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東証大引け 3日続落、452円安 米金融引き締めの長期化懸念やアジア株安で 国内株概況 2023年9月21日 15:19

2023-09-21 15:26:55 | 日記
東証大引け 3日続落、452円安 米金融引き締めの長期化懸念やアジア株安で
国内株概況
2023年9月21日 15:19

21日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、大引けは前日比452円75銭(1.37%)安の3万2571円03銭だった。米金融引き締めの長期化観測を背景に前日の米株式市場で主要株価指数が下落し、東京市場でも売りが終日優勢だった。中国の景気懸念を背景に香港ハンセン指数などアジア各国・地域の株価指数が総じて軟調に推移したことも重荷となり、午後に日経平均の下げ幅は470円を超える場面があった。

米連邦準備理事会(FRB)は20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2会合ぶりに政策金利の据え置きを決めたが、年内の追加利上げや2024年以降の利下げペースの鈍化が強く意識される内容だった。市場では想定以上に「タカ派」だったとの受け止めが多く、海外投機筋などが日経平均先物に断続的な売りを出した。

米長期金利が約16年ぶりの水準に上昇し、20日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数の下落が目立った。この流れを受け、東京市場でもアドテストなど値がさの半導体関連株が軟調に推移し、日経平均を押し下げた。

21日の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=148円台半ばまで下落した。円安・ドル高の進行を受けて輸出関連株の一角に買いが入り、日経平均は下げ渋る場面もあった。ただ、財務省による円買い介入への警戒感も根強く、円安を好感した株買いは続かなかった。

東証株価指数(TOPIX)は続落し、22.59ポイント(0.94%)安の2383.41で終えた。JPXプライム150指数は3日続落し、14.30ポイント(1.37%)安の1032.96で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆7397億円。売買高は15億6758万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1229と、全体の7割弱を占めた。値上がりは536、変わらずは71だった。

ソフトバンクグループ(SBG)や東エレク、太陽誘電が安い。ファストリやソニーG、TDKが下げた。ファナックや安川電、資生堂も売られた。一方、ブリヂストンや味の素が高い。三菱UFJや三井住友FGなど銀行株の上げが目立った。川崎汽や商船三井、東電HDも買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ続落し76ドル安 FOMC後に金融引き締め長期化意識 ナスダックも続落 米国・欧州株概況 2023年9月21日 5:30

2023-09-21 07:04:50 | 日記
米国株、ダウ続落し76ドル安 FOMC後に金融引き締め長期化意識 ナスダックも続落
米国・欧州株概況
2023年9月21日 5:30


【NQNニューヨーク=横内理恵】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比76ドル85セント(0.2%)安の3万4440ドル88セントで終えた。午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が広がった。米原油先物相場と米長期金利の上昇が一服したことで買いが先行していたが、FOMCを受けた売りでダウ平均は下げに転じた。

FOMCは市場の想定通り、2会合ぶりに政策金利の据え置きを決めた。参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では2023年末が5.6%と、年内に0.25%の追加利上げを示唆する水準を維持した。一方、24年末は5.1%と0.50%の利下げを織り込む水準となり、前回予想(4.6%)から切り上がった。

パウエルFRB議長がFOMC後の会見で足元の米景気の底堅さなどに言及し、追加利上げの可能性を否定しなかった。政策金利が十分に引き締め的な領域にあるかについての明言も避けた。市場では「会見がタカ派よりと受け止められた」(シーミス・トレーディングのジョゼフ・サルッジ氏)との声があった。会見後に米長期金利が上昇に転じたのも株式の相対的な割高感につながった。

FOMC前は買いが優勢で、ダウ平均は260ドル近く上げる場面があった。20日発表の8月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回った。グローバルなインフレへの警戒が和らぎ、米債券市場でも長期金利が低下する場面があった。米原油先物が一時、1バレル90ドルを下回り、原油価格の急激な上昇が一服したことも株式市場の投資家心理の支えとなった。原油先物は前日には93ドル台後半と、昨年11月以来の高値を付けていた。

ダウ平均では半導体のインテルやソフトウエアのマイクロソフト、スマートフォンのアップルなどの下げが目立った。一方、バイオ製薬のアムジェンや医療保険のユナイテッドヘルス・グループなど業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株には買いが入った。アナリストが投資判断を「買い」としたIBMも高かった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比209.058ポイント(1.5%)安の1万3469.128で終えた。動画配信のネットフリックスやネット検索のアルファベットが売られた。

英半導体設計のアーム・ホールディングスが続落し、前日上場した食品宅配サービス「インスタカート」運営のメープルベアも大幅安だった。