森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

振り返り

2014年12月31日 19時32分13秒 | 日記



今年もあとわずかですね。
高知に帰省することができました。昨日帰国後の高速運転でしたが、実家に帰り、ほっと一息です。
さて、普段は頼りないセンター長ですが、ここぞとばかり仕事の振り返りを少し。。。プライベートはなしに、、
教育面では学部卒業生が3年連続で全員国家試験に合格したことにはじまり、現4年生が成長した姿で実習より帰ってきたりと、今年も学生教育が安定した環境で行えることができました。畿央の「学生―教員―事務員」一体となったチームワークの賜物ですね。大学院の方は博士の学位を2名(若田、平川)、修士の学位を7名が取得しました。また新たに博士課程に1名、修士課程に11名をむかえることができました。2006年度に大学院ができて、やっと院生同士のチームができたように思えます。この1年、彼らの成長を強く感じました。10年後、彼らはその分野でリーダーシップをとっていると確信しています。
研究面ではface to faceを意識したニューロリハビリテーション研究センターのハードが完成し、徐々に研究の水準があがってきました。2014年、私どもの研究センターからは国際論文(Brain ResやPLoSOneなど)が11編、国内論文(神経心理学や理学療法学など)は5編が世に出ました。トップジャーナルへの掲載も多くなりました。2015年へのランディングはできたように思えます。私は筆頭総説論文が1編と不甲斐ない年でしたが、みんなに救われました。著書の方は単著1冊(脳を学ぶーひとと社会がわかる生物学)、分担2冊を刊行しました。単著は編著を含むと2005年より毎年出版することを自分の責務としてやってきました。今年もそれができてなんとか自己に課した最低ラインのノルマを達成できたと思っています。また、仲間が表彰を3回(冷水、今井、今井)受けたことは、私たちの研究にとって励みにもなりました。あとは国内の様々な研究者や臨床家との共同研究がランディングできたことも翌年につながる研究の土壌ができた年であったと思います。また私自身は科研費の切り替えの年でしたが、脳卒中から疼痛研究への内容の切り替えでもあった年でした。
社会貢献面では私自身は講演を67本行いましたが、それよりも、今年もニューロリハビリテーションセミナー(基礎、応用、臨床、研究)、ニューロリハビリテーションフォーラム、そして社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会を無事に安定して行えたことにほっとしています。参加していただいた方々に本当に感謝しています。そして、今年は何よりも研究会をスタートできたことです。今後のセンターのあり方を考える上でエポックになったように思えます。快く引き受けてくれた講師の方々、そして演題を出してくれた方々、特にはじめて発表してくれた方々の意志決定に感謝です。行動(意志)に対して「ありがとう」といいたいです。さて、まもなく年越え。来年になって太平洋を眺めながら、2015年を企画したいと思います。
今年も皆様に支えをいただきながら、働くことができました。ありがとうございました!