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東証大引け 4日ぶり反発、308円高 米株高と円安追い風 国内株概況 2023年9月12日 15:26

2023-09-12 21:03:43 | 日記
東証大引け 4日ぶり反発、308円高 米株高と円安追い風
国内株概況
2023年9月12日 15:26

12日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前日比308円61銭(0.95%)高の3万2776円37銭で終えた。米追加利上げへの警戒感が和らぎ、前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した。東京市場でも運用リスクを取る動きが優勢だった。外国為替市場で円相場が1ドル=146円台後半まで下落し、前日比で円安・ドル高に振れたのも輸出株を中心に相場の支えとなった。

12日午前の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時0.720%と9年8カ月ぶりの水準に上昇した。金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいグロース(成長)株には逆風で、日経平均は上げ幅を縮小する場面があった。その後、長期金利の上昇が一服すると日経平均は再び強含み、この日の高値圏で引けた。

市場では「円安基調が続くなか、2023年4〜9月期の企業決算発表で通期見通しの上方修正が増えるとの期待から、海外勢が先回りして買いを入れているようだ」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との声が聞かれた。海外勢は引き続き低PBR(株価純資産倍率)企業の改革に対する関心を持っていることも日本株への資金流入につながっているとの見方もあった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸し、19.43ポイント(0.82%)高の2379.91で終えた。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反発し、7.31ポイント(0.71%)高の1043.14だった。

東証プライムの売買代金は概算で3兆3837億円。売買高は13億6823万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1392と、全体の約75%を占めた。値下がりは389、変わらずは54銘柄だった。

ファストリとソフトバンクグループ(SBG)が高い。東エレクや信越化、NTTデータも上昇した。トヨタやホンダ、SUBARUなど自動車株も買われた。一方、アドテストが安い。IHIや三菱重、川重など重工株の下げがきつかった。伊藤忠や三菱商、三井物も売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


米国株、ダウ続伸 利上げ警戒和らぐ ハイテク株高も支え 米国・欧州株概況 2023年9月12日 5:02

2023-09-12 05:22:42 | 日記
米国株、ダウ続伸 利上げ警戒和らぐ ハイテク株高も支え
米国・欧州株概況
2023年9月12日 5:02

【NQNニューヨーク=川上純平】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比88ドル18セント高の3万4664ドル77セント(速報値)で終えた。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げへの警戒感が和らいだのが買いを誘った。大手ハイテク銘柄の一部が大幅に上昇したのも投資家心理を支えた。

FRBウオッチャーで知られる米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のニック・ティミラオス記者が10日付の記事で、FRBが利上げに慎重になりつつあるとの見解を示した。同氏は「FRB高官の金融政策に対する姿勢で重要な転換が進みつつある」と題した記事で、一部高官が過度の金融引き締めが経済や金融の混乱を引き起こすことを懸念していると指摘した。

消費関連を含む景気敏感株の一角が買われ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーと工業製品・事務用品のスリーエムが上昇した。機械のハネウェル・インターナショナルも買われた。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、電気自動車のテスラは大幅高だった。モルガン・スタンレーが投資判断を引き上げたのが好感された。買いは他のハイテク株にも及び、ダウ平均の構成銘柄ではスマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトの上げが目立った。

もっとも、ダウ平均の上値は重く、上げ幅を前週末の終値近辺まで縮める場面があった。13日に8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見の投資家が多く、一部銘柄には売りも出た。石油のシェブロンやドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス、スポーツ用品のナイキが下げた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比156.368ポイント高の1万3917.894(速報値)で終えた。