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東証大引け 3日続落、金利上昇と円高が重荷 朝高後下げる 国内株概況 2023年9月11日 15:32

2023-09-11 17:29:23 | 日記
東証大引け 3日続落、金利上昇と円高が重荷 朝高後下げる
国内株概況
2023年9月11日 15:32

11日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、大引けは前週末比139円08銭(0.43%)安の3万2467円76銭だった。日銀の政策修正への思惑から国内長期金利が上昇し、値がさの半導体関連などに売りが出た。外国為替市場で円高・ドル安が進んだことも相場全体の重荷となった。

11日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが0.7%台と、2014年1月以来の高水準を付けた。日銀の植田和男総裁がマイナス金利解除のタイミングなどに言及したとの一部報道を受け、日銀が金融緩和策の修正に向けて動き始めるとの思惑が広がった。金利上昇が逆風になりやすいグロース(成長)株への売り圧力が強まり、相場全体を下押しした。金利上昇が事業環境にマイナスとの見方から不動産株も安かった。

日経平均は前週末の米株高を引き継いだ買いで高く始まったものの、ほどなく下げに転じた。午後には下げ幅を200円超に拡大する場面もあった。

金利上昇による収益改善期待から銀行株は軒並み上昇し、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGは年初来高値を更新した。

東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発し、終値は前週末比1.46ポイント(0.06%)高の2360.48だった。JPXプライム150指数は3日続落し、終値は前週末比5.12ポイント(0.49%)安の1035.83だった。

東証プライムの売買代金は概算で3兆1365億円。売買高は12億9346万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は944と、全体の約半分を占めた。値上がりは822銘柄、横ばいは69銘柄だった。

ルネサスや住友大阪、リクルートが下落した。半面、ソフトバンクグループ(SBG)や第一生命HD、関西電は買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕