先の台風14号で壊滅的な打撃を受けて運休中の高千穂鉄道。
存廃論議が出てきたところに持ってきて、今回の被害があまりに凄まじいことから、天秤が一気に廃止へ傾いたムードも感じられる。
その高千穂鉄道が16日に緊急取締役会を開いた事が宮崎日日新聞に掲載されていた。
記事の要旨は次のとおり。
・被害の全容が明らかになった。橋梁二カ所の流出のほか、線路通行不能箇所が延べ3.6kmに及んでいる。
・これら . . . 本文を読む
現在7両が現存している豊橋の路面電車の「顔役」、3100形。
5回目となる今回は、3105を紹介する。
3105は名古屋市電1469として1942年に新潟鉄工所で製造され、1971年3月まで名古屋で走り続けた。
豊橋にやってきて3105として走り出したのは先の4両と同じ1971年6月。
以来、30年以上を豊橋の街で過ごしている。
豊橋転入後、1990年7月に冷房化されているが、これは3100形 . . . 本文を読む
昨日から名古屋古書会館で「第29回 楽葉会」が18日までの日程で開催されている。
事前に目録は送られてきたが、興味を惹く本は見つからなかった。
それにしても、今回に限らず名古屋古書会館で開催される即売会の目録に対して注文しないことが多くなった。
自分が探している分野の本が大方出そろい、即売会でも発見困難なレベルの本を探すようになった事もあるし、前回の即売会と同じ本を出品する古書店の品揃えに新鮮さ . . . 本文を読む
名古屋市電1400型の最後の生き残りとなった、豊橋鉄道3100形7両を紹介するシリーズも今回で4回目。
今日で折り返し点を迎えることになる。
今回は今夏「ビール電車」として走った3104を紹介する。
名古屋市電1468として1942年に製造され、先の3両と同じく1971年まで名古屋で活躍した後、豊橋へやってきた。
冷房化改造は1991年に実施されたが、角形尾灯への交換は実施されていない。
このた . . . 本文を読む
昨日に引き続き、「愛・地球博」関連の話題を。
長久手会場内を南北に結んでいる「IMTS」。
個人的に大変興味のあるシステムだったので、3回にわたって記事を書いたことがあるが、これだけで「愛・地球博」のチケット代の半分は取り返せたような気になった。
また、経営不振の桃花台線の存続対策としてこれを発展させた「磁気誘導バス」の導入が提言されている。
そういった訳で「愛・地球博」閉幕後の「IMTS」の . . . 本文を読む
今日で2年になることに気が付いた。
2年前の今日、100系が営業列車として東京・新大阪間を最後に走った「ひかり309号」を撮ろうと名古屋駅のホーム先端に佇んでいた事を昨日のことのように覚えている。
引退前、名古屋駅のホームに100系が到着するとカメラが向けられていた。
そんな訳で名古屋駅のホームはいつもより混雑していた。
「ホームを走らないでください」という構内放送もいつもより多め。
全く、「戦 . . . 本文を読む
閉幕まであと10日となった「愛・地球博」。
様々な展示物の行き先が報道されているが、JR東海「超電導リニア館」のメイン展示物である「MLX01-1」の落ち着き先が決まった旨が、15日の中日新聞に掲載されていた。
記事の要旨は次のとおり。
・「MLX01-1」は閉幕後も名古屋市内に残る。
・展示目的ではなく、長期間屋外に置いて台車や車体の腐食状況を調査し、今後の開発にフィードバックする「腐食実験」 . . . 本文を読む
豊橋から消えつつある、古い路面電車を一両ずつ紹介する、このシリーズ。
三日目となる今回は、三男坊の3103を紹介する。
元名古屋市電1467である3103は、先の二両と同じく1942年新潟鉄工所製。
艤装工事を完了したのは1942年4月だから、いきなり軍需工場への通勤客輸送に投入されたことになる。
「産業戦士」なる言葉が盛んに言われていた頃である。
話は変わって、名古屋市電1400型の特徴の一 . . . 本文を読む
先週、9月8日の記事で高千穂鉄道が台風14号により壊滅的な打撃を被った事をお伝えした。
被災から5日目にして、何とか代行バスの運転にこぎつけた事が宮崎日日新聞に紹介されていた。
「TRの代行バス運行 宮交が協力」(9/13)
代行バスは宮崎交通が協力し、朝夜上下各一便ずつ運行。
上りと下りの利用客の多い区間では一台増車して運転している。
それにしても、「朝夜上下各一便」という代行バスの運行状 . . . 本文を読む
昨日に引き続いて、豊橋鉄道3100形の紹介を。
一つの形式を一両一両紹介するのは初めての試みなので、正直戸惑いを感じている所もあるが、同じ形式であっても、塗装の違いで印象がこうも違うのかと思ってくれれば幸いに思う。
前回はトップナンバーを紹介したので、二回目は、ナンバー2の3102。
元名古屋市電1466である3102は1942年新潟鐵工所製。
1971.3.31付けで廃車された後、豊橋鉄道へや . . . 本文を読む
「鉄道の日」前後に金山総合駅コンコースで開催される、東海地区の「鉄道の日」記念イベント。
今年も同じ場所で開催されることが中部運輸局から発表された。
「第12回「鉄道の日」記念イベント開催のお知らせ」(中部運輸局発表資料、9/9、pdf)
イベントの概要は上記発表資料のとおり。
もっとも毎年同じような事をやっているので新鮮味には乏しいと思う。
毎年、このイベントを訪れている時に感じることだが、 . . . 本文を読む
豊橋鉄道3100形。
元名古屋市電1400型で、1971年に9両が転入して以来、長きに亘って豊橋の路面電車の主力として活躍してきた。
しかし、今年8月以降、岐阜からやってきた元名鉄780形・800形に追われる形で姿を消し始めた。
8月時点で残存している3100形は7両。
地味ではあるが、年輪を刻んできた彼らの姿を一両ずつ紹介してみたい。
まずはトップナンバーの3101から。
3100形が元名古 . . . 本文を読む
「愛・地球博」の閉幕まで、あと二週間あまり。
駆け込みで増える入場者を運ぶ「エキスポシャトル」の姿を見るのもあと僅かだ。
その「エキスポシャトル」の陰に隠れがちだが、「愛・地球博」の入場者輸送には愛知環状鉄道の車両も奮闘している。
特に見逃してはならないのは、「愛・地球博」を花道にして今月いっぱいで引退することが決まっている100・200・300の3形式からなる「100系」。
この100系も4連 . . . 本文を読む
1960年に登場し、以来京都線で活躍してきた阪急2300系。
意外と知られていないかもしれないが、鉄道友の会「ローレル賞」を初めて1961年に受賞している。
2300系を見かけるたび、車体更新で表示幕を装備した車両が増えていったのでまだまだ使用するのかと思う反面、表示幕を装備しない未更新車の影が薄くなっていることを感じていた。
いつの間にか嵐山線専用になった感がある非表示幕2300系のうち、つい . . . 本文を読む
前回から一ヶ月以上、書庫の整備をほったらかしにしてしまった。
やはりアレコレと出歩いたため、時間がとれなかったことが原因だが、何と言っても暑くて作業が進まなかったこともある。
本を運んだり整理していても、早朝5時から2時間ぐらいの作業時間がせいぜいだった。それ以降は書庫が暑くなるため作業するには辛くなる。
そうこうしている内に8月が過ぎ、9月に入った。
若干涼しくなるのかなぁと思うこともあるけれ . . . 本文を読む