森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

真のチーム形成のために

2006年11月13日 23時41分18秒 | 過去ログ
昨日は岡山での公募推薦入試監督から夜帰宅する。
やはり,疲労がたたり,そのまま睡眠。

朝起きて,急ぎ大学へ。
研究費申請書を仕上げる。
その仕上げのために,松尾先生,中野君に助けてもらう。
実際のところ仕上げは二人にしてもらった。
本当に感謝します。
僕の方はAM授業に入る。
3回生は今必死に脳血管障害の分析に入っていると思う。
楽しみである。
2回生には先週に続いて科学英語論文講読法。
今日はneglectの研究を取り上げ,研究とはいかに問いを投げかけることだということを話す。
「かならずしもそうではない」という視点に立つことが求められる。

終了後,急ぎ,新聞取材に。
今日は大学院の全面広告のための取材である。

研究科長の金子先生などの同席の下,読売,朝日と進んだ。
金子先生といえば,網膜研究では世界的な科学者である。
日本生理学会会長を歴任され,国際生理科学連合会長である。
私が隣に坐って話をすることが信じられないが,これからの「研究」にワクワクするのも事実である。
society for neuroscience そして,nature neuroscience向けて再度がんばります。

大学院は何のためにあるのかについて,みなさまと共感する部分が多々あり。
「悩み」続ける,そこに光がさしてくる。
すぐに求めてはダメ。
とにかく,妥協しないことだ。
自分に優しいことはいいことだが,甘いことはよくない。
金子先生いわく,研究者にしろ芸術家にしろ,「美しい」成果を残していかなければならない。

貢献できるということは「健康」である証である。
それが「健康科学」である。
そのプロセスを感じること,それが「美しい」。

本学大学院は美しく生きるための健康科学特論が必須科目である。
僕も「美しい」と思う脳(こころ)について,話す予定である。

今から楽しみだ。
とにかく,自分に厳しく。
弱いやつが世の中多い。

取材が終わり,急ぎ3回ゼミへ。
「情動」「イメージ」「姿勢制御と身体図式」「心の理論」が取り上げられる。

その後,18時半,会議に。

大学院の入試のこと,カリキュラムのことを話し,20時前にやっと研究室に戻る。

そこから,4回生の怒涛の卒論タイトルきめ。
20発表のうち,来ていた18のタイトルをきめる。

22時過ぎに終わる。

きつかったが,久しぶりに我ながらあっぱれと思った。

そして,今帰宅。

明日は東京の母親を見舞いに夜にでるか,明後日の早朝に出て日帰りするか,迷うところだ。

メールがどんどんたまる一方ですが,申し訳ありません。

今年度末まで講演,入試で週末はほぼふさがった。

充実しているということだろう。

ただ,創造力は・・・って行ったところだ。

無駄な時間に少しは生きないといけないですね。

そこに意味がある。


「研究者」になろうとしているみんな,もがき続けてください。
「貢献」することが責務ですよ。