森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

成長は苦労を伴う

2006年11月01日 23時30分29秒 | 過去ログ
昨日は京都の2つの病院を巡り,実習のお願いをする.
いい関係が構築できた.
夜は,京大の玉木先生,佛教大の越智先生,武田病院の阪下先生,バプテスト病院の小田線先生と談笑.
接待費などあればいいだが,それもなく・・・・
11時に京都駅に走る走る.
結局奈良の王寺についたのは1時過ぎ,JR最終だ.
しかし,近鉄,最終早すぎるよ!



今日はAM,教育改善プロジェクトのため,学内実習の見直しを行う.
いくつかの問題点が見えるが,その解決策に悩む.
教育には悩みがつきものだ.
他者のためを思うと,悩むが絶えない.

PM,その会議を終え,学生の卒論指導に入る.
fNIRS組は順調な仕上がりだ.
今日はミラーニューロン研究の一つに大きな成果があった.
他者コミュニケーションにも反映されるし,意図検出システムにも反映される.
福田さんの笑顔研究の執念が実る.
「本物の笑顔」に意味を持つ.
「作り笑顔」とは違う.
「本物の笑顔」に伝搬がある.
みなさん,対患者に,あるいは「こども」に作り笑顔で対応してませんか???

また,「無表情」には相当な意図検出のための前頭葉のニューロンが動員されるようだ.
おそらく「扁桃体」との神経ネットワークだと思うが,時間解析,そして皮質下のマッピングができず,そこまでは明らかにすることができない.

MRCP組は,中野君の利き手・非利き手の準備電位研究は残すは考察のみ,芝田さんはミラーニューロンの運動準備電位に格闘している.

Motor learningグループでは山崎さんがデータ処理.
介入研究なので,条件による分析がややこしい.
シンプルに処理することがいいのかもしれない.

合間に3回生の面接を行うと,なんか心が洗われる.


結局,自分の物書きはできず,今の時間に.
500字程度しか打てなかった・・・

昼飯,夜飯抜きの缶コーヒーで胃をごまかし続けているが,「健康」第一.
それもやめないといけない.

未読メールが蓄積されていくが・・・脳が使い分けている.

卒論生のみんな,データとにらめっこ,そして,相当なデータ入力で大変だと思うが,成長には苦労がつきものだ.
ゼミ生20名による,20の研究成果を発表する12/1が楽しみだ.

目に見えない苦労をしているものに本質がある.

それが人生である.

明日夜から明石入りだが,あさってのベーシックコースの講義資料は明後日のあさにするしかない.