余暇について考える時に、
カステラにあんこが挟んである和菓子をつい思い浮かべてしまう。
カステラ、あんこ、カステラ。
あんこ、カステラ、あんこ。
余った暇ではなく、レジャー。
労働と労働の間にあるレジャーでは
それが副次的なモノになってしまう。
レジャーが次なる仕事の活力復活やその為の休養ではなく、
レジャーが中心で、レジャーとレジャーの間にある仕事。
遊びの資金取得を目的とした労働もありえるはずと独り納得してしまう。
私にとってレジャーとは、
あんこなのか、それともカステラなのかは定かではないが・・。
早く、仕事からリタイアして好きなことをしたいと誰しも一度は考えるはず。
でも、高齢者扱いされてリタイアした後も、
時には労働したいと思うかもしれない。
最寄駅に貼られている一枚のポスターは、
シルバー人材センターへの登録を促す内容のものだった。
仕事内容は、清掃、植木の剪定、庭の草取り、洋服の補修などと
軽作業労働内容が書かれていた。
困ったな。
何年も年を重ねてきたが、庭木の剪定など出来そうにない。
困ったな。
何十年も屋内での仕事だったので
庭の草取りや交通整理をしたらそれだけで寝こんでしまうかも。
困ったな。
シルバー人材センターは私のことを必要としていないようだ。
クレージーキャッツの植木等風に言えば、「お呼びでない、お呼びでない。これまた失礼いたしました。」となってしまう。
地域への貢献、コミュニティーへの関わりは今後何らかの形でしたいのだが、
私に出来る事は何だろうかと考えてしまった。
・それは、祭りで神輿をかつぐこと?
ん~。それはムリそうだ。
担ぐことも担がれることも苦手だし、
なによりこう見えても重い物を持つのは苦手だから。
・それは、夜間に拍子木をたたきながら町内をまわること?
ん~。これもダメそうだ。拍子ぬけしてしまいそう。無理だ!
これは、とてもとても私にとって難しい問題である。