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『職員室と家庭訪問』

2023-04-18 07:07:07 | Weblog

昨年度から生徒が急増したことにより、教員も急きょ大量に採用されました。

職員室に教員が一同に入れないので別の2部屋も職員室に改築することで第3職員室まであるのです。

今年も新年度の初日に職員室内の席替えが行われました。

どの学校とも同じように、学年の島ごとに席が配置されています。

私の所属する島の1名分のみがうまく列に収まりません。

そこで、私のデスクだけが所属学年の列から僅かに離れた場所に一席だけ置かれています。

かつてのテレビドラマ的に言えば、「ショムニ(庶務2)」。

島で言えば、「竹島」。(韓国名:独島)

今までは何十年も間、職員室の自分の横の席、隣には誰かがいました。

何気ない日常の会話や、お隣さんの愚痴を聞いてきたのですが・・。

今回の席には両隣は存在しません。

寂しそうであると気遣って私に声掛けをしてくれる同僚もおりますが、実のところ、今の席は気にいっているのです。

今までは、後ろからノートパソコンを覗き込む暇な人もいたのですが、今度の席は、私の背後を通る人がいないのです。

壁越しの席ですから・・。

愚痴を聞く必要もありませんし、こちらとしては興味が湧かない問題生徒の行動にも耳を傾ける必要もないからです。

どちらかと言えば、快適な場所。

職員室内ではありますが、図書館内に設置された自習用デスクにいるような感じです。

ストレスが軽減されているようにも感じます。

大学の先生方のように研究室を持てることは理想ですが、ぜひとも今回のように一人一人、図書館の個人ブースのようにして欲しいものです。

 

話は変わりますが、小学校に勤務するSとの話からです。

この4月にSは品川区の小学校から新宿区の小学校へ移動になりました。

彼によると区による違いがあるようです。

品川区には家庭訪問が義務づけられていたのに、新宿区には無いそうです。

家庭訪問の代わりに、住居の場所確認をするそうです。

クラスの半数以上が新宿の高層マンションの居住者であれば、当然のことです。

いや、それよりも今だに家庭訪問をしている品川区の方が一般的には奇異かもしれませんが。

担任をしているクラスには、芸能人(子役)もいるそうです。

保護者会では○○というテレビ番組見て下さいと言われたとのこと。

同じ東京であっても居住地域による違いを再確認した次第です。

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