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東証大引け 続落、FOMC前で持ち高調整売り 一時3万3000円割れも 国内株概況 2023年9月20日 15:24

2023-09-20 21:40:04 | 日記
東証大引け 続落、FOMC前で持ち高調整売り 一時3万3000円割れも
国内株概況
2023年9月20日 15:24


20日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比218円81銭(0.66%)安の3万3023円78銭で終えた。前日の米株式相場の下落で投資家心理が悪化し、東京市場でも幅広い銘柄に売りが出た。日本時間21日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、これまで上昇基調が目立っていた銘柄を中心に持ち高調整の売りも出やすかった。大引け間際には3万3000円を下回る場面もあった。

前日の米株式市場では原油高を受けて米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が広がり、主要3指数が下落。投資家心理の悪化で東京市場でも売りが優勢になった。米長期金利の上昇も相対的な割高感が意識されやすいグロース(成長)株の重荷だった。

FOMCでは利上げは見送られる見通しだが、参加者らの政策金利見通し(ドットチャート)やパウエル議長の記者会見への注目度は高い。会合後の相場下落を警戒して、持ち高調整の売りが出やすかった。大引けにかけて下げ幅を広げる展開だったが、日経平均の3万3000円は下値のメドとして意識されており、同水準の前後では売り圧力は弱まった。

東証株価指数(TOPIX)は反落し、24.30ポイント(1.00%)安の2406.00で終えた。JPXプライム150指数も続落し、終値は7.06ポイント(0.67%)安の1047.26だった。

東証プライムの売買代金は概算で4兆435億円。売買高は16億7453万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1581と、全体の8割強を占めた。値上がりは225銘柄、横ばいは30銘柄だった。

テルモとトヨタは下落。中外薬とコナミGの下げも大きかった。一方、アドテストとファナックは上昇。太陽誘電とミネベアも買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ブレント原油95ドル乗せ、ウォール街に投資戦略の見直し迫る 2023年9月20日 2:37 JST ブルームバーグ

2023-09-20 05:48:06 | 日記

ブレント原油95ドル乗せ、ウォール街に投資戦略の見直し迫る
Michael Msika、Alice Atkins
2023年9月20日 2:37 JST ブルームバーグ

ストラテジスト、エネルギー株の「オーバーウエート」推奨
ユーロと円、特に売られやすい地合い-バークレイズ

衰えを見せない原油価格上昇が世界的に投資戦略の再考を迫っている。

  航空株、石油輸入国の通貨、国債利回り。これらは北海ブレント先物が1バレル=95ドル台に乗った現実を反映し始めた一握りの資産クラスに過ぎない。一方、ゴールドマン・サックス・グループやバークレイズのストラテジストは、エネルギー価格ショックを受けた取引戦略を顧客に解説するマクロリポートを発表した。

原油続伸、北海ブレント10カ月ぶり95ドル-100ドルのリスク高まる

  サンソ・インベストメント・ソリューションズの株式・バランス資産運用責任者、ミシェル・メニゴズ氏は「最も明白な影響の1つは、原油高でインフレ鈍化のトレンドが狂い、中央銀行が市場が見込むほど早期に利下げを開始できなくなることだろう」と話す。

米FRB「宿敵」原油高に直面-成長圧迫、インフレ加速の両面で脅威

  以下、原油高に市場がどう反応しているか、4つのチャートでまとめた。
ドル高

Dollar Sees Boost From Tightening Oil Supply | Bloomberg's dollar spot index climbs in tandem with oil prices



止まらぬドル高、原油高騰がさらなる追い風に-ユーロと円が犠牲

  エネルギー高が為替レートに与える影響は、石油輸入国と輸出国の間で分かれる。バークレイズの為替分析責任者、テミストクリス・フィオタキス氏は「原油の供給ショックを受けて、ほぼすべての通貨が対ドルで下落している」と指摘。

  ユーロ、円、スウェーデン・クローナなどが特に売られやすい地合いにある一方で、ブラジルやカナダなど他の輸出国の一角は、市場全般を見舞う嵐を切り抜けられるかもしれないと述べた。
航空株

Air Freight and Logistics Stocks Hit By Rising Oil



  燃料価格の値上がりは航空各社の利益を圧迫しており、旅行・物流銘柄にも売りが及んでいる。10社で構成するS&Pスーパーコンポジット航空株指数は7月中旬以来20%下落し、ここ数カ月は特に下げがきつかった。

アメリカン航空、7-9月の利益予想を下方修正-燃料コストが上昇
欧州石油大手

Oil Is a Major Driver for UK Earnings | FTSE 100's EPS forecasts may be revised up relative to rest of Europe



  対照的に、欧州のエネルギー企業には大きな追い風が吹く。英FTSE100指数はエネルギー株が大きなけん引役となっている。FTSE100に占めるエネルギーセクターの比重は約13%だが、構成企業全体の2022年利益のうち26%をたたき出した。

  ウォール街ではエネルギー株の人気が復活しており、ゴールドマンやJPモルガン・チェースのストラテジストは「オーバーウエート」を推奨している。

  BNPパリバ・ウェルス・マネジメントのグローバル最高投資責任者(CIO)、エドムンド・シング氏は、今後数カ月はエネルギーが好調に推移し、出遅れていた石油大手への資金シフトが起こると予想。「そろそろハイテク株を手仕舞う時だ。例えばエヌビディア。決算後の動きを見ると、買いたい人はすでに全員が買っているようだ」と話す。
債券市場

Rising Inflation Expectations in Europe | Policy-sensitive two-year yield climbs as traders bake in higher inflation outlook



  高金利が長期化するとの観測を背景に、米国と欧州の国債利回りはじりじり切り上がっている。特に顕著なのが、エネルギー価格の高騰が産業のけん引役に打撃を与えるとの懸念が高まっているドイツだ。独2年債利回りは8月上旬の2.9%から3.2%に跳ね上がっている。

  TSロンバードのグローバル・マクロ担当マネージング・ディレクター、ダリオ・パーキンズ氏は「インフレの変動がなくならない」ことを、足元の原油高が市場にあらためて想起させていると述べた。

原題:Oil’s Ascent to $95 Is Changing Trades Across Wall Street(抜粋)

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米国株、ダウ反落 原油高でインフレ再加速に懸念 米国・欧州株概況 2023年9月20日 5:01 (2023年9月20日 5:13更新)

2023-09-20 05:36:14 | 日記
米国株、ダウ反落 原油高でインフレ再加速に懸念
米国・欧州株概況
2023年9月20日 5:01 (2023年9月20日 5:13更新)


【NQNニューヨーク=川上純平】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比106ドル04セント安の3万4518ドル26セント(速報値)で終えた。原油相場の上昇が続き、インフレ圧力が高まるとの観測が広がった。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念につながり、米株に売りが出た。

米原油先物相場は19日、主要産油国の減産に加え、米国産の落ち込みへの懸念が高まり、一時1バレル93ドル台後半と昨年11月以来の高値を付けた。原油は幅広い産業の原燃料となるため、物価上昇圧力が高まるとの見方が広がった。FRBが高い政策金利を長く維持するとの警戒感から、ダウ平均の下げ幅は300ドルに達する場面があった。

米債券市場では、インフレが再加速するとの見方から、長期金利が一時4.37%に上昇(前日終値は4.30%)した。米株の相対的な割高感が意識されたのも売りを促した。

FRBは20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。政策金利を据え置くとみられ、市場の関心は政策金利見通しやパウエルFRB議長の記者会見に集まる。パウエル議長が雇用や物価情勢をめぐってどのような発言をするのかが注目される。内容を見極めようと様子見の投資家も多く、取引終了にかけて株売りの勢いは鈍った。

個別では化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株に売りが出た。半導体のインテルが大幅安となり、テーマパークへの投資を拡大すると表明した映画・娯楽のウォルト・ディズニーの下げも目立った。半面、IT(情報技術)のIBMやスマートフォンのアップルは上昇した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比32.051ポイント安の1万3678.186(速報値)で終えた。