2020.7.11 避難所運営の疲れの中で

避難所が開設されて、何日経つのか。

職員総出で交代しながら勤務している。

疲れが溜まり、頭が回らない。

地区のトラブル対応もあるのに、運が悪い。

しかし土俵際。もう後がない。

丸く収め、成功させないといけない。

だから、何とか作戦を立てて臨みたい。

避難者ゼロの体育館で、8時間過ごす。

体力温存のため、横になり半分過ぎた。

長いと感じる反面、この与えられた時間をどう過ごすか、ふと考えるようになった。

ほんの少しでも有意義なものにしたかった。

Facebookを開く。

意味なく並ぶ友達かもの顔ぶれ。

確かこれは電話番号からつながるものだと記憶していた。

だから次は電話帳を整理。

消去するときに、またふと思った。

今後、本当に連絡することはないのか？と。

あるとすればいつか。

来年か、再来年か？

10年後？20年後？

何の用で？

今私はすごく早いスピードで生活している。

それはこれからもまだまだ続くだろう。

そんな生活の中で、はたして電話帳に載っている人の、どれだけに連絡するのか？

旧友、同期、故郷の人。

きっと連絡することはないと確信できた。

だから迷わずどんどん消去。

そしてまた思う。

残された役所人生。

今のスピードで、ボヤボヤしてる暇があるのか？

担当地区のトラブル。

弱腰のままで悩んでしまう時間は有用か？

できると信じ、前向きに考えると、同じ時間が違わないか？

避難者ゼロの体育館。

与えられた8時間。

考える時間。

回復の兆し。

弱くない判断。

この貴重な時間に感謝。