認めたという。
これを受けてJR . . . 本文を読む
今年3月に全線廃止となった日立電鉄線。
4月1日から代替バスの運行が開始されたが、運行開始後一ヶ月間の利用状況が明らかになった。
「利用者、電車の3割 日立電鉄線代替バス」
記事によると、代替バスの4月実績における一日利用者数は約1,300人となっている。昨年4月の電車の利用実績は約4千人だったから、約70%も乗客が減ったことになる。
特に定期券利用者の減少は目を覆いたくなるものがあり、昨年 . . . 本文を読む
時事通信の報道によると、2050年に脳の中身をPCに保存することで人間は「不死身」になれるという。
SFで散々使い古されたアイデアを大まじめに予測する人がいるとは思わなかった。
「2050年、人間は『不死身』に=脳の中身をPC保存」
具体的には2050年に人の脳が持つ全情報をコンピュータにダウンロードすることが可能になり、肉体は滅びても人間の意識は残るという。
ただ、この時点で脳の全情報をダウ . . . 本文を読む
先日から続いている物置に入れる書棚探し。
前回は書棚を新品で揃えるか中古を探すかという選択で頭を抱えてしまったというところまで書いた。
この問題は意外とアッサリ解決してしまった。
こちらの求める条件に近い書棚を近くのディスカウントショップが通常の30%オフ、約五千円で販売するという。
とりあえず、こちらが求める「安さ」と「規格」はクリア。
値段が安いため、まず数を揃えることはできる。
あとは見て . . . 本文を読む
例年なら秋に開催される「名古屋まつり」。
その名古屋まつりは今年、「愛・地球博」の開催に併せて5月28・29の両日開催となった。
しかし、5月に「名古屋まつり」と言われてもどうもピンと来ない。
「名古屋まつり」関係ではこんな報道もあった。
「最後の『花バス』の運行始まる 名古屋まつりPR」
ディーゼル車の排ガス規制やスポンサー不足で今回で花バスの廃止が決まっている。
名古屋に路面電車が残ってい . . . 本文を読む
終焉が近い名鉄7500系。
その7500系を代替する3300系の今年度増備分(第二次車)一回目の甲種輸送が6月9日に計画されている事を雑誌で知る。
6月9日に入ってくるのは4両組成2本、8両ということなので、まだ7500系を全て代替するには至らない(と思いたい)が、いよいよ7500系の命運が迫ってきた事は間違いない。
その反面、「年内で全廃」ということなので、代替時期から新車の投入スケジュールを逆 . . . 本文を読む
久しぶりに愛・地球博関連の話題を。
昨日の中日新聞朝刊にこんな記事が掲載されていた。
「閉幕後の長久手何残す?サツキとメイの家、愛知県は『二の足』」
記事は愛・地球博閉幕後、長久手会場等に残す施設の選定を始めているというもの。
予算の関係上、選定の期限は今月末。
その中には複数の自治体が引き取りを希望している「サツキとメイの家」も含まれている。
引き取りに手を挙げた(手を挙げようとしている) . . . 本文を読む
名古屋鉄道平成17年度設備投資計画については、以前書いた記事で触れているが、それに関連した新聞記事で「中部国際空港関係の車両増備は検討中であり、空港線の利用状況を見極めて5月中に結論を出す」旨の説明があった事を今日まですっかり忘れていた。
前置きが長くなってしまったが、この件に関する名鉄の結論はこんな形となった。
「 『ミュースカイ』2000系の輸送力増強について」
具体的には次のようなものと . . . 本文を読む
日経新聞関西版にこんな記事が掲載されていた。
記事自体は南海貴志川線を継承する岡山電気軌道社長のインタビューだが、次のような事が書かれていた。
・既報のとおり子会社を6月に設立する。
・計画では利用客が年5%程度減少したとしても、赤字は10年間で8.2億円程度、年0.8億円強と、南海時代に比べ大幅な圧縮を予定。この10年間の赤字は地元市町が補てん。
・子会社の陣営は従業員30人程度。このうち運転 . . . 本文を読む
名鉄は連休中、中部国際空港への乗客増に備えて空港アクセス特急の増発・増結を行った。
詳しくは、こちらを見て頂くとして、その中に通常、常滑・空港線には入らない1600系が充当される快速特急が運転されている事に気が付いた。
しかも二本連ねた重連で。
ちなみにこの列車は連休期間中の土・祝日のみ運転されていたが、実際に同業者が集まる神宮前へ行ったところ、これを撮っている人はあまりいなかった。
撮影する機 . . . 本文を読む
書籍・雑誌収納用の物置を購入したことで、部屋の模様替えが再度必要になった。
昨年秋に部屋の模様替えをしたばかりだが、環境が大幅に変わってしまえばどうしても手を入れるしかなくなる。
その過程で部屋用と物置に並べておく書棚が必要になった。
前者はまぁ問題はない。残る段ボールを物置へ運びさえすれば、設置するスペースは十分ある。
問題は後者である。
なまじスペースがある分、書棚も数が要る。それも規格の . . . 本文を読む
元々長文を書きたがる癖があるが、昨日もその例に漏れず長文になってしまったので、記事を分けて書かざるを得なくなった。
前回は国土交通省の決定がローカル私鉄の経営に及ぼす可能性を中心に思う所を書いてみた。
今回は、昨日取り上げた記事中のもう一つの点について見ることとしたい。
福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れ計画がある事は当ブログでも再三触れているが、今回の事故でその計画に慎重論が出ている。
. . . 本文を読む
尼崎で起きた脱線事故を受けて、国土交通省は次の事を決定した。
「5月中に対象カーブ選定 ATS改良を義務付け」
「<尼崎脱線事故>カーブ手前へのATS設置義務付け決定」
両記事に共通しているのは、次のとおり。
・急カーブでの列車の速度超過を防止するため、カーブ手前に列車自動停止装置(ATS)の設置(改良)を全国の鉄道事業者に義務づける。
・具体的な対象線区は、運転最高速度やカーブ進入前後の速度 . . . 本文を読む