森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

4月~7月の講演スケジュール

2012年04月30日 16時44分50秒 | インフォメーション

PeerLearning 公開講習会 講演
【日 程】平成24年4月14日(土)~15日(日)
     14日(土)15:00~19:00(4時間)
     15日(日) 9:30~12:30(3時間)
【テーマ】神経科学に基づくニューロリハビリテーション
     -脳損傷と慢性疼痛に対してー
【内 容】1)脳の機能解剖と高次脳機能障害
     2)脳卒中片麻痺における機能回復をもたらす3つの要因
     3)慢性疼痛の脳内機構と新しいリハビリテーション戦略
【講 師】森岡 周先生(畿央大学 理学療法学科 教授)
【会 場】NCサンプラザ(鹿児島市東千石町2-30 7階)
【対 象】PT・OT・ST・リハビリテーションに関わる方
【定 員】100名


福井医療短期大学臨床実習指導者会議 講演
テーマ:脳卒中後の運動障害に対するニューロリハビリテーション
講師:畿央大学 森岡 周
日時:平成24年4月21日(土)13:10~14:10
場所:福井医療短期大学 江上ホール


福井ニューロリハビリテーション研修会 講演
テーマ : 痛みに対するニューロリハビリテーション
講 師 : 畿央大学 健康科学部教授 森岡 周先生
日 時 : 平成24年 4月 21日(土) 16:30~18:00
会 場 : 福井医療短期大学 講義室(福井県福井市江上町 55 字鳥町 13-1 TEL:0776-59-2200)
受講料 : 研究会への入会希望者/2,000 円 今回のみの聴講希望者/1,000 円
定 員 : 100名(予定)


河内総合病院リハビリテーション科出張講義
テーマ:脳科学から考える早期リハビリテーション
講師:森岡 周(畿央大学)
日時:平成24年4月27日(金)17:00~18:30
場所:河内総合病院
対象者:河内総合病院スタッフ


ミヤタジュク 公開講演会
テーマ:脳科学からみた親子コミュニケーション
日時:平成24年5月3日 18:00~21:00
場所:ミヤタヤ(高知県高知市)
講師:森岡 周


長崎記念病院リハビリテーション部出張講義
テーマ:痛みの情動的側面
講師:森岡 周(畿央大学)
日時:平成24年5月10日(木)17:30~19:00
場所:長崎記念病院
対象者:長崎記念病院スタッフ



TAP研究会講演
講師 森岡 周(畿央大学)
テーマ:神経科学に基づく脳卒中リハビリテーション
開催日時 2012年5月13日(日) 10:00~16:00
開催地 臨床福祉専門学校 (東京メトロ 東西線 東陽町駅 徒歩10分)
対象 医療・福祉関係従事者


おかやま訪問リハビリテーション研究会 講演
テーマ その人らしさを引き出す脳科学
講師 森岡 周
日時 平成24年5月20日 10:00~15:30
場所 倉敷中央病院


ミヤタジュク 公開講演会
テーマ:痛みに対するニューロリハビリテーション
日時:平成24年5月20日(日) 18:30~21:00
場所:ミヤタヤ(高知県高知市)
講師:森岡 周


関節機能障害研究会 講演
日時:平成 24 年 6 月 3 日 (日) PM 13 : 30 ~ 16 : 30
場所 : エル大阪 http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
参加費 : 5 千円 申し込みは jointfunction@me.com までお願いします。
テーマ : ニューロリハビリテーションについて
講師:畿央大学大学院健康科学研究科
   畿央大学健康科学部理学療法学科 教授 森岡周 先生



石川病院リハビリテーション科研修会
テーマ:神経科学に基づいた脳卒中リハビリテーション
日時:平成24年6月9日(土)17時45分~19:30分
講師:森岡 周(畿央大学)
場所:石川病院(兵庫県姫路市)
対象:病院スタッフ


ハーティ臨床研究会 講演
日時:平成24年6月10日(日) 9:00~13:00
場所:ハーベスト医療福祉専門学校
テーマ:神経科学を用いた脳卒中片麻痺の病態解釈とリハビリテーション
講師:森岡  周(畿央大学)


Peach研修会講演
テーマ リハビリテーションに脳科学をどのように応用するか? -運動制御・感覚情報処理から運動イメージまで- 
日程 2012年 6月16日(土) 18:00~21:00 (受付17:30)
        6月17日(日) 10:00~15:00 (受付9:30)
講師 森岡 周 氏
(畿央大学大学院健康科学研究科 畿央大学健康科学部理学療法学科 教授/理学療法士)
会場  佐賀県鳥栖市内を予定


畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー基礎編
日時 平成24年6月23日・24日
場所 畿央大学


NDK研修会 講演
H24年7/1(日) 9:30~15:30
テーマ『神経科学に基づいた脳卒中リハビリテーション」
講師:畿央大学教授 森岡周先生
会場:横浜上大岡ウイリング横浜 12F・124号室
参加費10000円 銀行振込(今回懇親会はございません)


Active Step 研修会
平成24年7月7日~8日
テーマ:ニューロリハビリテーション臨床編
講師:畿央大学 森岡  周
場所:新別府病院(予定)


名古屋大学理学療法研究会 講演
日時:平成24年7月14日(土) 14:00~16:00
会場:名古屋大学医学部保健学科 東館大講義室
講師:森岡 周 先生(畿央大学大学院健康科学研究科)
テーマ:神経科学の所見を応用した臨床実践~中枢神経障害を中心に~


徳島認知神経リハビリテーション研究会 講演
テーマ:神経科学から考える脳卒中リハビリテーション~運動機能回復のための3つの手続き~
日時:2012年7月21日(土) 15:00~16:30(90分間 休憩込み)
場所:鴨島病院リハビリテーション室
講師:森岡 周 先生(畿央大学)


日本理学療法士協会 理学療法士講習会
日時:2012年7月22日(日)9:00~16:00
場所・会場 徳島文理大学
講演1 「身体知覚と運動学習(9:00~12:00、180分)」
講演2 「知覚・こころとリハビリテーション(13:00~16:00、180分)」
講師  森岡 周(畿央大学) 樋口貴広(首都大学東京)



再掲「一昨年7月7日のブログ」(一部改変)

2012年04月28日 19時09分21秒 | 日記
困難の度合いというタイトルのブログ

突然,脳卒中になって倒れ,志半ば目標が失われた人,それによって家族が路頭に迷ったケース.
突然,がんを宣告され,死の恐怖を感じている人,それにより愛すべき人を失う不安に苛まれたケース.
こうした方々に対して,自分は心底から共感することは難しい.
なぜなら,それに近い事態に巡り合っていないからです(母親が脳卒中で亡くなりましたが、路頭に迷うことはなかった).

しかしながら,その人たちと共に歩き,その後のプロセスについて共感することは可能と思います.

けれども,療法士自身が困難・苦労・不安など幾度とない経験をしていないと,一緒にこれらの方々と共同注意しながら立ち向かうことができないとも思います.

今,実習に行っている学生諸君は,社会という厳しさにおいて,困難という壁をつきつけられ,それと格闘しています.
しかし,そのような困難は,先に示した病気と闘っている方の困難・不安とは比べ物になりません.

わからない,できない,書けない,などと言っていますが,そのような困難度はみなさんが関わらないといけない人たちの度合いに比べ,とても小さなものです.
しかしながら,その小さい困難がこれからも幾度となくあらわれ,それを些細ながらも,そして小さいながらも乗り越えていく経験の繰り返しによって,
そのような人たちの苦しさは心からは共感できないが,理解しようとするこころは生まれてきます.

患者さんたちはリハビリに向かい,もっとよくなろうと懸命に自分に向き合っています.
その懸命さに比べ,学生諸君の懸命さはまだまだ足りません.
懸命に真面目に努力する,そうした姿勢の繰り返しが,自分の無力さを知るとともに,「無知の知」を生み出し,知らなければならない,もっと技術を高めなければならないという志向性を生み出すのです.

もう一度言います.みなさんの困難・不安は比べようによってはとても些細なものです.
それをすぐさま乗り越えられなくても,乗り越えようとする姿勢の繰り返しによって,経験が構築され,信頼されるセラピストへ進化するのです.
「わからない」「できない」はたまた「レポートが書けない(レポート実習は推奨してませんが・・)と嘆く学生たち,思うように「動けない」患者さんたちの真の苦しさがわかりますか?自分をプロテクトせず,前を向いてがむしゃらに,自分をさらけだし,できないことをできるようにするように懸命に努力し,わからないことに蓋をせず,生きていってもらいたいと思います.


涙の質を上げるよう,日々頑張ってもらいたい.



福井ニューロリハビリテーション研修会

2012年04月20日 11時59分37秒 | インフォメーション
福井ニューロリハビリテーション研修会 講演
テーマ : 痛みに対するニューロリハビリテーション
講 師 : 畿央大学 健康科学部教授 森岡 周先生
日 時 : 平成24年 4月 21日(土) 16:30~18:00
会 場 : 福井医療短期大学 講義室(福井県福井市江上町 55 字鳥町 13-1 TEL:0776-59-2200)
受講料 : 研究会への入会希望者/2,000 円 今回のみの聴講希望者/1,000 円
定 員 : 100名(予定)
申込方法: 件名を「福井ニューロリハ研修会の件」とし、必要事項( 1.氏名 2.施設名 3.職種
4. メールアドレス 5. 本研究会への入会希望の有無)をご記入の上、メールにて小澤(pt.ozawa@gmail.com )までお申し込み下さい。
締め切り: 平成24年 4月 15日(日) ※定員になり次第受付終了とさせていただきます。

peer learning講演

2012年04月13日 11時57分51秒 | インフォメーション
PeerLearning 公開講習会 講演
【日 程】平成24年4月14日(土)~15日(日)
     14日(土)15:00~19:00(4時間)
     15日(日) 9:30~12:30(3時間)
【テーマ】神経科学に基づくニューロリハビリテーション
     -脳損傷と慢性疼痛に対してー
【内 容】1)脳の機能解剖と高次脳機能障害
     2)脳卒中片麻痺における機能回復をもたらす3つの要因
     3)慢性疼痛の脳内機構と新しいリハビリテーション戦略
【講 師】森岡 周先生(畿央大学 理学療法学科 教授)
【会 場】NCサンプラザ(鹿児島市東千石町2-30 7階)
【対 象】PT・OT・ST・リハビリテーションに関わる方
【定 員】100名

心の理論の本質

2012年04月12日 11時07分14秒 | 日記
先日、4月2日の10時に募集を開始したニューロリハビリテーションセミナーは、20分程度ですべてのコースを締め切る事態になってしましました。
基礎編、応用編、臨床編は200名の定員ですが、多くの受講者が想定されることから、300名までとるようにしましたが、それでもこのような事態を招いてしまい、年度計画を考えていた方で、今回間に合わなかった方にはお詫び申し上げます。

もう1度、年度計画ですべてのコースを開催と考えたときもありますが、
大学の入試、オープンキャンパスなどのスケジュール、
そして講師陣のスケジュールを考えると難しく、
せいぜい1コースをと思っています。
ただし、これらのコース内容はある一貫性をもって構成していますので、
どこかだけチョイスするのを悩んでいるのも事実です。

応用編、臨床編のニーズが高いことは承知ですが、
基礎編があってこその応用編、臨床編でもあるので、
このあたりを悩むところではありますが、
どちらかの開催、あるいはその両者をミックスして、
独自の別の内容を提供するというのも考えています。

しかしながら、あとはスケジュールとのにらめっこですので、
それを年度で開催できるか、ここ数日考えています。


さて、今年度でニューロリハビリテーションセミナーは3年目を迎え、
次年度はこれを継続しつつ、
新たな展開も考えています。

継続することも大切ですが、
それがルーチンワークになれば、
劣化してきます。
劣化すれば、評判が悪くなり、
それは畿央大学の評判だけでなく、
ニューロリハビリテーション全体の批判にもなりかねません。

人間は非常に繊細かつネガティブな動物でもあるので、
自分が期待したことが提供されない場合、
そのもの(人、もの)を批判したり、否定したりしてしまいます。

そもそも人間の心は違うはずと理解していても、
自分と他者を対比して、
自分の願望が提供されない場合、
その他者を批判してしまいます。

大いにして、若いときにはこれがありますが、
あるところ、タームでその意識変革ができないと、
結果的につまらない人生を歩んでしまいます。

たとえば、病院での上司など、
若者が新しいものを提案したときに、
結局は自分の方向性とそれが違ってた場合、
それを否定してしまいます。

10代、20代の恋愛でもよくあることです。

一方、若手が上司に新しいことを提案してもつぶされ、
疲弊していくのもよくあります。

結論から言うと、他者にあまり期待しないことです。
この言い方をすると、誤解を招きそうですが、
自分が求めることを他者に求めても、
他者がそれを重要とは思っていないことは大いにあることから、
結局は意識のすれ違いで、それがストレスになります。


そもそも人間は違うのだから、
良きもあしきも、自分の弱いところを相手が補い、
相手の弱いところを自分が補うことにより
システムが成り立っていると思うのが肝要です。

私の以前の上司は管理に弱かったのですが、
それを補うように私が管理をしました。
多少、ルーズさに腹がたつこともありましたが、
その創造力は目を見張るものがあり、
それがあるから、自分は縁の下の力もちになろうと思っていました。

一方、現在は上司という立場になり、
方向性、創造性は後輩たちよりも優れている感覚はあります。
けれども、連絡などのルーズさが露呈してきました。
それを補うように後輩たちがその仕事をしてくれています。

人間には弱いところがある。
その一方で強いところがある。

弁がたつが、管理はない。
いろんなことの意見を述べるが、その具現化には弱い。

いろんな人間がいます。
だからこそ、ストレスになりますが、
お互い補完しあい、種が保存されているのです。
利己的であり、利他的、これは人間がそもそも持っている能力ではなく、
人間として社会を生きることによって、
つくっている能力なんだと思います。
関係性から生まれる意識の極みではないでしょうか。


話はそれてきましたが、
ニューロリハビリテーションセミナーに受講できなくて
残念だった人、後悔している人、そして、一部のシステムトラブルで腹が立っている人、などいたようですが、
それも自分の意識、
我々は最善のおもてなしをしようと考えていましたが、
ホームページのシステムトラブルなどで、
思うようにいかなかったこともありました。
決して適当になんてことは思ってなかったわけですが、

相手側からみるともっとサービスをと思ったことでしょう。
これも人間の意識と意識の違いであり、
これを埋めていくのが人間社会なのです。


心の理論とは相手の心を類推するということだけでなく、
自分のこころと相手のこころはそもそも違うということをメタ認知することです。
けれども、人間はいつしか後者を忘れてしまい、
自分の意識と相手の意識を同じと考えてしまい、
自分がこう考えているのに(自分がこうしているのに)なんであなたはこう考えないの!?(こうしないの!?)と思ってしまうのです。

そもそも違うと思えば、解決できることはいっぱいあるのです。


本日より受付開始!!畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー

2012年04月02日 07時29分04秒 | インフォメーション
平成24年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内




 脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorerabilitation)です。ニューロリハビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れられていないのが現状です。
 しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学では、一昨年度よりニューロリハビリテーションセミナーを開催し、セラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーとして、またセラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただいています。
今年度も、学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「実践編」の四つで構成しています。実践編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。
 ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について比較的精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げておりま

基礎編 平成24年6月23日(土)、24日(日)
定員200名/受講費10,000円   

応用編 平成24年9月29日(土)、30日(日)
定員200名/受講費10,000円   

臨床編 平成24年12月1日(土)、2日(日)
定員200名/受講費10,000円  
 
実践編 平成25年2月23日(土)、24日(日)
定員 50名/受講費20,000円   

http://www.kio.ac.jp/event/120217.html