先日、自分の所属学年以外の生徒に向けて話をしてほしいという依頼があった。
その内容は、
おもしろい話を入れ込みながら
出来るだけ短時間(5分~10分)で
生徒をやる気にしてほしいというムリ難題。
断ると言う選択肢もあったが
学内のアイデアマンである依頼主Sの株を高めて上げるためにも
しぶしぶ承諾。
そして当日を迎えた次第である。
上級学年から見て
高校1年の冬休みにやらなければならないことなど私には解らなかった。
依頼主には、それがわかっていたのかもしれないが・・。
そこで、
疑うことの大切さ、
自ら調べ納得すること、
根本を知ることの重要性について話をした。
まず、冒頭は面白い?話で心をつかむことを試みてみた。
アイドル「ももいろクローバーZ」のメジャーデビューを知っていますか?という問いかけ。
それは、2010年なので、今年の暮れでちょうど3年目。
3年にしてNHK紅白歌合戦に出場なんですよという話。
これを我々、中年オヤジたちは「ももくろ三年」と言いますというつかみ、オチ?。
一部生徒と後方に腕組みをしながら立っている教員数名だけがクスクス反応。
私自身笑いのプロではないので、
殆ど知らない生徒たちを瞬時に笑わすことなど出来やしない。
反省、反省。
私の場合は3年ではなく8年はかかりそうだ。
次に納得して前に進むという話。
それは、「挨拶」を例として話を進めた。
先生に厳しく言われるから、
又は挨拶週間の設定がされているから挨拶をするのですかという問い。
そうしても「挨拶」は20%~30%しか活発化しないのではという問題提起。
そこで真偽は判りませんと前置きして
「握手」についての話をした。
米国人が握手をするのは、
手に銃を持っていませんよという表れ。
握手を交わすと言う事は、
お互いに危険な銃は持っていませんよという安全宣言。
日本人がお辞儀をする場合も、
お辞儀した状態では鞘(さや)から刀を抜けないという話。
ここでも自分は危険ではないということを表していると言う話。
海外に行って握手をする際に、
握手の根本の意味を知っていれば
その行為やその行為を行う際の気持ちも変わるでしょという話をした。
これらの話を無理やりに
「やらされるのでは、自ら行う」という話にまとめた次第である。
この集会後に責任者Kに挨拶に伺った。
彼からの一言は、
「大学の先生みたいでしたね。ああやって動きながら、生徒に話をすればいいんですね」
ポイントはそこかよと思いながらも儀礼的な挨拶終了。
このような依頼には絶対に応じないと決めた私でした。
*年内の仕事(冬期講習)は28日までです。それが終わったら清水の母に会いに行くつもりです。