森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

第10回日本認知運動療法研究会学術集会

2009年06月30日 08時33分00秒 | 過去ログ
第10回日本認知運動療法研究会学術集会

テーマ:新しい時代のコペルニクスたち 
-認知運動療法から認知神経リハビリテーションへ-

期日:平成21年7月4日(土)・5日(日)
場所:神戸文化ホール(神戸市中央区楠町4丁目2-2)

7月4日 10:30 招待講演1「それでも脳は学習する」(公開講座)
-高次脳機能障害者の世界を語る-
 山田規畝子
フォーラム
 高橋昭彦(高知医療学院)
 富永孝紀(村田病院)
 中里瑠美子(東京都立豊島病院)
 森岡 周(畿央大学)



O Sole Mio !

2009年06月30日 00時12分54秒 | 過去ログ
先週の日曜日の深夜にイタリア・フィレンチェ空港に到着した。
時間はローマからの出発が遅れ、23時を大きく回っていた。
荷物が出るのも40分近く待つ。
イタリアの洗礼をまず受ける。

空港を出て、タクシーがまばらであるが何とかのり、
サンタマリアノヴェラ近くのホテルへ。
この当たりは留学中に滞在もしてるし、
その後、何度も訪れ、さらに町自体が小さいために
完全に身体に染み付いているので、
夜に到着してもOKだった。

翌日は、Doumoを観ながら優雅な朝食をとり、
ボローニャに向かおうとしたが、
ボローニャ経由ミラノ行きのユーロスターが
急遽、路線変更のためピサ、ジェノバ経由ミラノ行きに変わり、
民族大移動といわんばかり、
バスに乗り換えようと必死になったが、
あまりの多さにバスも一杯で結局学会の初日登録は断念し、
フィレンチェですごすことにした。
まさにイタリア洗礼。
こんなときはジタバタしてはいけない。
郷に入れば郷にしたがい、
「遊べばいい」
ベルギーでの強盗での災難に比べれば、なんのことはない。

日本ではありえないことだが、イタリアではしょうがない。
こんなにルーズなお国柄なのに
サッカーの組織戦術がなぜ機能するのか考察してみたいものだ。
階層が大きく分かれているのだろう。
日本のように中間層が汗水働くという図式はないようである。
汗水働くより、人生を豊に過ごす、そんなお国柄だ。
これは欧州の国に通じる。

昼休みは3時間ほど、そんなにあわてても仕事量は同じ。
そんな風潮が文化として根付いている。
しかし日本は日本。
しかし・・・いきぐるしいのであれば、少しは見習わねば、とも思う。

そんなわけで、このブログは、美的写真を列挙して終わろうと思う。

機内、そして、帰国するなり、締め切りを過ぎている論文を猛スピードでタイプし、
今日、送信した。
明日は明日で、これまた水曜日からの講演ロードのための資料を作成しないといけない。

時間は水のように愛おしい。

















































































ネット環境

2009年06月23日 22時40分43秒 | 過去ログ
学会でイタリアに来ていますが、
思うようなネット環境でないために更新できずにいます。
メールの確認もまばらで返信できないかもしれませんがご了承ください。
いろんな依頼(論文、書籍)原稿も書こうとしていますが、思うように進んでおりません。
迷惑をおかけしていますが、これまたご了解ください。
4年ぶりのイタリアですが、イタリアは変わらずです。
小さな店でも、そのままの店が、そのままあります。
その点が日本とは大違いです。

アクセル全開or全壊・・

2009年06月19日 23時59分45秒 | 過去ログ

木曜日は朝9時に奈良リハセンターの平沢OTに仕事を手伝ってもらいながら
来週開催される国際学会のポスターを完成させた。
そのあとは、同行する4名の先生方に印刷を任せ、
平沢OTを交え、2週間に一度の自閉症の症例(定例)勉強会を行った。
いつもどおり、つくだクリニックの井口STより症例が提示され
行動分析を試みる。
今回はアイコンタクトに関して議論になった。

13時に終え、井口さんに少し大学院の研究費関連の仕事を手伝ってもらいながら
そのあと、学科会議に出席した。

実習に関連すること、
そしてキャリア発展セミナーに関することなどが取り上げられた。
残念なのは昨年度就職して1年で病院を退職した者が2名もいたこと・・・
本人の問題なのか、はたまたこの業界の問題なのか・・
いずれにしても臨床家の先輩たちのしていることが夢を与えることが必要だと思う。
脳外科先輩医師の技術のように
先輩セラピストの技術は秀でてなければならない。
プロフェッショナルの魂があるのだから。

その後、大学院のM2のテレビ会議に出席した。
今回は湯川君と十河さんがOT学会のため欠席。
そのほかのメンバーで議論した。
吉田君のお子さんがかわいく眼をひいた。
テレビ会議は逆にフランクな感情が湧きたちいい。
日本の会議は概してフォーマルになりすぎな感がある。

熊谷さんから自閉症スペクトラムの視覚的注意の特徴が取り上げられ、
平松君からは擬態語の視覚的表示によって上肢の運動制御のパラメータの影響を分析した研究が取り上げられた。
これからの1か月が正念場です。
人の努力の3倍はしてください。
見えないところでの頑張り、踏ん張りに期待します。
私は自宅に帰ってからのPM11時からAM2時まで
学位論文を書くことが日課だった。
習慣化させれば何の苦もなくなる。
逆にその時間がいとおしくなる。

少々、叱りすぎたために反省するが、
プレゼンや研究は相手あってのものである。
相手のことを考える、
この原点をいつのまにか自己中心となり
盲目になってしまうのでここで手綱を引いた。
概して、「いっぱいいっぱい」になっています!
という言葉は自分よがりの何物でもない。
その言葉は、私は特に嫌いだ。
自分自身で自分の能力の限界を決めてしまえば
成長はない。
常にアクセルを踏み続けることだ。
人間はもっとたくましい生物だ。
豊かさを意識するあまりたくましさを忘れつつある。

発展途上の子供たちと入れ替わるか???
試練を彼らはむしろ喜びと思うよ。

本日は大阪女子短期大学の講義。
感情を生み出す脳、共感を生み出す脳を取り上げ、
それらを活性化させるために必要な文化・芸術・スポーツ・コミュニケーションを話した。

16時半に大学の研究室に向かわず、
自宅に帰り、明日締切の科研費の成果報告書を
5時間かかり仕上げた。
大学に向かうと、知らないうちに違う仕事になっているので、
研究は自宅でするようになった。

ギリギリの生活であり、
明後日のイタリアへのフライトの準備はもちろんのこと、
機内に持ち込む仕事の選別もできていない。
締切原稿が3つもあり(過ぎている・・・)、
なんとか機内でと思っているが、
本や文献を持つと重いのでPDFとしたいが、
それを読み込む時間もない。
明日が正念場である。

荷物は機内持ち込み主義なので何とかPCに情報を入れたいものだ。

理学療法学の総説論文、メディカルプレス依頼の共著はせめてもの
12時間のフライト中に仕上げたい。
そこしかフリーになる時間がない・・・
とにかく頑張ろう。


メールの返信ができずにほんとごめんなさい。

向こうでネット環境であれば返信致します。