日本理学療法士協会 理学療法士講習会(基礎-理論) -
テーマ 脳卒中理学療法に必要な基本的知識
日時 平成22年9月4日~5日
場所 秋田大学医学部
講師 森岡 周(畿央大学健康科学部)
高見彰淑(秋田県脳血管研究センター)
木下俊文(秋田県脳血管研究センター)
テーマ 脳卒中理学療法に必要な基本的知識
日時 平成22年9月4日~5日
場所 秋田大学医学部
講師 森岡 周(畿央大学健康科学部)
高見彰淑(秋田県脳血管研究センター)
木下俊文(秋田県脳血管研究センター)
昨日は夏休み明け、最初の講演を近隣の病院で行いました。
テーマは「学習」ですが、かなりゆっくり進行しており、
昨日は「教師あり学習」だけとなりました。
11月にはパート2で教科学習、教師なし学習を示したいと思います。
秋は学会のエントリーが目白押しなので、興味ある者に対して、
うちのスタッフを含めて、参加していただいているセラピストに援助したいと思います。
概して、臨床に研究は必要ないという方がいますが、
それも我々の問題ととらえたいと思います。
「臨床は研究そのものである」
その視点を、学生時代に教育できていないのが最大の問題でしょう。
目の前の現象をとらえようとする、その意図的行為そのものが研究であり、
私たち人間の発達の源です。
知る必要がないと思えば、もはや発達を止めてしまう。
赤ちゃんのように、知ることがいかに楽しいか、
そして自分の目で見て、聞いて、触って確かめることがいかに大切か、
すなわち、人から受け売りでないことが大切なのか、
そういうことを思えば、臨床での知らないことを知ろうとする行為そのものは楽しいはずだし、わからないことの事実を楽しめると思う。
しかし、研究というのものは、あるものを究めようとするものでもあります。
だから、自分の興味(最初は一つでよい)を早く見つけることが大切です。
ただし、時代の流れを読む力も必要でしょうね。
さてさて、今週は研究室の院生の所属先の驚くべき話を聞きました。
様々な大学・養成校がありますが、目に見えないところで、いろんな問題があるようです。
ホームページ上で表しているのは、所詮、目に見えるところ。
そこでは、きれいごとだけが並べられています。
高校生はそれを知らず、入学します。
むろん、オープンキャンパスなどで目で見て確かめようとしますが、
そこでも言葉できれいごとが並べられます。
教員はまじめにコツコツやろうとしても、経営者次第では、教育的に考えられない事実もあります。
そのような学校はいずれ淘汰されていくでしょう。
それが自然の流れです。
人間は自然ですから、人間がつくりあげていくものも自然です。
自然淘汰の波は早いかもしれません。
先のことを読み、あらゆる仮説を生み出し、最善の方法を選択し続ける。
そのような脳行動をとらない学校は10年後には消えてなくなっているかもしれません。
これはどの世界でも同じです。
商売なんかは、もっと早い波できます。
先を読む力と、そして毎日のことを反省しつつ、きちんとすること。
それにつきます。
昨日は痛みの脳内機構の1章分がやっと完成しました。
引用文献が99になり、その文献をうつだけで、1日かかりました。
8月31日までに4章分書くと豪語しましたが、結局は1章。
9月に2章、10月~11月に3章・4章を仕上げ、なんとか、皆さんに迷惑をかけずに、
5月のPT学会には間に合わせたいと思います。
前帯状回吻側部と前部島皮質は面白いですよ。
それと、なんといっても前頭前野、慢性痛の問題の所在はここですから、
ここの細かい機能を知る必要があります。
最低でも外側部、内側部の機能的差異を知ることで、
前頭前野のどの部位を活動させることが痛みの緩和につながるか、
とっても意義深い仮説が浮かびました。
それを実証してくれる施設があればよいのですが・・・
実力を若いセラピストにもつけてもらいたいです。
もっと深く!もっと賢くをモットーに。
知恵は賢者になることで得られます。
賢者になり続けようとする姿勢が、プロフェッショナルなんでしょう。
今日は広島で講演です。
ホテルはいつでもとれるだろうとタカをくくっていましたが、
8月最後の土日。
とれずに往生しました・・・
しかし、なんでこの程度のホテルにこんな金額を払わないといけないのか・・・と思い、
1か月前に見た時に予約しておけばよかったと後悔する自分と、
それでもとれてよかったね、と前を向く自分が、この同一人物のなかに存在しています。
脳はある意味麻薬そのもの。
痛みもそういう効果は大いにあるのしょう。
それが科学的に実証されているわけですから、揉む、さする、のばすだけの時代を早く終焉させなければならないと思います。
残った人生でそれが提案できるか、正念場かもしれません・・・
ベーシックコースの応募ありがとうございます。2日間で定員に達しています。
けれど、もう少し多くの方に受講してもらいたいので、まだお受しますので、応募よろしくお願いします(まだ受け付けますので、お早めに!!!)
テーマは「学習」ですが、かなりゆっくり進行しており、
昨日は「教師あり学習」だけとなりました。
11月にはパート2で教科学習、教師なし学習を示したいと思います。
秋は学会のエントリーが目白押しなので、興味ある者に対して、
うちのスタッフを含めて、参加していただいているセラピストに援助したいと思います。
概して、臨床に研究は必要ないという方がいますが、
それも我々の問題ととらえたいと思います。
「臨床は研究そのものである」
その視点を、学生時代に教育できていないのが最大の問題でしょう。
目の前の現象をとらえようとする、その意図的行為そのものが研究であり、
私たち人間の発達の源です。
知る必要がないと思えば、もはや発達を止めてしまう。
赤ちゃんのように、知ることがいかに楽しいか、
そして自分の目で見て、聞いて、触って確かめることがいかに大切か、
すなわち、人から受け売りでないことが大切なのか、
そういうことを思えば、臨床での知らないことを知ろうとする行為そのものは楽しいはずだし、わからないことの事実を楽しめると思う。
しかし、研究というのものは、あるものを究めようとするものでもあります。
だから、自分の興味(最初は一つでよい)を早く見つけることが大切です。
ただし、時代の流れを読む力も必要でしょうね。
さてさて、今週は研究室の院生の所属先の驚くべき話を聞きました。
様々な大学・養成校がありますが、目に見えないところで、いろんな問題があるようです。
ホームページ上で表しているのは、所詮、目に見えるところ。
そこでは、きれいごとだけが並べられています。
高校生はそれを知らず、入学します。
むろん、オープンキャンパスなどで目で見て確かめようとしますが、
そこでも言葉できれいごとが並べられます。
教員はまじめにコツコツやろうとしても、経営者次第では、教育的に考えられない事実もあります。
そのような学校はいずれ淘汰されていくでしょう。
それが自然の流れです。
人間は自然ですから、人間がつくりあげていくものも自然です。
自然淘汰の波は早いかもしれません。
先のことを読み、あらゆる仮説を生み出し、最善の方法を選択し続ける。
そのような脳行動をとらない学校は10年後には消えてなくなっているかもしれません。
これはどの世界でも同じです。
商売なんかは、もっと早い波できます。
先を読む力と、そして毎日のことを反省しつつ、きちんとすること。
それにつきます。
昨日は痛みの脳内機構の1章分がやっと完成しました。
引用文献が99になり、その文献をうつだけで、1日かかりました。
8月31日までに4章分書くと豪語しましたが、結局は1章。
9月に2章、10月~11月に3章・4章を仕上げ、なんとか、皆さんに迷惑をかけずに、
5月のPT学会には間に合わせたいと思います。
前帯状回吻側部と前部島皮質は面白いですよ。
それと、なんといっても前頭前野、慢性痛の問題の所在はここですから、
ここの細かい機能を知る必要があります。
最低でも外側部、内側部の機能的差異を知ることで、
前頭前野のどの部位を活動させることが痛みの緩和につながるか、
とっても意義深い仮説が浮かびました。
それを実証してくれる施設があればよいのですが・・・
実力を若いセラピストにもつけてもらいたいです。
もっと深く!もっと賢くをモットーに。
知恵は賢者になることで得られます。
賢者になり続けようとする姿勢が、プロフェッショナルなんでしょう。
今日は広島で講演です。
ホテルはいつでもとれるだろうとタカをくくっていましたが、
8月最後の土日。
とれずに往生しました・・・
しかし、なんでこの程度のホテルにこんな金額を払わないといけないのか・・・と思い、
1か月前に見た時に予約しておけばよかったと後悔する自分と、
それでもとれてよかったね、と前を向く自分が、この同一人物のなかに存在しています。
脳はある意味麻薬そのもの。
痛みもそういう効果は大いにあるのしょう。
それが科学的に実証されているわけですから、揉む、さする、のばすだけの時代を早く終焉させなければならないと思います。
残った人生でそれが提案できるか、正念場かもしれません・・・
ベーシックコースの応募ありがとうございます。2日間で定員に達しています。
けれど、もう少し多くの方に受講してもらいたいので、まだお受しますので、応募よろしくお願いします(まだ受け付けますので、お早めに!!!)
7年ぶりにコーディネータをします(高知以来です).
その時は100名の受講生で90名がレセプションに参加するという嬉しい悲鳴をあげました.
DVDや音楽も編集し,レセプションで流した記憶があります.
細部まで意識した時代もありました.
最近は忙しさから,そのような意識が少なくなりました.
反省です.
そんなこともあってか,
今回は,実質的には富永氏,信迫氏,奥埜氏,大植氏,河野氏とのマルチコーディネータです.
今回はいつものように概念・基礎から入らず,実際から入り,イメージをつくりたいと思います.
また,臨床から基礎に立ち戻り,そして循環させる科学的思考をトレーニングできればと思っています.
ふるってご応募ください!
日本認知神経リハビリテーション学会主催
認知運動療法ベーシックコース(大阪2)
日程 平成22年10月9日(土)~11日(月・祝)
会場 大阪労災病院
〒591-8025 大阪府堺市北区長曽根町1179-3
対象 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
定員 80名(定員に達し次第締め切り,先着順)
受講料 20,000円
8月26日(木)より応募開始です。
お早めに!
その時は100名の受講生で90名がレセプションに参加するという嬉しい悲鳴をあげました.
DVDや音楽も編集し,レセプションで流した記憶があります.
細部まで意識した時代もありました.
最近は忙しさから,そのような意識が少なくなりました.
反省です.
そんなこともあってか,
今回は,実質的には富永氏,信迫氏,奥埜氏,大植氏,河野氏とのマルチコーディネータです.
今回はいつものように概念・基礎から入らず,実際から入り,イメージをつくりたいと思います.
また,臨床から基礎に立ち戻り,そして循環させる科学的思考をトレーニングできればと思っています.
ふるってご応募ください!
日本認知神経リハビリテーション学会主催
認知運動療法ベーシックコース(大阪2)
日程 平成22年10月9日(土)~11日(月・祝)
会場 大阪労災病院
〒591-8025 大阪府堺市北区長曽根町1179-3
対象 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
定員 80名(定員に達し次第締め切り,先着順)
受講料 20,000円
8月26日(木)より応募開始です。
お早めに!
第45回日本理学療法士協会全国学術研修大会 in 愛媛
1日目 2010年10月1日(金)
8:40~9:40
教育セミナー①
「脳から見た動作分析」
講師:森岡 周
司会:鶴埜 益巳
ひめぎんホール A会場(メインホール)
でもお待ちしております.
1日目 2010年10月1日(金)
8:40~9:40
教育セミナー①
「脳から見た動作分析」
講師:森岡 周
司会:鶴埜 益巳
ひめぎんホール A会場(メインホール)
でもお待ちしております.
広島国際大学公開講座「咲楽塾」講演
2010年8月28日(土)
15:00~18:00 東広島キャンパス 140名 無料 理学療法士、学生、一般
講演テーマ
「最近の脳科学と理学療法」
講演者
森岡 周(畿央大学大学院 健康科学研究科 教授)
お問い合わせ先
保健医療学部事務室
TEL: 0823-70-4541
2010年8月28日(土)
15:00~18:00 東広島キャンパス 140名 無料 理学療法士、学生、一般
講演テーマ
「最近の脳科学と理学療法」
講演者
森岡 周(畿央大学大学院 健康科学研究科 教授)
お問い合わせ先
保健医療学部事務室
TEL: 0823-70-4541
原稿用紙100枚と豪語して、
学術論文を200以上印刷して、
まさに温泉宿にこもるように高知に帰省しましたが、
やはり、本がなく、結局は10枚ほどで断念しました。
人間の感情というのは、ときに何かの障壁があったとき、
立ち止まってしまいます。
それを回避しながら、書くことももちろんできますが、
挑むものが大きくなってしまえば、フリーズが起こります。
学生たちもこのような障壁が起こり、立ち止まっているのだろうな、と自己の体験から思いました。
しかしながら、それでも前に進んでいると思い、
やっていないわけではない、そして、まだ他者への迷惑もかからない、
だとすれば、もう少しあわてず、スローな歩みでもいいから、少しづつ、書き進めていくことが必要だろうと割り切っています。
1日に原稿用紙80枚の時代もありましたが、年々、その速度は下がり、今はせいぜい10枚っていったところでしょうか。
それでも10日続ければ100枚になります。
なんとか、9月にはめどをつけたいと思いますが、講演が目白押しですし、
何よりも「ニューロリハビリテーションセミナー(臨床編)」を成功させ得なければなりません。
この資料が皆無であり、あすより専念したいと思います。
学術論文を200以上印刷して、
まさに温泉宿にこもるように高知に帰省しましたが、
やはり、本がなく、結局は10枚ほどで断念しました。
人間の感情というのは、ときに何かの障壁があったとき、
立ち止まってしまいます。
それを回避しながら、書くことももちろんできますが、
挑むものが大きくなってしまえば、フリーズが起こります。
学生たちもこのような障壁が起こり、立ち止まっているのだろうな、と自己の体験から思いました。
しかしながら、それでも前に進んでいると思い、
やっていないわけではない、そして、まだ他者への迷惑もかからない、
だとすれば、もう少しあわてず、スローな歩みでもいいから、少しづつ、書き進めていくことが必要だろうと割り切っています。
1日に原稿用紙80枚の時代もありましたが、年々、その速度は下がり、今はせいぜい10枚っていったところでしょうか。
それでも10日続ければ100枚になります。
なんとか、9月にはめどをつけたいと思いますが、講演が目白押しですし、
何よりも「ニューロリハビリテーションセミナー(臨床編)」を成功させ得なければなりません。
この資料が皆無であり、あすより専念したいと思います。