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米国発の景気沈滞恐怖…韓国株価2700割れ(1) 8/3(土) 12:50配信 中央日報日本語版

2024-08-03 13:23:13 | 日記
米国発の景気沈滞恐怖…韓国株価2700割れ(1)

8/3(土) 12:50配信
中央日報日本語版

韓国株式市場が「ブラックフライデー」を迎えた。12日、米国発の景気沈滞恐怖が金融市場に広がり、KOSPI(韓国総合株価指数)は前日比101.49ポイント(3.65%)下落した2676.19で取引を終えた。指数の下落率は2020年8月20日(3.66%)以来4年ぶりの最大、下落幅は2020年3月19日(133.56ポイント)以来4年5カ月ぶりの最大となった。KOSDAQも前日比4.20%下落の779.33で取引を終えた。

株価を引き下げたのは外国人投資家だった。韓国取引所によると、外国人は現物市場で8461億ウォン、KOSPI200先物市場で2兆1405億ウォンの売り越しとなった。特に人工知能(AI)と関係が深いSKハイニックスが17万3200ウォンで取引を終え、前日比10.4%も下落した。これは2011年8月18日(12.24%)以来の最大下落率。サムスン電子(-4.21%)、現代車(-3.75%)など時価総額上位銘柄の大半が値下がりした。

この日の株価下落は米国の製造業・雇用指標の同時不振が導火線となった。1日(現地時間)に発表された米国の先週(7月21-27日)の新規失業手当請求件数は24万9000件と、昨年8月第1週(25万8000件)以来の最多となった。米国供給管理協会(ISM)が集計した7月の製造業購買者管理指数(PMI)は46.8と、市場の予測値(48.8)を下回った。

ISMが集計した製造業PMIは3月(50.3)に50を上回ったのを除いて、政策金利引き上げが本格化した2022年11月以降ずっと50を下回っている。しかし先月の製造業PMIは予想よりも悪化し、昨年11月(46.7)以降で最も低い数値となった。通常、製造業PMIが42.5を下回れば、製造業はもちろん経済全体が収縮するとみる。

この日に発表された米国の製造業PMIは内容も良くなかった。製造業PMIを構成する5つの下位PMI(新規注文、生産、雇用、供給配送、在庫)のうち前月と比較して数値が上昇したのは供給配送(52.6)だけだった。実際、ISMによると、先月のPMIアンケート調査で多くの回答者は予想より景気が良くないと答えた。飲料およびたばこ業種のある回答者は「予想以上に売上が減少した。消費者が支出を減らし始めたようだ」と答えた。

製造業は雇用創出への寄与が大きい。このため製造業が沈滞すれば雇用減少→消費余力低下→景気沈滞とつながる可能性がある。実際、この日に発表した製造業PMIのうち下位項目の雇用PMIは先月43.4となり、新型コロナが本格的に拡大し始めた2020年6月(42)以降で最も低い数値となった。ISMによると、調査対象のうち人員を「削減する」という回答は「採用する」のほぼ2倍だった。


米国発の景気沈滞恐怖…韓国株価2700割れ(2)

8/3(土) 12:50配信
中央日報日本語版

予想以上に景気沈滞の兆候が強く表れ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が政策金利引き下げ時点を逃したという声も出ている。米金融情報会社のあるストラテジストは「製造業PMIが予想値より低いのは経済成長環境が冷え込んでいるというもう一つの信号」とし「FRBが7月に利下げを開始すべきだったという信号でもある」と述べた。市場ではFRBが9月に利下げ速度を高めるために「ビッグステップ(政策金利0.5%引き下げ)」を踏む可能性があるという見方も出てくる。

米国発の景気鈍化の懸念から世界主要株価指数もこの日、大幅に値下がりした。日経平均株価は5.81%、台湾加権指数は4.43%の下落となった。前日の米国市場でもダウ指数が1.21%、S&P500が1.37%、ナスダック総合指数が2.30%下がった。

キム・ドンウォンKB証券リサーチセンター長は「製造業指数と新規失業手当請求の余波が景気鈍化の懸念に広がっている」とし「利下げを控えた状況で『利下げは景気鈍化または沈滞』という公式がこのような懸念を拡大させている」と分析した。

景気沈滞恐怖と利下げ期待感から安全資産の債券の価格は上昇した。米財務省によると、1日、米国10年国債の利回りは前日比0.1%下がった3.99%となった。債券に対する需要が増えれば債券の価格が上がり、利回り(収益率)は下がる。

こうした中、米労働省は2日(現地時間)の雇用報告書で、7月の米国の非農業部門雇用が前月比11万4000人増えたと明らかにした。これはウォール街の予測値17万5000人を大きく下回る数値で、12カ月間の平均増加幅(21万5000人)を大きな差がある。7月の失業率は4.3%と、6月(4.1%)比0.2%ポイント上昇し、専門家の予想値(4.1%)を上回った。労働市場が悪化し、この日、シカゴ商品取引所(CME)フェドウオッチでは9月のビッグステップの確率が一日で22%ポイント上昇して61.5%に高まった。

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